感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

願わねば叶わない「夢」と動かねば届かない「今」

2014-08-02 23:59:59 | 住宅リフォーム工事物語
週末の土曜日は生憎の天候だった岡山・倉敷。

本日予定していた、笠岡市での倉庫修繕工事はこの天候の為に順延となってしまい段取りが大きく変わった朝。

其々が臨機応変に今日の予定を変更して取り組んでくれている事を確認したら、私は倉敷市玉島まで移動。

今日は急遽、依頼のあった建具の戸車交換と出窓からの雨漏り調査が主な内容。

建具の戸車は一般的な商品だったので何なし交換完了、しかし出窓付近からの雨漏りは・・・マンションの5階と言う事で一人では調査は危険と改めて出直す事にさせていただきました。

その後は一回、会社に戻って「しんちゃん」と一緒に鴨方町で雨漏り修理の依頼を受けて現地確認。

今回は母屋と離れとの取合い部分の屋根に問題あり。

通常は谷(たに)と呼ばれる部位を板金で作り雨が漏れるのを防ぐのですが・・・

こちらのお宅では、この谷の部分の施工ミスが原因だと断定。

直すには一旦、取合い部分の屋根瓦を撤去せねばならず、余分な費用が必要となりますが、それでも先何十年も雨漏りなしの施工を目指せば応急処置では成らない事は確か。

先ずはお見積書からのお届けと手順を踏んでの進行となりますが、お客様どうぞ宜しく御願いします。

さて、その後は会社に戻り、夕方からはリノベーション工事を計画しているお客さんの所へ見積提出。

予算のあっての事とは思いますが、安かろう悪かろうでは家族の安住の場所でもある「家」は為らないのは承知の上。

今までと変わらぬギコチナイ語り口調で今回の見積書の内容をご説明させていただきましたが、何処まで自分たちの想いが伝わったのかは私には解かりません。

それでも協力業者さんたちと何度も現地に足を運び、試行錯誤の上での「家づくり」の計画だけに、この思いが伝わればきっと新しい物語が幕を開けると信じています。

写真は倉敷市庄新町で泥だらけになりながらもユニットバス設置に向けてのコンクリートを打設して加工場で片づけをしてくれていた「小野くん」と「信くん」。

彼らの努力が報われるようにと、私にしか出来ない事を考え行動することで彼らの想いに応えたいと・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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