感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

10年、20年、30年先を見越せる視野を・・・

2014-01-07 19:33:38 | 住宅リフォーム工事物語
昨日に引き続き今日も総社市総社の増築工事現場で汗を流す一日に・・・

連休明けという事もあり一気に疲労が溜り思うように仕事が捗らないのは夕方からのデスクワーク。

図面の修正に見積作成とやるべき作業は山積みですが、今夜は早々と帰宅したい気分で先にブログの更新。

現場の方では外部足場の組立作業が行われる中、私たちは増築部分の基礎の型枠組みに没頭した一日。

平屋建てという事ですが、多くの職人さんたちが乗るであろう外部足場は熟練の鳶職人さんと若手の鳶職人さん二人で組み立ててくれています。

私が大工に弟子入りした頃には住宅の外部足場といえば丸太を組み合わせて作る丸太足場だった事を思えば、最近の鋼製の足場は非常に安全で作業性も良いのは大きな利点。

当時を振り返れば丸太足場組みと言えば自分たちで行っていたのですが、6mほどの丸太を百本以上をトラックに積み現場で出かけていた記憶が・・・

特にロープを掛ける時には何度も締め直さなければトラックが走行している最中の振動でロープが緩み丸太の落下の恐れもあるので注意しながら運転していたのが印象深い記憶。

もう20年近く前の事で記憶も曖昧ではありますが、丸太を持ち上げ番線と呼ばれる太い針金で丸太同士を固定しながら組み立てる丸太足場・・・

現在に成って思えば、良くもあんな足場を組んでいたのだと思いながらも、よくも丸太の上で外壁下地などの作業をしていたのだと自分自身で感心してしまいます。

建築業界も正に10年ひと昔、今になって10年・20年前を思い返せば驚く様な事が沢山在るのは業界の進歩でもあるでしょう。

其れでも常にお客さんには10年、20年、30年先と未来の「家」のあり方を提案していかねば成らないのは住宅業界の難しい所でもあるようです。

さて、私たちの基礎の型枠も鉄筋組立てに型枠組立てと順調に工事は進み次はコンクリートの打設に備えますが、明日からの天気予報にコンクリート打ちの作業は少し先の事に成りそうなのは致し方ない所。

取り敢えず今週の工事進行具合が今後の工程を優しくも厳しくも大きく左右する事から明日は天候に関わらず内装の解体工事に励む予定。

週末からは三人で行っているこちらの現場とは別に此処に担当する現場に入る予定もあり、三人一緒に仕事出来るのは明日と明後日。

この二日間の時間を大切に使い、少しでも工程に余裕を持たせて置きたいものです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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