感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

同じお客さんから2回以上の仕事の依頼を受けることの意味

2013-12-06 20:29:17 | モノづくり挑戦物語
今朝は「しんちゃん」、「まっちゃん」は昨日から工事をしている岡山市北区の物件へ向った様子。

そんな中、私は業者さんへ工事注文書を送るために注文書類を作成したり、経理の仕事を進めたりとデスクワークに取組んだ午前中。

何分にも年末が近いと言う事もあり、するべき仕事は山積み。

其れでも終わりがある筈とひとつ、ひとつ、丁寧に終らせて行く事が一番大切なことなのでしょう。

さて、午後からは少し気分転換に塗装屋さんと現場を確認するために外出、やはり現場の空気は何より心地よい。僅かな時間の打ち合わせでしたが実際に現場を見てもらう事で工事の内容を具体的にイメージしてくれた筈。

その後は昨日、トイレのボールタップの取替えをさせていただいたお客さん宅に集金に立ち寄ります。

当社では基本的に工事代金の支払いは銀行振り込みをお願いしていますが、其れでも銀行まで行くのも年配の方にはひと苦労な事だと思います。

そんな苦労を少しでも解消すべく呼んでくださればれば伺うので遠慮なく声してくださいね。さて、別れ際に「近いから頼りにしてるのよ」とありがたいお言葉をいただく事ができた事は本当に幸福。

最近では近所に工務店があっても、電話帳、ネット、雑誌、口コミなどで他の業者を探される事があたり前な建築業界なだけに、単純に「近いから」と言う理由で毎回、当社に頼んでくれるのは本当にありがたい事。

一般的に新築、増改築、リフォーム、そして家のトラブルなどは業者に依頼する訳ですが、その業者探しに困っているお客さんを多く見てきました。

業者に依頼する場合、予め様々なツールを使って業者の「技術力」や「価格」、「アフターへの対応」や「担当者の人柄」、「建築に対する価値観」などを詮索するのでしょう。

多くの建築業者の中から、お客さんが独自で調べた結果をもって、これらの項目の基準を上回っていると判断して依頼する訳ですが・・・

実際に工事が始まって進むうちに、自分で調べた情報を食い違いが出てくるとお客さんは疑心感を・・・

此れは建築業者側の宣伝方法にも問題があるのでしょうが、一度疑われてしまうと工事の終わりまでの期間でお客さんの気持ちを払拭させることは本当に難しいのです。

結局、お客さん側は疑ったままのモヤモヤとした気持ちのまま竣工を向えてしまうと、この先に同じお客さんから二度目の仕事の依頼が入ることはありません。

「同じお客さんから2回以上の仕事の依頼を受けること」

此れが商売の鉄則であり、其処には嘘や偽りがあっては決して成らないことで、1回の出会いを如何に大切に想い、仕事、家づくりに反映させるかと言うことなのかだと感じます。

本当にお客さんを想えば、その一回の出会いを私たち業者側が本当に大切にせねばなりません。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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