活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

痛烈批判

2017-09-25 | 徒然なるままに・その他雑談
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


今回は、あらかじめお断りしておきたいのが、かなり痛烈なことを書いています。一部の方々にとってはリスクにもなりかねない内容です。

それほどの事なので、書こうかずっとためらっていたのですが、やはり事実は事実として皆様に知っていただいたほうが良いと考え記載しました。そして、そういった社会を変えていきたいと言う私の悲願を知っていただきたいと思って記載しました。


それでは、これから本題を記載していきたいのですが、本当に痛烈なことが書いてありますので、心を病まれている方は絶対に読まないでください。これは注意です。




それでは、記載していきます。


高校3年生になったとき、支援校にて

「自閉症の人は20歳過ぎたら能力が下がっていくから、働かないに越したことは無い。就労支援とかは大変だから生活介護が一番良いんです」


と、言う趣旨の話があったそうです。


いい加減にしなさいって!!!て感じですね。しかも、複数の高校で同じ話を聞きましたよ。私と部下が見ている教え子が言われたのであれば、申し訳ありませんが直接学校にお伺いして、直接話を聞かせていただきますのであしからず。


いやはや本当にあきれ返りますね。どこにそういった科学的根拠があるのか…。

じゃあ聞きますが、何故ノースカロライナではTEACCHプログラムで成人自閉症者の9割が就労出来ているんでしょうかね(私が研究生だった当時、重度自閉症者の8割が就労出来ているという報告データがあった)?能力が退化するんでしょ?(爆笑)…いや…笑い話にもなりませんね。ばかばかしくて!



頑張って就労出来た私の教え子は何だったのだろう?奇跡なのか!?(爆笑)



大っぴらにそんなこと言ったら叩かれますよね~だから言わないんでしょ?親に「こそこそ話」で話すんですか?親がなんも分かってないって?笑わせないでいただきたい!!!


まぁ~頭にくるわ…何件もそんな話を聞いたから、そういうことを言う先生(先生じゃないよねそんな奴)いるのはまぁ事実なんでしょうな。


本当の事なら別に頭に来ませんよ。しかし、それは嘘だから。科学的な証明もないし、実際に海外で成人以降で働いている人なんて五万といるからね!!!当たり前だけど。




ここで言いたいのは、「言われてしまっている」方はきっと多いから、そんなことは無いよ!って言いたいです。
そして、まだ「言われてない」方は、この記事の一部だけ見て悲観しないでくださいね。その情報は間違ってますから。繰り返しますが、間違っています!


この可笑しな社会を変えたくて就労先を作ったのですよ!うちで訓練している成人の利用者が、このままいけば来年の暮れ位から働けそうです。20歳から退化するんでしょ?楽しみにしといて欲しいですね!!!!!というか、既にその方20歳超えてますけれども…。


確かに、就労は日本の課題で、質の良い支援者が少ないから、長きに渡って就労先に「通う」ということ自体がそもそも大変になってくることがあると聞きます。
しかし、術者の質が高く、親とも十分に関係が作れれば、すなわち「個」を取り巻く「環境」が良ければ(個と環境の相互作用と言います)しっかり働くことができます。

すなわち、子どもの能力ではなく、日本の就労と言う制度と環境面が伴っていないだけなのです。


私は、私の言っていることすべてが正しいとは一切思っていません。いろいろな考え方があるし、それでよいじゃないですか。
しかし、今回の事は許しません。間違っていますから。だから、迷いましたが、書かないわけにはいかなく、書かせていただきました。




今回の文章表現で不愉快に持った方がいらっしゃるのなら、ごめんなさいね。

しかし、現在の日本の障がい者の就労を変えたいので、どうかご理解くださいね。


断言できることは、必ず今の状況は変わります。5年、10年後から見たらかなり変わっていることでしょう。私も微力ですが、改善に貢献したいと考えている一人です。仲間達と頑張っていきます。


どうか、応援してくださいね。ヘイトはできればやめてね(汗)。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

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