活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

11月14日稲田小学校中央支援学校分教室にて講演会の講師を担当します

2019-07-29 | 研修・講座・講演会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、表題通り、11月14日10:15~12:15、講演会の講師を務めます。


内容は「就労と家庭内療育」です。


概要

『一般社団法人てんとうむし』における「就労訓練」が2年前から開始され、当時の訓練生は調理工程を獲得することができ、関連会社である『株式会社がじゅまる工房』への就労が実現しました。

ここでの就労の定義は、その地域における最低賃金を得るということです。

『てんとうむし』の「就労訓練」は、保護者参加型によるもので、保護者の方がお子さんへ指導の一部を家庭内で行っていくことをお約束いただくことが、訓練を受ける条件となっています。
その結果、お子さんは当初目標としていた調理工程を獲得しただけでなく、ADLの確立、QOLの向上を図ることができました。その一部はビデオでもお見せすることができます。

この試みは、保護者の方と協力すれば、対象者が成人であっても、具体的な訓練の結果が出て、重度の障がいがあっても、就労が実現することができるという考えのもとに行った活動であります。

上記に挙げた仮説は、アメリカのノースカロライナにおけるTEACCHの成功の理論として考えられます。

保護者の方は、「家庭内での過ごし方」「問題行動」「できることを増やすという願い」等があるかと思います。実際に、家庭内でのより望ましいかかわりが一定の効果がある事自体はご存知な方も少なくないかと思います。
しかし、その先の(成人期以降)選択肢が限られていれば、きっと取り組むモチベーションも下がってしまうことと思います。

そこで、家庭内でのより望ましいかかわりが、就労という選択肢につながっていくということを実感していただき、そのためにどういうことをしていけばよいのかを、就労訓練のビデオやその他の指導ビデオをご覧いただきながら、お話ししていきたいと思います。


というような内容を予定しています。




当会の利用者の方々の後押しがあって実現したと存じております。恩は忘れません。心より御礼申し上げます。

これまでに、稲田小学校では「3回」(今回で4回目)親の会にて、中央支援学校本校では「2回」家庭教育学級の名で講師を担当させていただいています。

それも皆、てんとうむしに協力しようと考えてくださった保護者の方の想いにより実現したことです。心より御礼申し上げます。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。



こちらもぜひご覧くださいね。
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