「自由の哲学」ノート

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唯一者とその所有 メモ 第一編/人間編 旧時代と新時代の人々 古代人

2013-08-29 21:17:28 | 「唯一者とその所有 」シュティルナー
かくして古代は物の世界、世界の秩序、全体としての世界とともに終結する。

しかし世界の秩序、或いはこの世の物には単に自然が付属するばかりではなく、人間が自然によって置かれて彼自身を見る、あらゆる関係、例えば、家族、社会…約言すれば、いわゆる「自然の羈絆(きはん)」が属する。

精神の世界と共に基督教がそれから始まる。

今なお武装して世界に面する人は古代人、…異教徒(その階級に猶太人も亦、非基督教人として、属する)

…である。

自分の「心の楽しみ」自分の興味、自分の同情、自分の…精神以外の何者によっても指導されない人間は近代人、基督教者である。


古代人が世界の征服に向かって働き、そして人間を他の物との関係の重い桎梏から解放することに努力した如く、遂に彼らは又国家の滅亡と全ての個人的の物に重きを置くようになって来た。

勿論社会、家族等は、自然関係として、自分の精神的自由を減少する厄介な障害である。

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