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【京都幕間旅情】藤森神社-紫陽花祭,神功皇后三韓征伐社殿を前に欧州極右の躍進と停滞の流れを考える

2024-07-10 20:24:30 | 写真
■多文化時代のなかで
 紫陽花はちょうど見ごろなのですがこの湿気が凄い事になっている中で噴き出す汗だけがどうにもならない事に苦笑しつつ参拝のあゆみをつづけましょう。

 藤森神社、紫陽花祭の際に参拝へと詣でたのですが、ちょうど学区の祭事ということで和やかな雰囲気と子供たちの活気とで、もう少し人がいないと思っていたものですから、意外に思いつつ、しかし大事にされているなあ、とちょっと心和みました。

 神功皇后の三韓征伐、その際に創建されたという神社なのですが、この祭事の頃、対馬の和多都美神社で、韓国人観光客出入り禁止、という話題がありまして、なんでも観光客迷惑行為が続いたための措置だという。出禁は厳しく見えるが、放置すると。

 日本の歴史を見てゆきますと思い出されるのが、我慢の限界を超えるまで我慢を続けて、やめろ、という主張や、主張を続けることで生まれる対立を避けようとする融和路線により、結局事態が看過できないところまで悪化させたことが何度もありまして。

 多様性とか寛容、というのは、対立を避けるということを物事を解決するために努力を傾注するという過程を省いてしまって、見ない事にして解決するよりも自然収斂する事を期待する事なかれ主義をそのまま、寛容、の定義に当てはまると言い換えただけにも。

 解決するための努力は、成功しなければ深刻な対立となりますが、解決しようとしないところに、異なる常識の土台が、相手は留意しているつもりでも踏み込み過ぎてしまい、若しくは一過性の事だろうと継続することで、決定的な破綻が生まれることが。

 NHK報道などをみていまして、この藤森神社の話題をまとめていた際に国際報道似て話題になっていましたのは、フランスにおける極右台頭、というもので議会選挙において優勢を誇りマクロン大統領の呼びかけで左派連合が結成されたことでした。

 極右の台頭、フランス議会選挙での最初の流れを報道で見まして、すると今紹介する話題の次はン本の神社仏閣と併せて極右の話題を考えなければならないなあ、と思いつつ静かに七夕のフランス議会決選投票を見ますと極右の失速が凄いことになった。

 極右の失速、記事の話題を考えて掲載の時期を待っている間に対等が失速になってしまって、まるでアクロバット飛行、掲載する順番は決まっているものですから、勇み足で文章だけ作成していたらとんだドン・キホーテぶりをさらすところだった。

 フランスの極右、しかしどうしても、極右というと認識する人物像と国民戦線、最近は国民連合というのですけれども国際連合と字面が日本語の場合は似ているので困惑して国民戦線と読んでしまう、この実物像が日本から見ると、あれでもなのか、と。

 移民規制や国籍取得を日本やスイス並みに強化する、国民戦線時代に国民戦線の創設者マリールペン氏が表明していたものでした、あとは自主防衛、フランスは核兵器国ですから全く不可能とは言い切れない、EU離脱、イギリスがやったやつ。治安強化、など。

 日本並みに強化する、という主張を国民戦線が行っているところを観ましたら、つまり、そういうことなのか、と。無理に多文化共栄を始めますと摩擦を生んでしまう、無理のないように、と収斂したのが日本、同じことを言えば極右扱いがフランスなのか。

 少子高齢化と呼ばれる時代に、今後ますます外国人材や移民の議論が広まってゆき、此処で無理な多文化共生を行った場合には今後日本で極右思想が、と危惧しかけたところに多数の小学生の社会見学の行列が続き、早計なのかなと少しだけ安堵した次第です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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