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【京都幕間旅情】東海道新幹線N-700系,ドクターイエロー廃止方針と次の検測は既存車輛を利用

2024-07-14 07:00:07 | コラム
■ドクターイエロー
 NHK報道で少し驚いた。

 ドクターイエロー、いよいよ数年内に廃止の見通しが出てきた、というNHK報道には驚きました、てっきり黄色いN-700系が開発されてドクターイエローを引き継ぐものと思っていましたから。ドクターイエロー、通過駅や停車中など、何度か見た事はある。

 N-700Sなどに標準装備されている計測装置を今後はドクターイエローに切り替えて、営業運転している車輛がそのまま架線や線路状況を計測するという、要するにマイモ化といいますか、数の検測で精密よりもきめ細やかに今後は新幹線を検査してゆく事となる。

 専用車両でなくとも計測できる、ドクターイエローの目的は破損する前に破損する直前の異常を見つけ出す事にある。これはAI人工知能という発想が誕生する前から、過去の破損前兆を巨大なデータベースとして蓄積したものから判断する、その頻度が高まる。

 しかし、営業運転している車輛の一編成を黄色く塗って、ドクターイエロー的な普通の営業列車として運行してはどうかと思うのです。いや、その車両も検査装置を標準装備しているのだからドクターイエローの運用を引き継いでいるということは間違いではない。

 なんのために、と思われるかもしれませんが、要するに“この電車に乗りたい”という旅客移動の際の子供も大人も好奇心特別感高める事に、一編成だけドクターイエローの塗装を引き継ぐ事に意味はないかな、と思うのです。リバイバル塗装というか特別塗装なのか。

 ドクターイエローの塗装の車両、固定編成でなくとも定期検査の際に塗装変更する形にして、営業運転している車輛の一編成をそういう塗装で運行する事は、好奇心と同時に東海道新幹線の安全への取り組みを内外に示す事にもつながると思うのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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