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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和四年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2022.07.16-2022.07.17)

2022-07-15 20:04:20 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 祇園祭が京都の街中に還ってきましたがCOVID-19も猛烈に戻ってきました今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか、土曜日日曜日の行事紹介です。

 今週末の自衛隊関連行事は海上自衛隊関連が目白押しとなっています、展示訓練に航空基地祭に艦艇広報、COVID-19の爆発的感染拡大という緊張が続くところですが、まだまん延防止等重点措置等の要請はありません、ただ、第七波の感染拡大は異常といえる規模ですので、感染対策と行事の両立を可能と出来るのか、試されているということでしょうか。

 舞鶴展示訓練、海上自衛隊として2014年以来の地方隊展示訓練となります。実は観艦式の行われない年度には地方隊展示訓練は陸奥湾展示訓練や石狩湾展示訓練に美保湾展示訓練や若狭湾展示訓練と広島湾展示訓練や大阪湾展示訓練に伊勢湾展示訓練と駿河湾展示訓練に仙台湾展示訓練、全国の地方隊がミニ観艦式というべき展示訓練を実施していました。

 若狭湾での展示訓練、総監部広報推進室の方によれば感染対策を徹底しており、乗艦させる見学者数や地域についても配慮しているとのことですが、この開催は自衛隊国際観艦式挙行の年度に実施するという異例のものでした、しかし、この開催には前総監である伊藤弘海将、現在は呉地方総監に補職されていますが、その決断があったとされています。

 伊藤弘総監時代、伊藤海将は京都新聞の取材に対し、コロナ禍において日曜日の艦艇広報が中止されており、国民の皆様に海上自衛隊を見てもらう機会が減った、としまして2021年の段階で舞鶴展示訓練を来年度に実施する、と発表しています。2022年度は自衛隊観艦式実施予定年度である為に、関心を持って見守っていましたが、実現したかたちです。

 下淳市総監、現在の舞鶴地方総監が人事発令となりましたのは今年3月末、着々と準備しまして、6月12日の応募締切には大変な応募があったとのこと。なお、呉地方総監に補職となりました伊藤総監は、呉地方隊において日曜日の艦艇広報を再開、後方とは平時の実戦であるという言葉があるそうですが、広報重視の姿勢を西日本で響かせている訳ですね。

 展示訓練は、2016年の熊本地震により艦隊が災害派遣により過剰勤務状態となり、艦隊を休ませよとの海幕長指示を受けてのものとされています、しかし、災害派遣の他に平時の警戒監視任務など、継続的に海上自衛隊の厳しい勤務環境は続きまして、しかも2019年自衛隊観艦式は台風の直撃を受け中止、体験航海を伴う展示訓練は本当に久々といえるのだ。

 公募は終了しています、ただ、舞鶴展示訓練は土曜日を挙行予定日とし日曜日を予備日としています、抽選に応募されても当選を逃された方は、舞鶴基地からの艦隊出航だけでも見てみますと、なるほど普段は中々見られない規模の艦隊出航を見る事ができるでしょう。前島埠頭や舞鶴親海公園に五老岳展望台、艦隊出航は案外多くの場所から見る事が出来る。

 小松島航空基地サマーフェスタ2022、17日日曜日には徳島県の海上自衛隊小松島航空基地、第24航空隊のSH-60哨戒ヘリコプター部隊が展開する航空基地が三年ぶりの一般公開を実施します、航空機展示や装備品展示に消防展示など、そして陸上自衛隊第14音楽隊による演奏も行われます、公共交通機関もありますが450台分の駐車場も準備されるとのこと。

 第24航空隊のSH-60哨戒ヘリコプター部隊、航空隊司令部庁舎は旧海軍時代からの建物という事で歴史的価値もありますし、昭和南海地震に耐えた建築物でもあります。どうも飛行展示等は行われないようですが、前は徳島駅から路線バスも運行されていまして、中々楽しかった記憶もあります、和歌山から南海フェリーというのも、愉しいのかもしれない。

 姫路港補給艦ましゅう一般公開、16日土曜日と17日日曜日に予定されていまして、山陽飾磨駅からシャトルバスが運行される。新潟東港イージス艦きりしま一般公開も16日土曜日と17日日曜日に予定されている、会場は新新バイパス蓮野ICから国道113号を新潟港方面へ向かい、東港地区の方へ左折した先とのこと。艦艇広報は夏を迎えていよいよ本番だ。

 祇園祭も山鉾巡行が行われるこの週末ですが、しかし忘れてはならないのが感染対策で、以上といえる規模で再拡大を続けています、まだ行政からの行動制限は行われていませんが、このまま拡大し、相応に重症者が増えるならば政治は厳しい判断をせざるを得なくなります、2020年から今まで我が国では感染対策の主役は国民一人一人の行動にあります。

 感染対策は基本を徹底、とはいわれるところではりますが、飲食の際は人口密度に留意し飲酒しても騒がない叫ばない絡まない、マスクは可能な範囲内で着用するのではなく不可能な場合を除いて基本的に着用する、人の集まる場所では特に感染対策を念頭に一瞬一瞬に留意する、こうした積み重ねと、今一度の人との距離の留意こそが、必要だと考えます。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・7 月16日-17日:新潟東港イージス艦きりしま一般公開...https://www.mod.go.jp/pco/niigata/
・7 月16日:舞鶴展示訓練...https://www.mod.go.jp/msdf/maizuru/
・7 月16日-17日:姫路港補給艦ましゅう一般公開...https://www.mod.go.jp/pco/hyogo/
・7 月17日:小松島航空基地サマーフェスタ2022...https://www.mod.go.jp/msdf/22aw/introduction/24fs/top/top.html


■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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