■臨時情報-ロシア極東情勢
ロシア軍は演習と称し兵力を集中させたうえで半年前にウクライナへ侵攻しましたが、そのロシア軍はウクライナ侵攻後初となる次の大演習を開始します、その演習は日本周辺にて行われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0b/f1be490ae3912835f7cf35fb18830224.jpg)
ボストーク2022演習、ロシア軍が極東地域において四年に一度実施している大規模演習が明日9月1日から開始されます。このボストーク2022は異例ともいえるウクライナ侵攻の最中での実施となりました。この為に異例な状況は演習にも様々な影響を及ぼしていますが、演習の名のもとに侵攻準備を行った事例は過去に数多あり、自衛隊も警戒しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/df/c65bac8d9029173fd208fd034079997e.jpg)
六分の一の規模に。ボストーク2022演習ではロシア軍を中心に13か国から5万名の兵力と航空機140機、艦艇60隻等が参加するとのことです。一見かなりの規模に思われますが、毎年行われている自衛隊統合演習よりも小規模となりました。そして実際、2018年に行われたボストーク2018では30万名の大兵力が参加しており、実に六分の一へ縮小しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/7d/0969369301005b4f18e448467006fb0c.jpg)
30万名から5万名へ規模が縮小した事は驚きですが、今回は中国軍やインド軍にベラルーシ軍など13か国の合計規模ですので、ロシア軍単独での参加規模は更に少ない。3月にロプチャー級戦車揚陸艦が北方領土駐留兵力を本土へ運ぶ様子が自衛隊に確認されましたが、演習縮小もウクライナ戦争へロシア軍の兵力抽出が深刻な規模となっている証左でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/27/2709c6e273b2b5397f37655ff2da4324.jpg)
13か国が参加している演習、ロシアは演習規模は縮小していますが参加国は13か国であり、しかもボストーク演習にはベラルーシが初参加し、アメリカと防衛協力強化を進めるインドが参加するなど、国際協力は強化しています。ただこれは、ウクライナ侵攻に際しても各国がロシア制裁を強める中、ロシアは孤立していないと誇示する目的もあると、いえる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/75/2943cdf7d17e91f4fd773130f57416f2.jpg)
インドの参加はアメリカに衝撃を与えました。ただ、インド政府は演習直前の30日になって、ボストーク演習の演習地として指定されている数カ所の内、日本とロシアの対立背景となっている北方領土での軍事演習には参加したいと日本政府へ通知した、これは30日に浜田防衛大臣が発表しています。演習はこうした政治的背景に左右されているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/91/6b262496b381a0f61da0dd625e260220.jpg)
突然の延期。実はボストーク2022演習は8月30日から開始される予定でした、しかしロシア側が突如9月1日から開始と予定変更を発表しています。逆にこの日程では台風に直撃される懸念があるのですが、突然の変更の背景には、ウクライナでのロシア軍苦戦などが、ロシア軍の部隊移動にさえ影響を及ぼしているのかもしれません。演習は明日始まる。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ロシア軍は演習と称し兵力を集中させたうえで半年前にウクライナへ侵攻しましたが、そのロシア軍はウクライナ侵攻後初となる次の大演習を開始します、その演習は日本周辺にて行われる。
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ボストーク2022演習、ロシア軍が極東地域において四年に一度実施している大規模演習が明日9月1日から開始されます。このボストーク2022は異例ともいえるウクライナ侵攻の最中での実施となりました。この為に異例な状況は演習にも様々な影響を及ぼしていますが、演習の名のもとに侵攻準備を行った事例は過去に数多あり、自衛隊も警戒しています。
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六分の一の規模に。ボストーク2022演習ではロシア軍を中心に13か国から5万名の兵力と航空機140機、艦艇60隻等が参加するとのことです。一見かなりの規模に思われますが、毎年行われている自衛隊統合演習よりも小規模となりました。そして実際、2018年に行われたボストーク2018では30万名の大兵力が参加しており、実に六分の一へ縮小しました。
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30万名から5万名へ規模が縮小した事は驚きですが、今回は中国軍やインド軍にベラルーシ軍など13か国の合計規模ですので、ロシア軍単独での参加規模は更に少ない。3月にロプチャー級戦車揚陸艦が北方領土駐留兵力を本土へ運ぶ様子が自衛隊に確認されましたが、演習縮小もウクライナ戦争へロシア軍の兵力抽出が深刻な規模となっている証左でしょう。
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13か国が参加している演習、ロシアは演習規模は縮小していますが参加国は13か国であり、しかもボストーク演習にはベラルーシが初参加し、アメリカと防衛協力強化を進めるインドが参加するなど、国際協力は強化しています。ただこれは、ウクライナ侵攻に際しても各国がロシア制裁を強める中、ロシアは孤立していないと誇示する目的もあると、いえる。
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インドの参加はアメリカに衝撃を与えました。ただ、インド政府は演習直前の30日になって、ボストーク演習の演習地として指定されている数カ所の内、日本とロシアの対立背景となっている北方領土での軍事演習には参加したいと日本政府へ通知した、これは30日に浜田防衛大臣が発表しています。演習はこうした政治的背景に左右されているようです。
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突然の延期。実はボストーク2022演習は8月30日から開始される予定でした、しかしロシア側が突如9月1日から開始と予定変更を発表しています。逆にこの日程では台風に直撃される懸念があるのですが、突然の変更の背景には、ウクライナでのロシア軍苦戦などが、ロシア軍の部隊移動にさえ影響を及ぼしているのかもしれません。演習は明日始まる。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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