北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【日曜特集】第1特科団創設62周年記念北千歳駐屯地祭-反撃能力整備とマルチドメイン戦略を考える(5)(2014-06-28)

2024-06-23 20:23:30 | 陸上自衛隊 駐屯地祭
■日本の南西防衛
 こちらの記事は順番として先ずこの第異界を準備する段階でこの回に掲載が決まっていたのですが奇しくもおk縄慰霊の日と重なってしまったという。

 先島諸島と奄美大島に続いて沖縄本島、警備隊と地対艦ミサイル中隊と高射特科部隊からなる部隊配置は、第15旅団はおかれているものの地対艦ミサイル部隊の空白地帯であった沖縄本島に2024年3月の部隊改編によりミサイル部隊配置が完了しました。

 MLR海兵沿岸連隊などは、その概要がフォースデザイン2030として開示されますと、なにかそっくりの編成だなあ、とおもったものです。実際自衛隊の島嶼部防衛訓練に海兵隊がHIMARS高機動ロケットシステムを参加させていたほどでした、もっとも。

 HIMARSなんてどうするのだろうとおもったならば、アメリカ海兵隊は自衛隊の12式地対艦誘導弾と同時に運用することでHIMARSのロケット弾をおとりに使えるという、少々苦しい説明をしましたが、そののちNSMミサイルの配備を開始しています。日本が先行だ。

 先行していたというのは優位を誇るのではなく、日本方式しかアメリカにも解決策がなかったという絶望を示すものともいえるものです。そしてもうひとつ、マルチドメインタスクフォースの想定を考えると、有事の際に本は火力圏内に取り残される訳で。

 反撃能力整備というものはこうした意味である程度納得できるものなのですが、しかしその変革に、これは冒頭の議論だ、その変革にどのように対応するかということを考えますと、必要なリソースに対して実際のリソースが少なすぎる、ということ。

 大胆な変革を通すには、根本的な組み直しが必要なのですが、それはそれとして今までの既存の任務をなくすわけではありません、するとどうしてもリソースの再編が難しくなってしまう、すると新規に投入するリソースが増大することにほかならない。

 しかしもう一つ、これは戦争に関する共有知といいますか、知的集約を防衛当局と政治とが想定するリソースについてを、十分すりあわせて考えたものか、ということです。日本の場合はここにもう一つ財務当局を加えるべきなのかもしれませんけれども。

 財務当局については、内閣人事局が安倍政権時代に実現していますので、政治主導に対しては人事権行使という手段があります、南極の昭和基地や硫黄島基地や南鳥島基地あたりに地方整備局を造って必要ならば飛ばしてしまうことさえ、いまの政府には可能だ。

 日本版マルチドメイン戦略を考えるならば、いま自衛隊は方面特科連隊に特科部隊を集約していますが、即応機動連隊を隷下に持たない師団や旅団は、沿岸特科連隊か沿岸戦闘連隊のような名称で警備隊と地対艦ミサイル隊に高射特科中隊からなる部隊を置くべきで。

 沿岸戦闘連隊、という視座は過去にもわたしは提唱しているのですけれども、特に自衛隊の地対艦ミサイルは今後射程を大幅に延伸してゆき、まずは射程900kmの対艦ミサイルに、続いて射程を2400kmまで伸ばして反撃能力の主軸を形成することとなります。

 トマホーク巡航ミサイルの射程が2700kmでしたから2400kmというのはそのくらいなのだなあ、と考えるのですが、しかしこの射程は北京や上海はもちろん、南京や重慶を越えて四川省まで到達します。四川省にはロケット軍ICBM基地があるのは気のせいでしょう。

 潜水艦などに反撃能力は搭載するべきで地上に配備すべきではない、冷戦時代の日本の厳しい経験からそうしたことは考えるのですが、今回は数が必要となりますのでかりに巡航ミサイル潜水艦なんかを建造してもVLS垂直発射装置の数に左右される潜水艦なんかでは。

 巡航ミサイル潜水艦というのは、過去にここで提唱したものなのですが小笠原方面に聖域、オホーツク海が核の聖域という表現が冷戦時代にはありまして、最近はオホーツク核要塞という表現もある。なにかニセコ要塞でもはじまりそうな表現だけれども。

 閑話休題、巡航ミサイル潜水艦という提案は老朽化した潜水艦の船体を延長改修し、ここに巡航ミサイル区画を、ヴァージニア級原潜のVLS区画のように配置するという提案です。船体全長は神戸川崎と三菱のドックの長さの影響を受けるのですが、これは改修で。

 ブロック工法によりすでに完成した潜水艦の船体延長を行うならば、潜水艦建造所ではなくIHIマリンユナイテッドの浮きドックなどでも可能ですので、神戸の川崎と三菱は新造艦建造に重点を置いて既存艦の改修を横浜や舞鶴や呉で行えば長さの問題は解決する。

 しかし、問題はミサイルの数でして、既にVLSの不足はアメリカと欧州で問題になっています、それは2023年から続く紅海フーシ派ミサイル攻撃からの船団護衛任務などで、ミサイルが足りない、というもの。現在はMk41VLSのクレーンさえ撤去している時代だ。

 ロシアウクライナ戦争をみますと最初の一年間で6500発の巡航ミサイルがロシア軍により使用されていますから、それこそ、おやしお型潜水艦を巡航ミサイル潜水艦に改修してもとてもではないがミサイルが足りない、オハイオ級巡航ミサイル原潜でさえ、不十分やも。

 陸上配備は、わたしが憂慮するのは陸上自衛隊が88式地対艦誘導弾を導入した当時でした、自衛隊はあわせて坑道掘削装置を導入している。坑道掘削装置、要するにトンネルを掘る装備なのですが、これはもともと掩砲所を掘るための装備です、シェルターともいう。

 掩砲所を掘削するのは、88式地対艦誘導弾は一個連隊で16両の発射機があるので一度に96発を射撃、1基数は予備弾3斉射分というから、これが道央に配備されている限りソ連軍は北海道上陸が不可能だ、だから戦術核を使って一掃してくる懸念があるということ。

 88式地対艦誘導弾でさえこうした懸念があるため、特に偶然なのかいと的なのか四川省南部まで到達する反撃能力を整備する場合には、核攻撃の標的となる懸念があるという視座で。ただ、2022年から続くロシアウクライナ戦争をみると、やはり核は使いにくいらしい。

 地上配備の反撃能力、もちろん海上配備とした場合は潜水艦基地やミサイル補給施設がこうした標的となるのかもしれませんが、基本的に出航してしまうならばこの心配はない、一方、本土同士のミサイル戦という過去にない戦闘となる故に不確定要素が多すぎる。

 補給の面をみると、地上配備は圧倒的に有利です、それは地対艦ミサイル連隊と地方隊のミサイル艇隊を比較すると一目瞭然で、地対艦ミサイル連隊の一斉射撃は上記の通り96発、これは一個護衛隊群の護衛艦8隻による一斉射撃の64発と比べても多く再装填も早い。

 しかしながら不確定要素、というものに視点を移しますと、先ず、接近拒否領域阻止は中国本土からのミサイル攻撃が主軸となる、これに日本本土、中国で言うところの第一列島線第二列島線、ここからの反撃で、いわば砲兵戦のような日中間の状況となり。

 第一列島線第二列島線、中国はかつて日本の太平洋戦争中における絶対国防圏のような概念を用いて考えているわけですが、この内部に日本列島が位置するわけですから、当然、日中間でのミサイル戦となるわけです。すると再補給と再装填の迅速化は重要だ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【日曜特集】第1特科団創設62周年記念北千歳駐屯地祭-反撃能力整備とマルチドメイン戦略を考える(4)(2014-06-28)

2024-06-23 20:00:32 | 陸上自衛隊 駐屯地祭
■本日は沖縄慰霊の日
 先週が多忙で沖縄慰霊の日とマルチドメイン戦略の記事掲載日がずれてこの日と重なってしまいまして。

 本日6月23日は沖縄慰霊の日、79年前の今日、沖縄においてアメリカ軍第10軍を中心とした沖縄本島侵攻に全力で抗戦していた日本陸軍第32軍が、これ以上の組織的戦闘は不可能と判断し、徹底抗戦を命令した上で軍司令官と軍参謀長が自決した日です。

 沖縄の戦いは本島防衛に当った第32軍隷下の第62師団は師団長藤岡中将が前日22日に自決、第24師団長雨宮中将も30日に自決していますが、歩兵第32連隊を中心に残存部隊の戦闘は9月まで継続、この日を持って沖縄戦が終わった訳ではないという点も忘れずに。

 第32軍は残存部隊に徹底抗戦を命じて軍司令官が自決した為に戦闘が続いていますが、沖縄を守る第32軍のうち、先島兵団の第28師団が米軍上陸を受けなかった事で指揮系統が残り、第28師団長納見中将が生存、ようやく沖縄戦終戦の兆しが見えます。

 降伏調印式は9月7日にアメリカ軍のスティルウェル大将と納見中将との間で行われ、ようやく沖縄戦は終戦に至った訳です。ただ、現状の沖縄の基地問題と短椀海峡や台湾有事における地理学上の関係を見ますとどうしても安穏とはできない状況が続いている。

 在日米軍なしに沖縄位は守れないのか、と問われれば、これは沖縄戦に関する理解が不足していて、日本がポツダム宣言受諾に追込まれたのは本土決戦前に沖縄失陥によりシーレーンが完全に途絶した為でした、これは台湾が失陥しても同じことが言えたわけで。

 台湾は1944年に植民地から日本本土へ併合されていますが、連合国軍は台湾か沖縄を占領し日本本土進攻への拠点とする構想でアイスバーグ作戦を実施した、台湾はフィリピン決戦へ2個師団を抽出し手薄となっていましたが、ここで戦力再編を行った。

 第32軍の沖縄本島駐留兵力は、第9師団、第24師団、第62師団、ここから第9師団を台湾防衛へ転用したために沖縄は手薄となり、逆に言えば第9師団の台湾転出が無ければ沖縄戦は起きず台湾決戦となっていた可能性が高い、けれども終戦への結果は同じ。

 沖縄は自衛隊が大幅に防衛を強化するならば、第二次沖縄決戦には勝算はあるのかもしれないけれども、台湾有事の際に在日米軍であれば台湾関係法を根拠に中国軍の軍事行動を妨害し台湾を維持する事は出来るかもしれない、しかし自衛隊にはそれは出来ない。

 自衛隊に沖縄は守れても台湾失陥の懸念とシーレーン途絶の懸念には対応できないわけで、ここに、北東アジア情勢に軍事的現状変更を許さないという実力を持つのは米軍だけになってしまい、此処に依存する事で沖縄の基地問題があるのだ、ということ。

 沖縄は、しかし、有事の際に先島諸島などは、第一次世界大戦でフランスを狙うドイツ軍がてうすな中立国ベルギーを通ってフランスに侵攻したように、中国軍の軍事行動の対象となる可能性が極めて高い、すると冷戦時代の北海道のような緊張に曝されることに。

 手薄となれば狙われる、この状況から自衛隊は先島諸島防衛強化や南西諸島防衛強化を進めていますが、日本は戦後、沖縄復興は重視したけれども、こころの復興に寄り添わなかった為、かつての沖縄県民が寄せた防衛力への信頼というものをかちえていない。

 国家の防衛は国民が主体となり、国民の支持が在って自衛隊や政治が動く事が出来る、沖縄戦の被害を考えれば天安門事件や香港弾圧のような状況の方がまだ幸せ、と戦うよりも不戦と服従を選択する平和愛好家の主張が通る現状を丁寧に説明することこそ、必要だ。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-京都,京都市役所前,夏序章の蒸し暑さに対抗するアンダルシア風若鶏のグリル

2024-06-23 18:11:46 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 頭蓋を突き上げるような疼痛と頭痛の原因は湿度と高温と急な温度変化による脱水症状だったのかなあ。

 蒸し暑い。むしあつい。この一言に尽きるところ。梅雨入り宣言は来たものの土曜日は午前中の蒸し暑さが恐ろしい程で、午後からは雨が降ってきてそのまま梅雨らしいことに。昨日は降る直前だったからこその息苦しさだったのか、頭痛さえする酷い気候で。

 ピルスナーならばおさけに含まれない、というわけではないのだけれども休みの日に軽くいっぱいお昼を楽しむというのは明るいうちの昼酒でも罪悪感とはならない、まずいただきましたのはマオウさん、バラッカさんでは定番のスペインビールをひとつ。

 アンダルシア風若鶏のグリル、ここ京都市役所となりのバラッカさんはスペイン料理専門店で、夜には大きなパエリアが名物なのですけれど昼のランチの時間帯にはこういうワンプレートのちょっとおしゃれな、昼下がりにはバスクチーズケーキなど楽しめる。

 グリルなのですが、チキンはぱさぱさしているという、これは人によってはえり好みありそうなものなのだけれども、そこをソースの工夫でちょっとしたごちそうに帰るというのがランチタイムのシェフの工夫という、なにか味はスパイシーなかおり。

 マオウさんのビールとともにチキンといいますと何か居酒屋のような感じが漂ってくるのですが、ナイフとフォークでいただきますグリルは、そこしランチタイムをはずしたおかげで客の少ない店内に、旨い、という独り言がふっと響いてしまいまして。

 ライスは、炊き込みご飯といいますか、パエリアの料理法でそのまま白米を、鴨川の源流までのぼって熊毛敵真下天然水で炊き上げたという、やや油っぽいねばりをかんじるものの、おうちでたべる岐阜県高山産コシヒカリとはちょっと違う個性がおもしろい。

 バラッカさん、古民家いや町家改造という外見とは別に店内は細長い京町家ならではの構造を活かしたカウンターとワインセラーとともにランチも、そしてディナータイムもカフェタイムも、ちょっとおもしろいひとときを過ごせるのです。

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七九年目の沖縄慰霊の日,沖縄戦を繰り返してはならない-そのために何が必要かを考える一日に

2024-06-23 07:01:04 | 北大路機関特別企画
■沖縄慰霊の日
 わたしが生まれるずっとずっと前のはなしをしましょう。しかしそれは昔話ではなく今にも続くとても重要な歴史というものの忘れてはならないはなしを。

 本日は沖縄慰霊の日、79年前の今日、沖縄本島南部に司令部を遷して徹底抗戦をつづけていた陸軍第32軍の軍司令官牛島大将と参謀長長中将が自決、第32軍による組織的戦闘は終結しました。ただ、残存部隊による戦闘はポツダム宣言受諾後まで継続され、この戦闘に巻き込まれ、沖縄では県民の四人に一人が死亡する恐るべき地上戦となっています。

 沖縄戦が如何に激しい戦いであったかを示す単純な数字として米軍戦死者の多さが上げられ、米軍は54万8000名を沖縄戦に投入していますが、戦死者や戦病死者が2万0195名となっています。そしてこれは、連合軍が経験した戦いとしては沖縄戦の四か月前に始まったバルジの戦い、ドイツ軍のアルデンヌ冬季攻勢による戦死者が最大で19477名です。

 バルジの戦いは米軍84万名に対してドイツ軍50万名が機甲師団を中心に大攻勢をかけ第二次世界大戦でも屈指の激戦となり、結果米軍など連合国軍に二万近い戦死者が出たものですが、沖縄戦は11万6000名の日本軍とアメリカ軍が戦い、装備面ではティーガー2戦車のような重装備こそ持たない日本軍との戦いでこれほどの戦死者が出ているという。

 特攻作戦も沖縄戦の航空作戦を象徴する事と成り、日本軍は九州から特攻機はもちろん通常の航空優勢確保へ膨大な航空戦力を注ぎ込み、沖縄戦における日本軍航空機喪失数は3100機以上、連合国軍も航空機768機を喪失、あのバトルオブブリテンでも枢軸航空機喪失は最大1918機とイギリス空軍喪失は915機、これほどの航空戦はなかなか想像できない。

 しかしなによりも、県民の四人に一人が死亡するという状況は、これほどの被害は東日本大震災の津波に襲われた市町村でさえ想像できないものでした。そして忘れてはならないのは、沖縄県以外の都道府県が地上戦の災禍を回避できたのは、この犠牲により本土決戦が遅れた事、台風シーズンまで連合国軍に本土進攻を着手させなかったことにもある、と。

 決して主張しない事として、日本軍が強かったというような自画自賛ではなく、直視しなければならないのは沖縄県の犠牲の上にほかの都道府県に住む同胞が地上戦に巻き込まれず生き延びる事が出来たという一点から発した、決してこれを他人事としてはならない、という現実なのかもしれません。そしてこの歴史を過去の忘却に任せてはならないという。

 歴史とともに忘れてはならないのは、今も沖縄は中国海洋進出の正面に曝され、懸念される台湾有事においては確実に影響を被る地政学上の要衝に今日も位置しているということです。それは同時に在日米軍基地負担ともなり、言い換えれば台湾有事を含めた周辺事態の沖縄への影響を日本独自で抑止する枠組み構築を放棄してきた結果を被っているとも。

 沖縄戦を繰り返してはならない、けれども現実には、日本国憲法の本土決戦主義ともとれる、国土が戦場となるまでは具体的な抑止手段を限定するという現状をそのまま、その懸念要素を検証する事無く堅持し続けている政治の怠慢が続いています。そしてその政治家を選んでいるのも、民主主義国家では国民です。平和とは、今一度考える機会としたい。

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