北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

京都から奈良 地下鉄烏丸線から近鉄奈良線へ

2008-01-13 18:38:28 | コラム

■伊勢志摩ライナーにビスタカー

 本日は遠征を実施したが、画像データの整理が終了していない為、先日撮影した京都市営地下鉄と近鉄電車を写真を掲載したい。今回のテーマは、濃霧である。

Img_4383  私事ながら、鉄道の車輌に関心があると、例えば大学院の公務にあたる移動の際にも、カメラ一つで零細時間を有効活用することが出来る。短時間であっても大きな収穫がある場合もあり、同じ車輌でも天候や撮影場所が少し違うだけで、鉄道車両は全く異なる面持ちをカメラに収めることが出来る。

Img_4341  北大路駅に到着する京都市交通局10系電車。国際会館駅から京都駅を経て竹田駅に達する地下鉄烏丸線の車輌で、烏丸線は、基本的にこの車輌と近鉄乗り入れ車輌により運行されている。また、この車輌も近鉄奈良駅まで乗り入れるダイヤも組まれている。1981年に京都~北大路間が開通して以来の車輌である。

Img_4347  近鉄3200系電車。行先表示板をみると普通電車国際会館行きとある。これとは別に竹田駅でY字に分かれており、特急や急行は近鉄京都駅に向かう。また、一部はこのように地下鉄に乗り入れており、急行奈良行きが国際会館駅から京都を経て直通運転している。この車輌は3700番台とあるが、VVVFインバータ制御を搭載した3200系車輌で、ロングシート車、1986年から導入された車輌。

Img_4358  写真を見ると、目的地に向かうにつれて霧が出てきている。普通電車、京都行きの近鉄8600系電車。1973年から導入された車輌で、それ以前に運用されていた8400系電車に冷房装置を搭載した車輌。貫通扉を配した近鉄電車の基本形である。

Img_4349  12200系電車、いわゆるスナックカー。新幹線に対抗し、軽食を提供する特急電車として導入されたが、今日では自販機に置き換えられている。その昔、奈良線には近鉄としては今はもう存在しない特別料金不要の特急が運行されていたが、今日では全て特別料金が必要である。

Img_4345  だんだん濃霧になってゆく。大丈夫か。

 3220系電車。この電車も3200系と同じく地下鉄線に乗り入れている。21世紀最初の年である2001年にローレル賞を受賞している。ちなみに、先日、京阪電車のような近鉄電車として掲載したのは本車。あのときはどうみても京阪9000系にみえたが、塗装ひとつでここまで印象が変わるという好例だ。

Img_4367  30000系電車ビスタカー三世。1979年にブルーリボン賞を受賞して一躍近鉄特急の象徴となり、アーバンライナー登場後も支線特急として活躍する車輌。二階建てのダブルデーッカー車を中間車として有している。

 ところで、霧の様子を撮影しようとしていて偶然この特急が写ったという状況。これから目的地まで、無事に着けるのだろうか!?どうする?俺!?!?。

Img_4374  目的地間近になって、ついに赤信号で停車。電車から撮影しているので、乗っているのは最前列、車輌無線が運転台から聴こえてくる。停車はどうやら濃霧が原因らしい、濃いミルクのような白い霧が閉ざされた視界から微かに見え、より視界は白い空間により置き換えられてゆく。

Img_4379  しかし幸い、停車時間は数分。そもそも目的地の駅が霧の向こうに微かに見えており、充分な時間の余裕をもって行動していたので、休憩がてら23000系特急電車、伊勢志摩ライナーを撮影する。サロンカーやシーサイドカフェを装備する(ただし、今日では自販機)豪華な特急電車である。バス乗換えの時間が近付いてきたので、小生は目的地へ移動を再開した。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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