中 野 晴 生 Diary

photographer harubowのつぶやき
日々の出会ったこと、感じたことを綴っていきます。

古往今来

2017-06-12 08:42:26 | ひとりごと
6/12=古往今来。
Facebook =聖地巡歩き=中野晴生事務所 より
https://www.facebook.com/harubow5558/?ref=aymt_homepage_panel
№047 島根県雲南市 たたら
以前、奥出雲、山内(さんない)で撮影させていただいた、たたらの風景であります。
たたらという言葉は元来ふいごを意味する言葉のようです。非常に古い言葉で、日本書紀に神武(じんむ)天皇のお后になる媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずのひめのみこと)のお名前が出て来ます。蹈鞴と書いてたたらと読ませていますが、蹈鞴は踏みふいごのことです。この姫は出雲の神、事代主命(ことしろぬしのみこと)の姫と言われ、我が国の鉄の主要な産地となる出雲の姫の名前に蹈鞴がついていることは非常に興味がありますね。(日立金属ホームページから)
昔から、作業の責任者は村下(むらげ)と言われます。高温で燃えている炉内を直視し、目は強い光によって衰えを早め、ついには全く視力を失うそうです。片方の目だけを使い、片方の目を残すとも聞きます。たたらにかける気概、まさに火との壮絶な闘いによって鉄を作り、たたらを護ってきたのだと思います。
現場を見た私にとっては、魂のよりどころ、緊張感、崇高さなどなど、話題になっている映画では表現されきれていないと思います。生意気ですが、正直そんなもんじゃない。古往今来

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