=12/22=破顔一笑。今日は、大阪に来ております。仕事の合間をみて、修理の終わった時計を取りにいく。ロレックスのEXPLORERⅡという時計を出していた。ブランド品にまったく興味は無いが、十代で放浪の旅に出たときの思い出から持つことになった品だ。それは海外を放浪していた時、旅の先輩が身形に不釣合いな時計をしていた。尋ねると、「もし旅のなかで泥棒、病気など急にお金が要るときの為だ」と返事がきた。当時も、ロレックスの時計はアフリカ、南米に行ったときでも一定の値段はしていて売れた。「急場をしのぐ為」と言う答えに、理屈も伴い綺麗な品に憧れたものだ。なかなか高値の花が続いたが、何十年経て週刊新潮の「湖沼の伝説」の連載を始めるのにあたって、エィヤーと買った品である。湖沼を250箇所ほど廻ったとき、いつもわたしの腕の一部となり、分身であった。退院した時計をその場で腕に付け、顔、身体がほころんだ。感謝。晴
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