ゴルフのグリーンでは
打ったボールが右に転がるのか左に転がるのか？
あるいは傾斜を上がって行くのか下るのか？
これを見極めて打つことになります。
大体は予想通りになりますが
しかし時々魔訶不思議な現象が起こります
右に曲がると思ったら左に曲がったり
あるいは坂を上ると思ったら逆に下りで
ボールがカップの遥か先まで転がって行く事が良くあります。
いわゆる読み違い
って訳ですが
しかしこれはすぐに理由が分かります
ミスショットしたボールの所に行くと
最初の位置から見たグリーンの傾斜が逆だった
ってのがはっきり見えるのです。
ですから
そんな目の錯覚による被害を防ぐために
大体上手な人たちは
打つ前にわざわざ反対側まで行って
そこから傾斜を確認します。
つまり
一つの方向だけでは実際の傾きが分からないので
あっちこっちから見る訳です。
ところが私のような雑なゴルファーは
それを面倒くさがってやりませんから
結果ミスを多発するのです。
私がいつまで経ってもゴルフが上手くならない理由の一つです。
まぁ私のゴルフはストレス解消が目的なので
あえて神経を使う面倒なプレーはしてないからそれで良いのですが
しかし面白い事に
私と全く逆の人は本当に多いですね
私はゴルフではボールのある
一方からしか傾斜を見ませんが
人間を判断したり
世の中の動きを判断したり
なんて時にはできるだけ多方向から見る
これを心がけています。
ところが
世の中の人の大半は
ゴルフではいろんな角度から傾斜を見るのに
日頃の生活ではそれができない
そんな人がたくさんいるのです。
特に今のコロナの問題はそれを良く感じます。
また
政治問題の場合は
尖閣だの竹島だの
あるいはアメリカ大統領選挙だの
少し相手の立場に立てば
本質が良く見えるのに
それをせずに
時分の側からの一方的な視点でしか判断しようとしないのです。
ですから
私から見れば的外れな事で怒りを募らしてる
そんな人
本当に良く目にします。
一番ひどいのは政治的に偏った人たちですね。
世の中の出来事を
自分たちの主張に合うように修正して見るようになりますから
私から見れば盲人
そんな風に見えます
私は大学生の頃これに気づきましたので
今は政治的に偏ってる人たちとは
原則的に政治の話しは一切しません。
話がワンパターンでつまらないし
こちらが違う視点から話しても
それを一切理解しようとしないからです。
まぁしかしその意味では
今の日本は良くなりましたね。
政治的に偏った人たちは
デモ行進が好きですが
今日本でみかけるデモは
本当に少人数ですからね
私が若い頃は
そんな人たちが数千人でデモ
なんて事もありましたから
背筋が寒くなった物です。
そんな訳で
ゴルフと同じで
物事は多方向から見ないと真実は見えません。
この話
不動産の仕事では本当に意識しなければなりません
特にお客様
他社とトラブルになり当社に流れてきますが
このお客様の言葉は一方向ですから
話を聞いていて
相手の不動産屋は悪徳
なんて思い込んでは不動産屋失格です
他社の悪口は耳障りが良い訳で
それで物事を判断してしまいがちですが
それではダメです。
他社の悪口を聞いたら
次にはそのお客様はアナタの悪口を言う
この位に思った方が良いでしょう。
不動産屋の悪口を聞いたら
今度はその不動産屋の立場からそのお客様の話を判断するべきでしょう。
一方向の視点は
危険
これは私が何度も痛い目に遭って
やっと分かった事です。
