民のレベルが低いのか？ 政治家のレベルが低いのか？

先日キャリア官僚の方と少しお話する機会がありましたが    政治の裏の話を少し聞いて    大変面白かったですね。    また    私達が崇めてる民主主義の欠点も垣間見えました。    まあだからと言って勘違いしないで下さいよ。    私は民主主義を否定する気はありません    欠点はありますが    今存在するシステムの中では一番良いと思っています。    が    この民主主義故に    日本は今後苦しむかも知れませんね。    具体的にはお隣の国中国は共産党の独裁国家ですが    この体制    政治決断の速さと言う意味では    大変優れてる訳です。    ですから    今の中国は急激に力をつけてきました。    一方我が国日本    安倍政権になって与党がたくさん議席をとりましたから    最近になく決断のできる環境になったとも言えますが    民主主義故に    決断が先送りされるケースもたくさんあります。    国民の意思に背く決断は次の選挙での命とりとなりますが    国民の意思は非常に不安定で    コロコロ変わります。    また選挙公約も    掲げた公約は選挙で勝つために必要だったとしても    実際に政治を行う上では    これはとても採用できない    なんて事がたくさんあります。    つまり    国民の意思が不安定でコロコロ変わるのと    国民が必ずしも正しい選択をしないために    私達の民主主義は時に機能不全を起こす訳です。    民主党政権は国民から批判されて    悲惨な結果となりましたが    そもそも実現できない公約を掲げた段階で    この政党の本質を理解すべきだった訳です。    まあ結果論でそう言えますが    私も期待して民主党に1票を投じましたので    情報の限られてる国民に判断するのも難しい訳です。    沖縄では    翁長新知事の年頭インタビューをじっくり聞きましたが    沖縄の問題点がはっきり出ていました。    沖縄では辺野古移転反対を訴えなければ当選できない    しかし実際当選して政治を行う立場になれば    中央政府に予算のお願いに行く訳ですから    辺野古反対の勢いは弱くなります。    これが    年頭のインタビューではっきり感じ取れた訳です。    また沖縄では裏切り者扱いとなる気配です。    県民が悪いのか政治家が悪いのか    どっちとも言えません    これが民主主義の欠点って訳です。      ふぅまた前置きが長く    本題から遠ざかりますね。    無理やり締めて行きましょう。    とにかく    この民主主義    たくさんの人の意見を反映すると言う意味では大変優れていますが    物事を進めると言う意味では    大きな欠点となる訳です。    特に競争で勝つ事が宿命の企業では    社員全員の理解を得ようと思えば    時間だけが経過して    結局競争に負けます。    ですから    ある意味民主主義はなじまない訳です。    トップが決断して    だめなら責任をとる    これが企業です。    私達のような零細企業は    失敗したからと言って誰かが地位を奪う訳ではありませんが    経営者がその失敗の経済的負担を負います。    ですから    直接責任を取らない国民と    失敗すれば地位だけでなく    今後の人生も失う危険のある政治家とは    実際は対極にあるのと一緒で    企業経営者も    その責任の重さと言う意味では    社員の対極にある訳です。      厳しい１年の予感がします。    その都度判断を誤る事がないように    時には    社員の意見を封殺する事になるかも知れません。      話しは戻りますが    翁長知事も    これから苦しみそうですね    なんせ沖縄の民意は    基地も反対    振興予算も下さいですから    はなから矛盾してる訳です。    中央では随分冷たくあしらわれてますが    さて    どうするんでしょうかね？    板挟みになり    体調を崩して入院    なんて事にならなければ良いのですが・・