気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

史跡探訪で出会った灯台その(5)室蘭・地球岬灯台

2017-08-20 20:01:33 | 日記
2014年、室蘭・白老の史跡を訪ねて旅し、室蘭の地球岬にある灯台展望台に着いた。此の地には何度か来ているがムロラン地名発祥の碑がある崎守町や、この地を安政の探検家の松浦武四郎の足跡も目的。
彼の著書「東蝦夷日誌」の「モロラン領」には
『モロラン(室蘭)会所通行や、勤番所、調役邸、板倉、御備米蔵、辨天社、永住はたごや、 出稼ぎ多し。・・・西南向、砂原に対し、毎日乗合船出る(海上七里)。・・・・白鳥沼・・・エトモ(絵鞆)に対しモロラン岳を望み風景よし。・・・駒ケ岳を望み勝景なり。
(地球岬について)ポロチケワエ「大いに秘する所」・・・。
(岬で一番高い所)
「ムンカリショ(崖)太古神が遣ひし鉞(なた)有りしと依って故號。從ㇾ是岩崖難場に成り、歩行成難し・・・チケウエ(岩岬)一番高い岬の義也。」と記録がある。

展望台の台座には「チケウエがチキウと転訛し「地球岬」と当て字が使われた等書かれている。
地球岬灯台は展望台の直下にあり、以前は職員の家屋があったが、現在はない。
初点灯は大正9年(1920)
平成3年無人化
「日本の灯台50選」に選定されている。
因みにムロラン(室蘭)地名発祥の地は崎守町にあり、そこにも松浦武四郎の命名の理由が書かれている。

地球岬灯台

展望台の「幸福の鐘」

絵鞆岬から駒ケ岳が望めるという記録もある。(絵鞆岬のモニュメントから駒ケ岳が遠くに見えた。)

室蘭と森町との海路での交通は当時便利だったのでしょう。

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