気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

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日本最古の木製サイロと幌里廃校のハルニレ 厚真~然別ぶらり旅

2011-11-21 11:14:44 | 日記
2007年9月連休を利用して然別方面の登山と厚真にある松浦武四郎の石碑を探しドライブ。目的の石碑は宿泊した厚真町の温泉ホテルの方はわからないということで「廃校のハルニレ」のあるところを訪ねた。
 国道234号線で「日本最古の木製サイロ」の看板を発見して、珍しいので寄り道。
サイロの写真(早来町文化財指定第一号」
     
 案内説明板を読むと「サイロとはサイレージ、つまり牧草やトウモロコシなど詰めて密閉し、乳酸発酵させて貯蔵した飼料をつくる建物である。現在のサイロはコンクリートをはじめ、多様な材質で建造されており、木製のものは国内では北海道に3基のみが残っている。その中で、1930年(昭和5年)に建てられたこの『木製サイロ』は日本最古のものである。
 早来町は、昭和初期に30戸ほどの酪農が集団入植し、1933年(昭和8年)この遠浅に日本で最初のチーズ工場が酪連(後の雪印乳業)により建てられた。当時のチーズはこのサイロで作られたサイレージで飼育された乳牛から出来たのだ。
 木製サイロは明治期に架けられた空知川の橋の架け替えの際に払いさげられた木材を利用したものである。サイロの中心部に柱はなく、「漬物桶」方式と呼ばれる造りである。屋根は木造トタン張りで、地上部の円筒部分に使われている148枚の板は厚さ6㎝、幅18~25㎝、長さ3.6m。釘は用いず、外側を囲む鉄の帯で押さえている。地下を含めた全高12.7mで120トンのサイレージを貯蔵してきた。このサイロは1978年(昭和58年)ころまで使用された。チーズ発祥の地である早来町の記念として保存されている。」と書かれていた。(平成16年5月27日、産業遺産として価値も高く、歴史を物語るシンボル的な存在であります、早来町文化財保護条例第3条の規定により、早来町文化財として指定します・・・とありました。)

「幌里廃校のハルニレ」幌里に縁があるわけではありませんが、廃校になった場所に記念樹があることは卒業生にとって懐かしい思い出の深いものではないだろうか・・・
案内板が立てられてあり、「幌里地区は、地沢辺川の流域で明治3年ごろから放牧場として使用され放牧場の番小屋が建てられたのが開拓の始まりである。その後、水田の試作に失敗してから製炭を開拓したが、原木の減少とともに酪農を中心に発展してきた。旧幌里小中学校の校庭から、その歴史を見届けてきたのがハルニレの木である。樹齢も高く、百年以上前からコフキルルノコシカケと胴枯菌が侵入し、根元から大きな空洞を作ったものと考えられる。北海道は昭和48年3月30日んい、この木を「開拓記念の木」として保護樹林に指定した。(厚真教育委員会)推定樹齢四百年と説明あり。卒業生や多くの方々にとっても大切な思い出の木だと感じました。


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