医療制度改革批判と社会保障と憲法

9条のみならず、25条も危機的な状況にあります。その現状批判を、硬い文章ですが、発信します。

HARAYOSI-1の状況について 2

2009年06月21日 | 社会保障

HARAYOSI-1の状況について 2

独居老人である88歳になる父親の状況についての報告です。あくまで、医療制度の現状や介護保険制度、また福祉施策などについて考える素材として、レポートします。

恒例の日曜日に来ない

 ここ10年来、毎週日曜日の朝8時に、すぐ近くの我が家にきて、コーヒーで朝食をとりながら、一週間の話をするのが恒例になっていましたが、最近、来ないことが何回かありました。
 心配なのでその都度、部屋に行って様子を見てきましたが、「しんどかったから寝ていた」とか、「眠たかったから朝寝していた」ということで、4月12日の日曜日も寝ており、「しんどいから寝てた、もう少ししたらCC福祉施設が開くので、風呂に行ってマッサージをしてもらう」とのことでした。
 その次に会ったのが、問題の14日の朝でした。12日に出かけたきりではなく、13日も風呂とマッサージに行ったのだと思われます。

ほとんど食べていない

 14日、15日、16日と様子を見ていると、作っておいた粥や、ご飯やおかずも、ほんの少ししか食べていないようです。
 買い置きしていたヨーグルトとミカンとバナナを、ほんの少し食べたぐらいで、「食欲がなく、口の中がねばついて何を食べてもおいしくない」
 それでも何か食べないといけないのではというと、「腹が減ったら、何かそこらへんのものを食べる」ということでした。

身の回りのことができなくなっている

 長い間、単身・独居で頑張ってきたのですが、最近それに疲れてきたのだと思われます。
 掃除やかたづけをしないので、父親の部屋の中はひどい状況になっていますし、台所は先のとおりで、洗濯もきちんとはやっていないようです。

道に迷うことが

 休みの日には、二人で父親の好きなものを食べに行ったり、花を見に行ったりしていたのですが、その待ち合わせの場所と時間、父親の敬老パスで都合の良いDDデパート前で11時半、というのが通例になっていました。
 しかし、最近1時間以上遅れてくることが何度かありました。
 「EEからDDに行くバスかなかなか来なかった。FFに行ってしまいそこから歩いてきた」とのこと、なぜ途中のEEなのか、なぜ通常コースを外れるのか、不思議に思っていました。

介護保険の手続き

 4月14は終日一緒にいましたが、父親は15日には思うところがあって出かけたようです。
 その間にGG福祉事務所に行き、紹介されたあんしんすこやかセンターで、介護保険の手続きをしました。
 最近は、介護の認定が低くなされる傾向があることや、1か月ほどかかること、医師の意見書が必要で主治医の届け出がいることなどの説明があり、要支援でも要介護でも対応できるケアマネージャーを探しておくとのことでした。
 夕刻に部屋の様子を見にゆくと、父親は野球中継を見ていました。

                                                                    2009、04、17 harayosi-2

 


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