医療制度改革批判と社会保障と憲法

9条のみならず、25条も危機的な状況にあります。その現状批判を、硬い文章ですが、発信します。

HARAYOSI-1の状況について 1

2009年06月21日 | 社会保障

HARAYOSI-1の状況について 1 

 独居老人である88歳になる父親の状況についての報告です。あくまで、医療制度の現状や介護保険制度、また福祉施策などについて考える素材として、レポートします。   

発端の事件

 4月14日朝、AA警察署地域課より、「HARAYOSI-1さんを保護しています。お迎えに来てください。」との連絡あり。
 警察署での状況の説明では「AAのBB市営住宅のエレベター内で、一夜を過ごしたようです。住民からの連絡で保護しましたが、なぜBB市営住宅にいたのかを聞いても、『わからない』と言うばかりなので、一人で帰っていただくのには、不安があったので連絡しました」とのこと。
 家に連れて帰る途中、また連れて帰ってから、なぜ、BB市営住宅にいたのか、誰か知りあいを訪ねたのかと、問いただしても「わからない」を繰り返すのみでした。
 ポケットにタオルとマッサージの割引券があったことから、CC福祉施設の風呂に行きマッサージをしてもらったのではないかと聞くと、それは思い出したようで、帰りのバスを乗り間違えて、あちらこちらを回り、なぜかAAに行ったようです。
 「寒くなったのでエレベターの中にいた。それが朝6時ごろから動き出した。住人が警察を呼んだ。」などと、話してくれたが、なぜBB市営住宅に行ったのかを聞いても、「わからない」「これからじっくり考える」と繰り返すばかりでした。 

食事などについて

 日々の食事は、「朝は粥を作り、みそ汁などを食べている。昼と夜は、近くにスーパーが三軒もあるので、適当に買ってきて食べている。」という話でした。
 時々様子を見に行っていたらそのように見えていました。(父親は、高層の公団住宅に30年ほど前から、独居で生活していました。)
 4月14日は、さすがに疲れていたのか、父親が昼寝を始めたので、部屋の台所などのかたづけをしたところ、見た目は先の話の通りだったが、昨日今日買ってきて食べようとしているように見えた、その総菜などの日付を見ると古いもので、その奥や下から、さらに古い総菜や食材が出てきて、また、古くなりすぎて腐ってしまっているような食材もたくさん出てきました。
 流しをよくよくみると、水あかなどがこびりつき、ほとんど使っていないことがわかりました。
 食器も飯椀と汁椀と箸ぐらいが使った形跡ありで、あとの食器はよく見ると、まったく使った形跡はなしでした。
 朝、粥を作ることはやっていたようですが、昼夜の食事は不安定であったように思われます。
  買い置きの食料食材気になったのは、メザシの買い置きがたくさんあり、その日付を見ると、今年3月のものから、昨年8月のころのものまで、買ってきた「そのままの状態」で、いくつも積み上げられていた。
 父親いわく、「近くにスーパーがいくつもあるので、食べようと思って買ってくるのだが、食欲のない時はそのままになる。」とのことでした。
 冷蔵庫の中は怖くて14日は開けませんでした。

                                                              2009.04.17 harayosi-2

 


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