ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『色ざんげ』

2018-05-01 21:07:25 | 
 土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』にあった美味しいご飯の炊き方。米をといでザルにあげて水を切って40分おく。その後、洗い米と同量の水でご飯を炊く。という方法を試してみても別に美味しいとは思わなかった。そこで、前と同じように米をといでザルにあげずに水加減をして普通に炊いた。「!!!」ビックリした。美味しくなかったのだ。土井善晴さんのやり方で炊いたご飯は、なんと甘かったことか。同じ米で炊いたとは思えなかった。土井さんのやり方で炊いた時は、味の違いがわからず、元のやり方に戻して土井さんのやり方の美味しさに気付いた。そう言えば、大学での調理実習では、朝一番にお当番さんが来て、米をとぎザルにあげていて、1時間目が始まると同時にご飯を釜で炊き始めていたな。
 それから、うちでは夜に米をとぎ、ザルにあげてから、コメを密封容器に入れて冷蔵庫で保存。朝に洗い米と同量の水加減をして早炊きコースで炊いている。土井善晴さん、さすがである。

『色ざんげ』 宇野千代 中央公論社
 外国帰りの画家の恋愛模様を描く。
 東郷青児展に行った時、東郷青児さんの写真があり、あまりのイケメンぶりに驚いた。そして、心中事件を起こしたとか宇野千代さんと同棲していたという文を読み、さもありなんと思った。宇野千代さんが東郷青児さんと同棲していた時、東郷青児さんから心中未遂事件の顛末を聞いて本にしたのが『色ざんげ』らしいと言うので、読んでみた。
 時代のにおいを感じながら、おもしろく読んだ。うまい。
コメント
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