『かがみの弧城』 辻村深月 ポプラ社
中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。
深い。不登校の子の気持ちをリアルに描いており、読んでいて苦しかった。そして、的をはずした無神経な担任や被害者面する加害者、親のため息、すべてがリアル。中盤からは、怒涛のような展開で一気に読む。最後は、きれいに謎が解かれ、よかったと思いながら読了。
鏡の内外を自由に行き来できるなんて安易。途中でなんとなくトリックがわかる。と言う人もいるが、それを差し引いても私はいいと思った。今、悩んでいる中学生がいたら、読んでほしいと思った。私は素直に感動した。
中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。
深い。不登校の子の気持ちをリアルに描いており、読んでいて苦しかった。そして、的をはずした無神経な担任や被害者面する加害者、親のため息、すべてがリアル。中盤からは、怒涛のような展開で一気に読む。最後は、きれいに謎が解かれ、よかったと思いながら読了。
鏡の内外を自由に行き来できるなんて安易。途中でなんとなくトリックがわかる。と言う人もいるが、それを差し引いても私はいいと思った。今、悩んでいる中学生がいたら、読んでほしいと思った。私は素直に感動した。