ささやかな幸せ

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「小磯良平と吉原治良」

2018-05-24 23:18:44 | 美術鑑賞
 昨日、「小磯良平と吉原治良」へ行く。多くの人が美術館へ向かうので「もしかして、一杯?」と心配したが、多くの人は「ジブリの大博覧会」へ行くのであった。「小磯良平と吉原治良」は空いており、じっくりと楽しめた。
 生まれ年も2年違いで同じ時代を生き、同じ阪神間で活動していた二人。しかし、小磯良平は、東京美術学校を首席で卒業し、吉原治良は、独学で絵画を学ぶ。小磯良平は、具象絵画の巨匠であり、吉原治良は、抽象絵画のパイオニア。その二人の作品を時代に沿って展示してあり、時代による絵画の変遷や類似性などがわかって、おもしろかった。ジブリもいいけど、「小磯良平と吉原治良」もいいよ~。
 ちなみに、小磯良平氏は、私の高校の大先輩である。

「小磯良平と吉原治良」 2018年3月24日-5月27日 兵庫県立美術館


右 吉原治良<黒い帽子の自画像>
左 小磯良平<自画像>


右 小磯良平<踊りの前> さすがである
左 吉原治良<作品3> 緑が効いている

●小磯良平<T嬢の像> さすがというしかない。まさしく正統派。
●小磯良平の戦争画 上手いので、戦争画なのに一幅の絵として美しい。
●吉原治良<菊ロ> 毛の塊のような菊がびっしり。私の好きな作品。
●吉原治良の円を扱った作品 迫力。圧倒される。<黒地に赤い円>の赤は暴力的でもあるし、<作品(黒地に白円)>の黒は吸い込まれそうである。<作品>は、好きで、ただただ見ているだけでうれしかった。

「10年ひとむかしと人は言う」 2018年3月17日-6月24日 兵庫県立美術館
 収蔵品を10年ごとに時間をさかのぼり、その年に生まれた作品やその年の出来事に関連ある作品を展示している。写真撮影可(一部不可の作品あり)
 森村泰正のお軸や絵本「ころころころ」の作者・元永定正さんの作品もあった。おもしろくて、うれしくて写真をぱちぱちと撮った。家に帰り、作品リストを見ると英語版を持って帰っていた。せっかく、写真を撮っても英語がわからないので、誰のなんの作品かわからない。アップできなくて残念。老眼で字が読めず、英語版のリストを持って帰るとは。トホホ。


大岩オスカール<www.com> 肉がぶらさがっていると思いきや、肉は国の形だった


横尾忠則<毛皮のマリー> ポスターもいいが、寺山修司作、コシノジュンコ衣裳とかそうそうたるメンバーが名を連ねているのがスゴイ


津高和一<雷神> なんで雷神?と思いつつも好きな作品


田中敦子<作品> 電気服で有名な方の作品


小野田實 なぜか心魅かれる


伊藤隆康<同時に存在する二つの半球体> おもしろい
コメント
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