『日の名残り』 カズオイシグロ 土屋政雄訳 ハヤカワ文庫
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―ブッカー賞受賞作。
大きなお屋敷に仕える執事の品のある一人語り。所々皮肉ぽいというか、スノッブぽいところも執事らしくていい。淡々と話は進む。
私は最後のシーンに心を奪われた。人生の晩年にさしかかるスティーブンス。貴族社会の終焉。すべてが夕暮れから夕闇にかかる風景と二重写しになり、美しい。
『暮らしのヒント集』 暮らしの手帖社
まいにちの暮らしを美しくする469の工夫とアイデア。新しくて、初々しく、素直である美しい暮らしを送るための、ちょっとした工夫や発見、そしてささやかな心持ちを、書き記した言葉の数々。
私がいいなと思ったヒント。
・嫌なことが一杯貯まると幸運と交換することができる
・今日は一歩ゆずる。ゆずることは、損をすることでもなく、負けることでもなく、失うことでもない
・さみしさや切なさはいいもの。向き合ったり、闘うものではなく、抱きしめてあげましょう
・お金がない、時間がないと口にするのはやめる
・豊かな暮らしは一日一日の積み重ね、感謝の積み重ね
この本をパラパラと読む。ランダムに本を開いたところを読む。それだけで、やさしい気持ちになる。
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―ブッカー賞受賞作。
大きなお屋敷に仕える執事の品のある一人語り。所々皮肉ぽいというか、スノッブぽいところも執事らしくていい。淡々と話は進む。
私は最後のシーンに心を奪われた。人生の晩年にさしかかるスティーブンス。貴族社会の終焉。すべてが夕暮れから夕闇にかかる風景と二重写しになり、美しい。
『暮らしのヒント集』 暮らしの手帖社
まいにちの暮らしを美しくする469の工夫とアイデア。新しくて、初々しく、素直である美しい暮らしを送るための、ちょっとした工夫や発見、そしてささやかな心持ちを、書き記した言葉の数々。
私がいいなと思ったヒント。
・嫌なことが一杯貯まると幸運と交換することができる
・今日は一歩ゆずる。ゆずることは、損をすることでもなく、負けることでもなく、失うことでもない
・さみしさや切なさはいいもの。向き合ったり、闘うものではなく、抱きしめてあげましょう
・お金がない、時間がないと口にするのはやめる
・豊かな暮らしは一日一日の積み重ね、感謝の積み重ね
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