おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

種子に関する主権と農家の役割(9月29日)

2012年09月21日 19時44分01秒 | 有機農業
 日本有機農業学会では下記のとおり、種子を考えるフォーラムを開催します。このようなテーマはこれまで積極的に扱われてこなかったので、貴重な機会になるはずです。ご参加をお待ちしております。

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日本有機農業学会、立教大学経済研究所共催
公開フォーラム「種子に関する主権と農家の役割」                                          
<開催趣旨>
 1992年の国連環境開発会議(地球サミット)を受けて発効した生物多様性条約には、その重要な目的として、生物多様性の持続可能な利用とそこから得られる利益の公正かつ衡平な配分ということがある。また生物多様性を構成する遺伝資源に対する主権を国家に与えている。生物多様性の中でもとりわけ農作物や家畜の遺伝資源と種子をめぐっては、人々の生活と安全保障に関わる直接的かつ極めて重要な問題となっている。
 フォーラムでは、グローバルな枠組みとローカルな視点によって、遺伝資源と種子は誰が、どこで、どのように保全し、利用し得るのか、そのための制度はどうあるべきかを考える。また上映会では、山形県における在来作物の伝承を追ったドキュメンタリー映画を通して、「種子」の社会的、文化的意義について考える機会としたい。

<日時>
2012年9月29日(土) 13:30~18:30

<会場>
立教大学 池袋キャンパス 14号館2階 D201教室
                                            
* 大学へのアクセスおよび構内地図はつぎをご覧ください。
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
(池袋駅「地下道C3出口」を利用すると便利です)

<スケジュール>
13:30-16:30
第1部 公開フォーラム(資料代:1000円 *学生無料 学生証の提示をお願いします)

「種子に関する主権と農家の取り組みの可能性」
西川 芳昭 氏(名古屋大学大学院国際開発研究科教授)

「フードシステム・アグリビジネスからみた種子」
久野 秀二 氏(京都大学大学院経済学研究科教授)

「食料農業植物遺伝資源条約を中心とした国際的枠組みとわが国の種子システムの今後のあり方」
大川 雅央 氏(独立行政法人 種苗管理センター)

「有機農業者が取り組むべきこと」
林 重孝 氏(有機農業者)

17:00-18:30
第2部 映画上映会(無料)

『よみがえりのレシピ』(監督:渡辺智史、2011年)

<問い合わせ>
立教大学経済研究所・森本 TEL:03-3985-4121 Email:morimoto_m(アット)rikkyo.ac.jp

有機・自然共生農業を考えるつどい(10月17日、18日)

2012年09月21日 19時35分27秒 | 有機農業
 山梨で、「有機・自然共生農業を考えるつどい」が開かれます。ゲストはオールスターという感じです。僕は非常勤があるので参加できません。残念。以下、詳細になります。

 スケジュールはこちら。
http://www.pref.yamanashi.jp/nougyo-gjt/yuuki/documents/kaisaiyouryou.pdf

 申込書はこちら。
http://www.pref.yamanashi.jp/nougyo-gjt/yuuki/documents/sannkamousikomi.pdf

有機・自然共生農業を考えるつどい(やまなし発・有機の郷推進交流大会)

1 趣 旨
食の安全・安心や自然環境の保全に対する関心の高まりを背景に、化学肥料や化学合成農薬の使用を低減する環境に配慮した農業の取組みが求められている。こうした中で、本県のすぐれた自然条件を活かして、県内全域の農家が化学肥料や化学合成農薬の使用を低減するなど、環境にやさしい農業に取組み、こうした農業が県民や消費者に支持される「やまなし有機の郷づくり」の実現に向け、全国の有機農業、自然共生農業、環境保全型農業などの実践者や研究者等を参集し、有機農業等に関する情報共有・意見交換を行う「有機・自然共生農業を考えるつどい(やまなし発・有機の郷推進交流大会)」を開催する。

2 主 催
山梨県、有機・自然共生農業を考えるつどい実行委員会

3 開催日時、場所及び参集者
日 時: 平成24年10月17日(水) 13:00~17:40
10月18日(木) 8:30~12:30
場 所: 甲府富士屋ホテルグランドホール・会議室等(10 月17 日)
山梨県甲府市湯村3-2-30
現地視察 (10 月18 日)
山梨県北杜市内有機栽培ほ場,(有)梶原農場 (代表 梶原雅巳氏),NPO 法人八ヶ岳有機農業者協会 (理事 瀬戸義和氏)
参集者: 生産者、就農希望者、流通関係者、消費者、研究者、関係団体、行政関係者等

4 内 容
(1)10月17日(水)
①セレモニー(13:00~13:10)
・挨拶(山梨県知事、農林水産省)
②全 体 会(13:10~14:40)
・講 演:「なぜ 自然栽培なのか!」 木村秋則氏
「共生農業について」 太田保夫氏
「農業への思い・歌を添えて」 スペシャルゲスト さだまさし氏
③分 科 会(15:00~16:20)
・第一教室(テーマ:多様な農法を考える)
○アドバイザー:木村秋則氏(青森県・実践者)、根本久氏(埼玉県・研究者)
明峰哲夫氏(埼玉県・研究者)
<進行役>澤登早苗氏(県内生産者・研究者)
○内 容:有機栽培、自然栽培など様々な農法の特徴や、実践する上で
の課題など、参加者が自らの方向を考える契機とする。
・第二教室(テーマ:流通・販売を考える)
○アドバイザー:魚住道郎氏(茨城県・実践者)、本田廣一氏(北海道・実践者)
<進行役>瀬戸義和氏、小沢博氏(県内生産者)
○内 容:生産された農畜産物の出荷体制や販路など、流通、販売面の
課題等について会場の消費者や流通関係者も交え、意見交換
を行う。
・第三教室(テーマ:土づくりを考える)
○アドバイザー:太田保夫氏(長野県・実践者)、横山和成氏(茨城県・研究者)
<進行役>向山茂徳氏(県内生産者)
○内 容:生産する上で最も重要な要素である土づくりや微生物の効用
ほかについて、参加者との意見交換を通じ、理解の促進と意
識の醸成を図る。
・第四教室(テーマ:担い手づくりを考える)
○アドバイザー:金子美登氏(埼玉県・実践者)、西村和雄氏(京都府・研究者)
<進行役>梶原雅己氏(県内生産者)
○内 容:有機農業等の担い手育成に向けて、課題や必要な方策(技術
の習得、研修体制など)について意見交換し、就農希望の参
加者の就農相談なども受ける。
④交 流 会(16:40~17:40)
・参加希望者による意見交換会

(2)10月18日(木)
・県内の有機栽培ほ場の視察(希望者)2箇所(8:30~12:30)
8:30 甲府富士屋ホテル発(バスで移動)
9:30~10:10 (有)梶原農場(代表 梶原雅巳氏)
10:30~11:10 NPO 法人八ヶ岳有機農業者協会(理事 瀬戸義和氏)
11:20 JR 小淵沢駅
12:20 甲府富士屋ホテル着
12:30 JR 甲府駅