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おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

休みが欲しい。。。

2009年10月13日 23時18分26秒 | 雑感
 きっとこの記事は愚痴っぽくなってしまうに違いない。
 なんだか最近、ゆっくり休める日がない。この3連休も結局仕事でつぶれてしまった。冷静に考えてみると、今、6足のわらじを履いている。そのうちの2足はアルバイト。その他はほぼボランティアベースの仕事だ。

 来年の3月には、2つのアルバイトを完全に辞めると決めている。大学のほうのアルバイトはもう長年やっている。確か大学2年生の頃からやっているので、今年で5年目になる。時給も良いし、仕事も慣れているので、辞めがたいのだが・・・ちょっと長すぎるので辞めようと思う。もう1つのほうは、辞める決心はすでに出来ており、なんだか、今日、それが確信できた。

 来年度からは新しい所属で、研究とフィールドワーク、そして自給農園のほうに力を入れたい。生活は奨学金でなんとかできないものかと考えている。最低でも月の3分の1以上は長野に帰りたい。そこから小遣い程度でもいいので、野菜を売って稼ぎたい。自身持って半農半Xと胸を張りたい。

 僕の大好きな写真家、本橋成一さんから久々に電話をもらった。
「いま、どこにいるんですか」「東京なんです」「こんな良い天気の日になんでそんなとこにいるの」「アルバイトがあって・・・」「そんなものどうでもいいから、長野にきなさい」「帰りたいんですが・・・」

 本橋さんのお父さんの時代から使用している農具をいただく予定でいる。この前見さしてもらったら、本当に物が良い。

 こんな天気の良い日に僕はいったい何をやっているんだろうか。この天気、この気温、最高の農作業日和だ。この前の台風の影響で、花豆の支柱も倒れたらしい。畑のお世話をしなければ。

 この3連休の真ん中の日、越谷イオンレイクタウンで「Act green eco 2009」というイベントの一部、「サテライト・エコトーク」のゲストに呼んでいただいた。環境ジャーナリストの丹羽順子さんが司会。司会がお上手で、とても楽しくお喋りができた。そして素敵な女性だ。

 農業と環境について、これは後ほど述べよう。

 

   

 





シルバーウィーク

2009年10月06日 20時19分36秒 | 雑感
 全然ブログの更新が出来なかった。長野に帰ってなかったわけではないが、なんだか忙しく、どうしても優先順位が低くなってしまう。

 その間、嬉しいことに来年からの進路が決まり、フリーター生活にも今年でおさらばとしたい。そう願っている。研究とフィールドワーク、そして自分の畑もさらに良いものにしていきたい。

 シルバーウィークの報告から。19日、20日のアルバイトを終えた後、長野に帰省。今回は、長野市立博物館で展示されている「おおいなる信州麻展」を見学するため、長野回りの高速バスで帰省。この様子も後ほど報告することにして、麻展にはそこまで人はいなかったが、この博物館はかの有名な川中島古戦場にあるため、天地人ブームで観光客がすごい。ただ、銅像があったり、石碑があったりするだけだが、車もすごい量、人もわんさか。

 久々に長野駅に行ったが、ここも観光客で溢れている。善光寺のおやきが売っていたのでお土産に買って帰った。ゴボウとか野菜とかナスとか・・・色々な味があるんですね。

 さて、今回はカブや葉物の直まきだ。22日は、ひだ紅かぶ、金町小カブ、そしてタアサイ、信州雪菜、三池高菜の3回目の直まき。さらには、ふだん草、中葉春菊を直まき。葉物、大根、玉ねぎの中耕除草を一通り行った。

 24日はニホンホウレンソウ、ラディッシュの直まき。ホウレンソウは2回目、10月に入ったら、小松菜、ホウレンソウの時間差直まきがメインになる。


直売所に行きたかった。。。

2009年09月14日 18時27分44秒 | 雑感
 今日は暑かった。気温は26度くらいだったみたい。だけど、下を見ながら、溝に種を1つ1つ落としていく作業は中、太陽は容赦なく僕の頭を照り付けていた。立ち上がると久々に立ちくらみがするほどだった。

 たぶんまだ種まきが遅いんだと思う。僕の性格上、几帳面なのでなんか、雑には出来ない。前に、ベテラン農家さんが歩きながら種をしなやかに蒔いていたのを見て、感動したのだが、それは僕にはまだ無理。1つ1つ丁寧に蒔いて、覆土していく。

 13日土曜日は、大根の種まき。8月末に1回蒔いたので、今回は時間差をつけて2回目の種まき。聖護院大根、煮物用の短い大根。

 そして今日は、時無小蕪と木曽紫カブ、ちぢみホウレンソウを直まき。ちぢみホウレンソウは、寒くなり、霜が下りると、さらに甘みを増す。ちぢみじゃなくても、普通、ホウレンソウは霜にあたるとそのうまさは倍増する。母親がどうしてもちぢみが食べたいというので、種を購入した。

 小カブとホウレンソウはようやく一回目の種まき。来週の連休に2回目の種まきをしよう。

 そうそう、午前中畑から戻ってきて、直売所に行こうということになった。うちの裏をずっとのぼったところに新しい直売所ができたらしい。方向としては、信州松本空港がある場所。

 その途中は、レタスとキャベツの畑が広がる。この地域のレタスは全国的に有名だ。母親が言うには、川上村のレタスは東京だから、ここのは大阪にでも運ばれているんじゃないかとのこと。とおーい。

    
 
    

 今日は空も綺麗だ。僕の住んでいるところはそんなにも都市部(都市と言っても田舎なのだが)に近いが、裏の畑で作業したり、その向こうに行ったりすると畑しかないので、田舎だな~と感じる。

 減反田で育つ蕎麦の花もとても綺麗で、稲も黄金色、大豆よく育っている。もう稲刈りを済ませている家もあった。きっと、こういう風景を見ると都会人は喜ぶんだーなー。

 がしかし、今回の目的の直売所は定休日。ここは、JAではなく、その地域の婦人部かなんかが、運営しているらしい。ここら辺では珍しい直売所だ。道の駅なんだけど。建物も立派。もう1つの直売所も定休日。仕方なく、農業専門のお店によって、種を購入して帰ってきた。

 種も「信州・・・」と名前がついていても、採種地は海外だったりする。種の9割は海外で採種されている。種の地産地消には程遠いのが現状だが、その種の名前を見ているだけでも楽しい。お、こんな野菜があったのかと楽しんでしまう。


都市に学ぶ

2009年07月27日 06時14分09秒 | 雑感
 なんだかんだ農家・農村を訪問する週末が続いている。仕事がらみではあるが、7月4日は栃木県の麻栽培農家へ、12日は小川町・霜里農場へ、17~18日は自分の農場へ、20日は練馬区・白石農園へ、25~26日は静岡県川根本町のお茶無農薬栽培農家へ。別にフィールドワークや調査などではない。

 研究者やNPOの人でもなんでもいいのだが、フィールドワークをすることの意義、目的等々、色々悩んでいるところが多々あるため、あまり今はお堅い考えで農村をまわりたくないと今は思っている。実家で地道な農業やっているほうが楽しいな~と思うし、あまりにもやらなければならないことが多い生活、情報が氾濫している生活から、農的生活にどんどんシフトしたいと考えてしまう。

 だけど、農家をまわっていると刺激をもらって帰ってくる。20日に初めて練馬区の白石農園を訪ねた。日本で最も有名な農業体験農園だ。農業体験用の農園には100以上の区画があり、そこを都市生活者がせっせと耕している。どこも立派な野菜を育てている。サトイモ、ネギ、トマト、ナス、落花生、キュウリなど、美しく育っている。自給用野菜だ。

 こんな暑い日に、電車や自転車で通って農業をやっている。農業やるために電車で通うなんて僕には考えられないのだが、それほどまでにみな農業というか農を欲している。何よりも参加者の意識がとても高い。

 そう、僕が大学進学のために長野から上京して早7年以上が経つ。当然だが、田舎から出てきている人よりも、関東近辺から通っている人のほうが多い。一番驚いたことが、都市生活者や非農家の人たちが、農業にとても関心があるということだ。ゼミごと田んぼをやったり、学内の空き地を耕したり、自分の家で耕したりと、先生方が特に熱心だった。

 都市に生活人たちがなぜここまで農的生活や田舎暮らしに憧れるのかが、僕も生活をしてみてようやくわかった気もするが、当時は不思議でならなかった。田舎にいるころは、農家だからそうなのだが、近くに田んぼもあるし、畑もあり、そこから日々の食生活が構成されていた。日常的な生活風景でしかなかった。

 田舎が都市生活者の熱心さを学ぶことも大切だ。この熱心さは素直に畑の美しさにあらわれる。うちの母親なんて、家続きですぐ裏にある畑に出ることでさえ、面倒だと文句を言うときもある。歩いて30秒もかからないのに。。。だからうちの畑は草ぼうぼうで、見るも無残な畑だ。

 都市が田舎に学ぶと同時に田舎も都市に学ぶことがあるな~としみじみと実感した日だった。

忙しい3連休

2009年07月21日 09時30分07秒 | 雑感
 ちまたでは子供たちはもう夏休みに突入。毎日とにかく暑い。太陽は出ないが、気温が30度を超え、むしむしする天気は外に出ているとジワジワと体力を奪っていく。

 忙しかった、この3連休。というか16日から忙しい。16日に南アの勉強会を終えてから、17日は仕事を終えてから、夜、そのまま長野に帰省する。17日は金曜日、しかも翌日からは3連休の始まり。そのことをすっかり忘れていて、新宿駅に向かうと、特急あずさの指定席は全て満席。自由席も長蛇の列。ぎりぎり座れたが、通路までお客が溢れていた。

 18日はまたまた雨の予報だった。僕が帰るときはいつも雨の予報。周りの農家からも、帰ってくるたびにいつも雨じゃ困っちゃうね~と言われる。だけど今回はジャガイモなどの収穫や雑草を刈らなければいけない。18日のことはもっと詳しく後ほど報告するが、結果的には雨は降らず1日作業ができた。

 そして19日、朝5時に起きて、7時の電車で東京へ向かう。19日は本橋成一監督の『バオバブの記憶』上映会。ちょうど大学のオープンキャンパスにぶつけての上映会を企画した。

 続いて20日はもう1つ、僕がアルバイトしている仕事で、練馬区にある「白石農園」に行き、出版社コモンズ代表、大江正章さんによる座学。日本で最も有名な農業体験農園だと思う。大江さんの主著『地域の力』(岩波新書、2008年)など、多くの本や雑誌に取り上げられている農園。このこともまた後ほど。

 毎日、お酒を飲んでいるので、体がだるくなっているが、今日は今後の進路を決める大事な日。気を引き締めていこう。