生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

立冬(11月7日から21日ころまで)落ち葉;2009と今2021

2021年12月05日 14時40分00秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
八ヶ岳南麓と世田谷の20年前と今
立冬(11月7日から21日ころまで)

落ち葉;2009と今2021

 八ヶ岳南麓は、11月に入ると全ての地面が落ち葉に覆われる。道路の上をカラカラと落ち葉が転がる。この辺りは、唐松、赤松、白樺が多い。赤松は常緑樹、唐松は細かい松葉になるので、ともに落ち葉とは言えない。



 一紀荘の庭の落ち葉は、白樺、ヤマボウシ、ジュンベリー、山桜などなど種々雑多になる。芝生の上に散乱した落ち葉を集めるのは骨が折れる。しかし、これをサボると、その下の芝生は一気に元気を失ってしまう。
 落ち葉にも使い道はある。埋め込んで腐葉土にするのが最上だが、焚火をして焼き芋を焼くのも良い。南天とブルーベリーの根元は北風に弱いので、落ち葉をかなり厚く根元に積もらせておくことにしている。一方で、芝生の上の落ち葉は要注意である。以前、固まって芝を覆っていたものを、ひと冬の間ほおっておいたところ、その部分が見事に枯れてしまった。だから、芝生の上の落ち葉は、丹念に取り除かなければならない。いずれにせよ、夏の雑草と、秋の落ち葉はなかなかに大変な代物である。

 数年に一度、烏山の庭に瑠璃タテハが卵を産んでゆく。瑠璃タテハの幼虫は食欲旺盛で、一匹で2本分の葉を平らげてしまう。この幼虫はこの葉っぱしか食べないので、食べ尽くすと大変なことになる。八ヶ岳では、ホトトギスは見事に茂るのだが、瑠璃タテハはついぞ見かけたことがない。第一、あの超グロテスクなとげとげの芋虫はこの辺りの景色には似合わないと思う。



10月24日に、「ルリタテハの蛹」を投稿した。大方の幼虫が消えても、蛹はどこを探しても見当たらない。

 昨日、枯れたルリタテハの葉っぱの下から、あの見事な瑠璃色の羽根が見えたので、慌てて写真を撮った。ルリタテハは、一般に花の蜜は吸わずに、樹液を吸うという。だから、羽化するとすぐにどこかに飛んで行き、他のアゲハ蝶のように、よちよちと、庭を徘徊することがない。


 
 写真の濃度を調整すると、どうやら羽化は無事にできて、羽根も広がり乾きかけたのだが、お尻の部分が蛹の殻から外れなかったようだ。



 つまり、この蛹は、枯れたホトトギスの葉っぱと、全くの擬態になっていたようだ。だとすると、今度、幼虫が現れたときには、蛹を見つけられるかもしれない。



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