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カルチャーショック!

2011年12月06日 | 韓流
愛されたがり屋の韓国人-「恋愛の法則」で深韓流がわかる
朴倧玄(パク・チョンヒョン)
講談社


●愛されたがり屋の韓国人「恋愛の法則」で深韓流がわかる 朴倧玄(パク・チョンヒョン) 講談社

韓タメDXというテレビ番組の司会をされていた法政大学教授のパク先生の本を読んでいると、韓国ドラマで謎だと思っていたことが氷解することがあり、著書を楽しみにしています。この本も読んでいてびっくりすることがありました。

韓国にも千羽鶴があり、贈り物にするそうです。その意味が日本と韓国では全然違うのだとか。

「日本では、病気の回復を祈って、周りの人が「元気づける」という意味で千羽鶴を贈る場合が多いが、韓国では、「恋を実らせる」ために恋人に千羽鶴を折って贈る」のだそうで、韓国女子が、大好きな日本の男子に贈ったところ、病気でもないのになぜ?とまったく感激していない表情に、がっかりして物別れになったエピソードが紹介されていました。

千羽鶴は広島の原爆投下以降に韓国に伝わったそうです。その千羽鶴が、韓国では恋人に想いを伝える贈り物となっているなんてびっくり。カルチャーショック!

数年前、当時夢中になっていた韓流俳優の弟が海外で急死したので、日本のファンがお悔やみの気持ちを込めて、白の千羽鶴を贈ったことがありました。ファン仲間から、口コミで千羽鶴を贈る計画があるのを聞いて、私も白の折鶴を数羽折って、取りまとめ先の熱心なファンの方に郵送したのでした。韓国での葬式に届けられた日本のファンからの白の折鶴だけで作られた美しい千羽鶴を、イ・ドンゴンさんやご家族関係者はどう感じたのでしょうか。韓国ではファンを家族というけれど、日本のファンも心から悲しんで、慰めになればと贈ったのでした。

その葬式のとき、俳優の元カノ女優が号泣姿で弔問に来ていたのにも驚いたものです。カルチャーショック2!。韓国では、葬式では大泣きするのがよいと聞きました。日本の感覚では、元カノ女優の出現自体にびっくりだし、その号泣姿もなぜそんなに目立つの?くらいな印象で、日本のファン仲間における元カノ女優の評判は、交際中もアンチでしたが、ますますアンチ度急上昇でした。(女優のファンの方、ごめんなさい。本当は、私自身はその女優が大好きです。フォローになっていないけど)

しかし、おそらくこの女優は、韓国ではこの件で株を上げたと思われます。だから、韓国のマスコミがこぞって女優の号泣場面を報道したわけで、その後、よいドラマに続けて出演していました。日本と似て否なる韓国を感じた日本の一韓流ファンの思い出です。

あれあれ、本の紹介はどこへやら。

本の内容で、ちょっと物足りないと思った箇所がありました。フランスに行った韓国人のエピソードになぞらえて、著者はどうやら日本女性に恋をして日本に来たと窺わせる記述がありました。無責任な野次馬の読者としては、著者ご自身の物語をぜひお聞きしたいと興味津々になりました。いつか別の著書で紹介されるのでしょうか。それとも、もう既に紹介されているのでしょうか。とても楽しみです。