Hello!今日のひとことは keep に関するものです。
keep (キープ) というと、みなさん何を連想されますか?
ボトルのキープだとか、お取りおきだとか、とりあえず確保しておくボーイフレンドを
キープ君なんていうのも聞いたことがおありかもしれません。
keepというのは 「ある状態にしておく」 という語感があるのです。
語感というのは、その言葉の持つイメージにあたります。
言葉というのは、その話す人々の文化を反映しますから、
その語感がきっちり一つの日本語にあてはまらない場合もでてきます。
それで一つの単語に対して日本語の意味がいくつも存在したりするのです。
一般的に知られているように、keepを「取っておく」だとか「一時的に持っている」
という意味だと思うと、おかしなことになってしまうことがあるのです。
英語でよくつかわれる表現ですが、お借りしたものを返そうとしたら、
You can keep it. とか You keep it.
といわれることがあります。
これは「さしあげます」という意味になります。
生徒さんの中には、持っていて後で返すのでは??
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今もっている状態にしておく→ずっともっている→あげる
ということになります。
ですから、こう言われたら、Thank you. といいましょう。
keepには、その他にも下のような意味があります。
すべて 「ある状態にしておく」 という語感があると納得出来るものです。
まず自動詞(動詞の後に~をにあたる目的語がいらないもの)として
①~し続ける
I am keep saying that. それをずっと言っているんです。
②(食品などが)持つ、保存がきく
It will keep for a week. 1週間はもつでしょう。
他動詞としては、
①~の状態にしておく
Keep your voice down. 声を小さくして
②~を持ちづづける
Keep the change. おつりは取っておいて
③ひきとめる
I don't want to keep you. 引き留めようと思いません
④動物を飼う
she keeps tropical fish. 熱帯魚を飼っている
⑤慣用句として、
Keep a secret. 秘密を守る
Keep a diary. 日記をつける
Keep away from ~から離れる
今日はちょっと真面目にお勉強しましたね。
英語に慣れてくると、ちょっとした疑問を見逃しがちで
私も生徒さんに質問されるまで、keepに関して深く考えずに
使っていました。
今回質問があり、改めて調べてみて納得した次第です。
生徒さん達のおかげで~す。
日々勉強ですね!
下にいくつか画像を載せてみました。意味が分かるか見てみてくださいね。
順に、「前に進み続けよう」 「子供たちをトラクターに近づけないで」 「訪問者の方へ芝生に入らないで」
「落ち着いて、ビールを飲もう」!?(*^_^*) 「水を綺麗に、排水は川に流れます」
(マーノ大佐)