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振り込め詐欺

2006年03月28日 | いろいろ
先日「振り込め詐欺抑止シンポジウム」に行ってきました。

難しい名前ですが、東京都と警視庁主催で、振込み詐欺の被害にあわないようにするためのお話でした。

テレビでも新聞でも報道されていますし、銀行でも注意書きを見かけるので、私は減っていると思っていました。

ところが、この1、2月の東京都の被害件数は2800件以上
同じ1、2月の大阪での被害件数は300件ほど。

大阪のオバちゃんは、電話がかかってくると
「アンタ、お金が欲しいなら、請求書と領収書をそろえて持ってこいっ!!」というそうです


さて、なぜ知っているのに振り込め詐欺にあうのか、というのが今回のシンポジウムのテーマでした。

最近は次のような手口が多いそうです
「お宅のご主人(or息子さん)が、痴漢をやってしまって…
相手はマスコミ関係なので、外に漏れるかもしれませんよ。
将来がある身でしょうから、示談にしてはいかがでしょう」

「交通事故を起こしてしまい、相手の車に妊婦さんが乗っていて、だんなさんがとても怒っている…示談に…」

本人は取調べ中なのでと言って、警察官と弁護士が電話口に交代で出てくるそうです。
警察が示談の仲介をすることは、絶対にないそうです。

他にも
「息子さんが友達の借金の保証人になってしまって、ともかく今すぐ払わないと大変なことになる」というのもあるそうです。

東京人は、エエカッコシィが多いので、痴漢だとか交通事故だとかいわれると、それを隠したいと思ってしまって、誰にも相談せずにお金を振り込んでしまうことが多いそうです。

それに、人は、パニックになると何も考えられなくなってしまうのですね。
いろいろと法律用語を言われると、何がなんだかわからなくなり
「どうしたらいいんでしょう?」と詐欺師に聞いてしまう。
詐欺師は この言葉が出たら ニンマリ だそうです
後は、詐欺師のペースで、どんどん進む

一番いけないのは 「私は大丈夫。そんなのに引っかからないわ」と思い込んでいることだそうです。

詐欺をするほうは、日々新たな手を考えているわけです。
向こうも生活かかってますから

予防策は
「すぐに振り込んでください」といわれたら、疑う

本人、家族と連絡を取ること

警察に電話して、交通事故や痴漢の事実を確認すること

電話をナンバーディスプレイにして、非通知の電話には出ない

合言葉を家族で決めておく

皆さん、気をつけましょうね。

  by かっちゃん