「「炉心溶融(メルトダウン)」の判定基準が、福島第一原発事故当時の社内マニュアルに明記されていたのに、その存在に5年間気づかなかったと謝罪した」東電。
「気づかなかった」という弁明はまったくもって白々しい。要するに東電は、メルトダウンを隠したかったのである。そう考えても矛盾はないだろう。
このような東電の姿勢は、原発事故の検証もきちんとなされず、またその責任について、何ら追及されてこなかったことが要因であろうと思う。
この点では、新潟県知事の毅然とした追及がとても重要である。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/26/meltdown_n_9551842.html?utm_hp_ref=japan
岩波書店でも、共同通信科学部の鎭目宰治氏が『科学』(岩波書店)で、「漂流する責任 原子力発電をめぐる力学を追う」というレポートを昨年末から3回にかけて連載していた。
5年が経過したからもういいや、ではなく、事故の責任がどこにあったのかを、個人のレベルまで追及していくべきだと思う。とかく官僚は数年たったらほかの部署に異動し、責任追及がされないことが多い。それぞれの「職」に就いているときに、どういう行動をしたか、その結果として事故が発生しているのである。個人のレベルまで追及されるのは当然だと思う。
福島では、今も苦悩している人々がたくさんいる。だからこそ、きちんと追及するべきなのである。
「気づかなかった」という弁明はまったくもって白々しい。要するに東電は、メルトダウンを隠したかったのである。そう考えても矛盾はないだろう。
このような東電の姿勢は、原発事故の検証もきちんとなされず、またその責任について、何ら追及されてこなかったことが要因であろうと思う。
この点では、新潟県知事の毅然とした追及がとても重要である。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/26/meltdown_n_9551842.html?utm_hp_ref=japan
岩波書店でも、共同通信科学部の鎭目宰治氏が『科学』(岩波書店)で、「漂流する責任 原子力発電をめぐる力学を追う」というレポートを昨年末から3回にかけて連載していた。
5年が経過したからもういいや、ではなく、事故の責任がどこにあったのかを、個人のレベルまで追及していくべきだと思う。とかく官僚は数年たったらほかの部署に異動し、責任追及がされないことが多い。それぞれの「職」に就いているときに、どういう行動をしたか、その結果として事故が発生しているのである。個人のレベルまで追及されるのは当然だと思う。
福島では、今も苦悩している人々がたくさんいる。だからこそ、きちんと追及するべきなのである。