アメリカ大統領選のニュースが毎日伝えられる。共和党はトランプ候補の人気が高いようだ。彼の発言はかなり過激であり、それをアメリカ国民は喜んでいるようだ。
対して民主党は、サンダース氏がなかなか健闘している。サンダース氏が当選して、格差縮小の政策を推進していけば、日本にも影響が出てくるだろうが、おそらくそれは難しい。アメリカ金融資本の力は強い。
さて、アメリカという国家を考えるとき、忘れてはならないのは、その建国の過程でいかなる事態が引き起こされたのかを忘れないことだ。多くの日本人はアメリカという国家に幻想を持っている。
しかしボクは、その過程で先住民たちがどれほどの苦難を強いられたのかを忘れてはいけないと思う。
ちょうど『現代思想』に、マニュエル・ヤンという歴史家が「この大地はだれのものか」を連載している。そのなかにアンジー・デボAngie Deboの著書が紹介されていた。
彼女には、白人がインディアンからどれほどの悪知恵や暴力を駆使して土地を手に入れたかを詳細に記したものがある。
And Still the Waters Runである。残念ながら翻訳はないようだ。その内容紹介に次のような文があった。
Creek Indian のChitto Harjoが1906年、アメリカ政府が部族の土地を清算しようとしていることに抵抗しているとき、コロンブスの時代からのインディアンの歴史について議論をはじめた。その理由が、下記である。
of course, a thing has to have a root before it can grow
訳せば、「もちろん、物事にはそれが大きくなる以前のルーツがなければならない。」ということだろうが、さらにその理由は、インディアン以外のアメリカ人はインディアンの歴史をほとんど知らないからだ、と記す。
アメリカという国家の本質を知るためには、アメリカ建国の歴史をきちんと知らなければならない。もちろん、その視点は、先住民からのものでなければならない。歴史は、視点によって見えなくなるものもたくさんあるからだ。
対して民主党は、サンダース氏がなかなか健闘している。サンダース氏が当選して、格差縮小の政策を推進していけば、日本にも影響が出てくるだろうが、おそらくそれは難しい。アメリカ金融資本の力は強い。
さて、アメリカという国家を考えるとき、忘れてはならないのは、その建国の過程でいかなる事態が引き起こされたのかを忘れないことだ。多くの日本人はアメリカという国家に幻想を持っている。
しかしボクは、その過程で先住民たちがどれほどの苦難を強いられたのかを忘れてはいけないと思う。
ちょうど『現代思想』に、マニュエル・ヤンという歴史家が「この大地はだれのものか」を連載している。そのなかにアンジー・デボAngie Deboの著書が紹介されていた。
彼女には、白人がインディアンからどれほどの悪知恵や暴力を駆使して土地を手に入れたかを詳細に記したものがある。
And Still the Waters Runである。残念ながら翻訳はないようだ。その内容紹介に次のような文があった。
Creek Indian のChitto Harjoが1906年、アメリカ政府が部族の土地を清算しようとしていることに抵抗しているとき、コロンブスの時代からのインディアンの歴史について議論をはじめた。その理由が、下記である。
of course, a thing has to have a root before it can grow
訳せば、「もちろん、物事にはそれが大きくなる以前のルーツがなければならない。」ということだろうが、さらにその理由は、インディアン以外のアメリカ人はインディアンの歴史をほとんど知らないからだ、と記す。
アメリカという国家の本質を知るためには、アメリカ建国の歴史をきちんと知らなければならない。もちろん、その視点は、先住民からのものでなければならない。歴史は、視点によって見えなくなるものもたくさんあるからだ。