コロナ・ワクチンの問題を報じていたのは、ただひとつ、名古屋のテレビ局CBCであった。「大石解説」では何度も、はっきりとは明言することはなかったが、事実を提示することによって、コロナ・ワクチンの問題点、その副作用、接種による効果はあるのか、など、多岐にわたって報じていた。
しかし、新聞やテレビは、コロナ・ワクチンの問題は、取り上げてこなかった。雑誌もである。
人びとは、コロナ・ワクチンはどうもおかしいぞ、という疑問を持ち始めた。ワクチンを何度もうった人がコロナに何度もかかり、重篤な副作用に見舞われたり・・・・しかし大手メディアは報じない。
そうなると、人びとはネットで情報を得ようとする。
大手メディアをオールドメディアとして不信感を抱き、オールドメディアは本当のことを伝えないという意識を人びとにつくりだしたのは、コロナ・ワクチンについて、きちんと報じてこなかったことにあるのではないかと思う。
コロナ・ワクチンに関しては、人びとが可笑しいぞと思い始めた後も、メディアは批判的にとりあげることなく、政府・厚労省の立場をとりつづけた。もちろん、CBCを除いてでではあるが。
さて、雑誌も、やっとコロナ・ワクチンについてとりあげるようになった。遅すぎる、というしかないが、それは今月号の『地平』である。
最初に医師の山田真さんへのインタビュー。
今回のメッセンジャーRNAワクチンのような新しいワクチンが使われる際には、本来は接種した人について抗体を調べなければいけないし、調べればワクチンが効いたかどうかわかるわけです。そんな基本的なことを行っていない。緊急輸入ということで、ファイザーなど製薬会社の言いなりになってしまった。このような新しいワクチンを効果も副作用も分からないままうつのは、壮大で危険な人体実験です。
最近のメッセンジャーRNAワクチンのように、従来の素朴なワクチンでなくなってしまうと、体の中で何が起きるかわからなくなってしまう。
新型コロナワクチンについては、そもそも、いまだに効果があったのかどうか、わかっていません。
世界的には日本のように5回も6回もうつようにすすめている国はないようで、アメリカやヨーロッパでもせいぜい2回、3回うつことがすすめられたようです。
コロナなど頻繁に型が変わり、そうするとワクチンの効果は消え、新しい型に対するワクチンをうたなければなりません。
医療費を削るためには子供を病気にさせないことが一番良い、あらゆる病気にワクチンを作り、防いでいくのが良いのだ、というように考え方が変わってきた。
なぜワクチン接種を勧めるお医者さんが多いかというと、病院にとって大きな収入になるから。
ちなみに山田真さんの家族は、いちどもコロナ・ワクチンをうっていないという。
次は、天笠啓祐さん。
相次ぐワクチンワクチン推進政策の内実をつぶさに見ていくと、安全性や人々の健康より、製薬会社の利益が優先されているように思える。
新型コロナワクチンは、特例承認という枠組みで、安全性も有効性もきちんと確認されないまま大規模に接種が進められた。この特例承認が承認審査の簡略化をもたらした。今回のレプリコンワクチンは、審査が簡略化されてから承認されたものである。とても人間への接種を行う段階にはない。ワクチンが本来の感染症予防というあり方を逸脱し、あらゆる病気への予防薬として、新たなワクチン開発が進められている。そこにはワクチンが、人々の健康を守るという本来の目的から逸脱し、医薬品産業の利益を優先して開発が進められているように思えてならない。
次は、楊井人文さん。
楊井さんの文の標題は、「未曾有の健康被害 ワクチン死亡認定1000人に」である。ワクチンを接種することによって、こんなにも健康被害がでたのははじめてのことで、医者たちも接種を働きかけることに積極的で、テレビなどにも、そのような立場の人が出演し、結局コロナ・ワクチンの問題をとりあげるメディアはほとんどなかった。そして
コロナワクチンの負の側面を検証することは依然として「タブー」のようだが、このままで多くの人が口に出さないまでも心の奥底に不信感を募らせ、それが本当に必要な予防接種に悪影響が出ることにならないか。
と書く。現実にワクチンへの不信感が強まり、インフルエンザワクチン接種者数は減っているという。
次は、田島輔さん。
田島さんによると、厚労省は大手PR会社と契約して、「新型コロナウイルス感染症のワクチン広報プロジェクト」を立ち上げたという。そして政府の方針に反対するような情報を、「ファクトチェック」して消していったようなのだ。田島さんは、このプロジェクトの資料を入手しようとしたが、黒塗りのまま開示された。そのプロジェクトは、どんなことをしていたのか。予想するに、ワクチン接種に都合の悪い情報を消去していったのだろう。そしてメディアもネットも、それに協力した。
FacebookやYouTubeでは、国やWHOといった保健衛生当局の見解を「正しい情報」と定義し、これに反する情報は「誤情報」として削除される可能性がある。
と田島さんは書いているが、実際削除されていた。
いずれにしても、政府、医療界、マスコミ、ネット、あらゆる組織がコロナワクチン接種推進に協力したのだ。
日頃、日本政府について怒り、不信感を示している方々が、なぜかこのコロナワクチンについては、何度もうっていたことを、わたしは不思議な現象だと思っていた。
何度も書くが、日頃、国民生活がどうなろうと興味も関心もない自由民主党、官僚、政治家どもが、なぜかコロナワクチン接種については積極的であったが、それはやはりカネ=利権につながっていたからなのだろう。彼らが、コロナに苦しむ国民を救済するためにワクチン接種をすすめたとは、とても思えないのである。