この本については途中経過を記してきた。読み終わって、現在のアビズム(Abism あるいはAbeism)は、ナチズムとの共通項を持っているということを感じた。
それは、ナチズムが大資本の利益を最大限に尊重するものであったことをみると、アビズムと共通している。
「大資本の利益を優先させる政策の前に、中産階級の利益が従来以上にかえりみられなくなったことはまぎれもない事実であった」(125)という記述に、法人税を減税し、大衆課税である消費税を増税する安倍政権の姿と重なってしまうのである。
また「ヒトラー体制の好みと必要に応じて作られた規則にそって学習指導要領までが書き改められたので、教育はいきおい気ちがいじみたものとならざるをえなかった」(110)
これも同じである。安倍の根拠なき被害妄想に基づく教育への干渉は、教育を根本から崩そうとしている。政権による恣意的な教育を合法化させる動きが活発化している。
そして・・・
「ドイツ国民のなかに、無関心層と、ヒトラーに盲従する層だけしかいなかったことが、けっきょく、このような暴君をそだてあげる原因となったといっていい。ヒトラーという、たった一人の人間のおかげで、ドイツ国民全体がおなじレッテルをはられるためとなったのである。」(168)
残念ながらボクは日本国民なのである。安倍の愚策により、今日本は国際社会からの不信と疑惑のなかにある。日本国民であるボクは、安倍と同じような人間だというレッテルを貼られたくはない。
今、ナチズムについて学ぶ必要がある。だからこそ、それを恐れる者たちが、アンネの日記のようなファシズムと関わるものを「焚書」しているのである。
それは、ナチズムが大資本の利益を最大限に尊重するものであったことをみると、アビズムと共通している。
「大資本の利益を優先させる政策の前に、中産階級の利益が従来以上にかえりみられなくなったことはまぎれもない事実であった」(125)という記述に、法人税を減税し、大衆課税である消費税を増税する安倍政権の姿と重なってしまうのである。
また「ヒトラー体制の好みと必要に応じて作られた規則にそって学習指導要領までが書き改められたので、教育はいきおい気ちがいじみたものとならざるをえなかった」(110)
これも同じである。安倍の根拠なき被害妄想に基づく教育への干渉は、教育を根本から崩そうとしている。政権による恣意的な教育を合法化させる動きが活発化している。
そして・・・
「ドイツ国民のなかに、無関心層と、ヒトラーに盲従する層だけしかいなかったことが、けっきょく、このような暴君をそだてあげる原因となったといっていい。ヒトラーという、たった一人の人間のおかげで、ドイツ国民全体がおなじレッテルをはられるためとなったのである。」(168)
残念ながらボクは日本国民なのである。安倍の愚策により、今日本は国際社会からの不信と疑惑のなかにある。日本国民であるボクは、安倍と同じような人間だというレッテルを貼られたくはない。
今、ナチズムについて学ぶ必要がある。だからこそ、それを恐れる者たちが、アンネの日記のようなファシズムと関わるものを「焚書」しているのである。