線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

「黒部峡」を醸す林酒造場

2017年03月13日 19時14分44秒 | 
 富山県も新潟県境の町、下新川郡朝日町。先日、魚津市小川寺の獅子舞見物の帰りに通りかかったところ、朝日町のガイドマップを見て、酒蔵があることに気づき、立ち寄ってみた。朝日町境にある林酒造場だ。

 おお!佇まいがすばらしい。越中から親不知子不知を経て越後へ向かう手前の場所。街道沿いではあるが、日本海のすぐ側にある。創業寛永三年(1626)というので、300年以上の歴史がある。富山県内では最古の蔵元なのだ。

 銘柄は現在は「黒部峡」がメインだ。

 ラベル等によると、北アルプス朝日岳の雪どけ水の井戸水で醸した酒だという。かつては、当地にあった関所の桜にちなんで「関桜正宗」「越の関桜」、戦後に「関桜」と名を改めたという。古い看板の銘柄はこれだ。


 さて中へ入ってみる。

 この建物だけで気分はマックス!(ちなみに当蔵元さんは「関桜林酒造」として「とやまの近代歴史遺跡百選」に選ばれたという)。

 ご当家の方とお話をしながら、何本かお酒を買わせていただく。この建物だけで100年以上だということから、この伝統を感じさせられる。

 富山も美味しいお酒がたくさんある。こうして、蔵元さんをお訪ねして買うのは楽しい。

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