民謡や端唄・俗曲等には「アンコ入り」という歌い方がある。ある曲の中に別な曲をはさむタイプ。
民謡では、「ソーラン節入り」《秋田船方節》、「馬子唄入り」《淡海節》、「追分入り」《安来節》…。他にもたくさんある。
そんな「アンコ入り」の最たるモノが、秋田の《新タント節》だろう。一般的な《タント節》の上の句と下の句の間にかけ声風に歌う部分が、別の曲を入れる。よく知られているのは、「ソーラン節入り」「おこさ節入り」「真室川音頭入り」。
それが…何年か前に買ったCDに珍しい《新タント節》があった。
「真室川音頭入り」なのだが、その《真室川音頭》が「秋田追分入り」なのだ。
「追分入り」《真室川音頭》は、単独で聴いたことがあった。それを、そのまま《タント節》にはさんで《新タント節》にしてしまうというのは、ダイナミックな発想だ。
歌詞は、こんな感じ。
♪ハァー村のはずれの 柳の下で 泣いて別れた 仲じゃもの 仲じゃもの
(真室川音頭)
♪親が許さず 別れてみたがコーリャ 追分きくたび 思い出す
(秋田追分)
♪(ソイーソイ)
別れて今更(ソイ) 未練じゃないが 気にかかる(ソイ)
主はいずこで 暮らすやら(ソイーソイ)
雨の降る日も 風吹く夜さもネ(ソイ)
思い出しては 忍び泣き
(真室川音頭)
♪蝦夷は雪国 寒かろうコーリャ ご無事なお帰り 待ちますよ
女心は タントタント 切ないものだよ その訳だんよ
なかなかおもしろい構成だ。
知らずに聴いていると、真室川音頭になった時点で「おや?」と思うのに、途中で、三味線が休んで、ソイーソイ!そして竹だけで追分になって、それが終わると再び真室川音頭になって、タント節に戻る…。
秋田から山形へ行って、また秋田、そして山形で、最後にやっぱり秋田で終わる感じ。一体どこの民謡だ~?みたいな気分
民謡の楽しみ方って、面白い!
民謡では、「ソーラン節入り」《秋田船方節》、「馬子唄入り」《淡海節》、「追分入り」《安来節》…。他にもたくさんある。
そんな「アンコ入り」の最たるモノが、秋田の《新タント節》だろう。一般的な《タント節》の上の句と下の句の間にかけ声風に歌う部分が、別の曲を入れる。よく知られているのは、「ソーラン節入り」「おこさ節入り」「真室川音頭入り」。
それが…何年か前に買ったCDに珍しい《新タント節》があった。
「真室川音頭入り」なのだが、その《真室川音頭》が「秋田追分入り」なのだ。
「追分入り」《真室川音頭》は、単独で聴いたことがあった。それを、そのまま《タント節》にはさんで《新タント節》にしてしまうというのは、ダイナミックな発想だ。
歌詞は、こんな感じ。
♪ハァー村のはずれの 柳の下で 泣いて別れた 仲じゃもの 仲じゃもの
(真室川音頭)
♪親が許さず 別れてみたがコーリャ 追分きくたび 思い出す
(秋田追分)
♪(ソイーソイ)
別れて今更(ソイ) 未練じゃないが 気にかかる(ソイ)
主はいずこで 暮らすやら(ソイーソイ)
雨の降る日も 風吹く夜さもネ(ソイ)
思い出しては 忍び泣き
(真室川音頭)
♪蝦夷は雪国 寒かろうコーリャ ご無事なお帰り 待ちますよ
女心は タントタント 切ないものだよ その訳だんよ
なかなかおもしろい構成だ。
知らずに聴いていると、真室川音頭になった時点で「おや?」と思うのに、途中で、三味線が休んで、ソイーソイ!そして竹だけで追分になって、それが終わると再び真室川音頭になって、タント節に戻る…。
秋田から山形へ行って、また秋田、そして山形で、最後にやっぱり秋田で終わる感じ。一体どこの民謡だ~?みたいな気分
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