線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

常磐炭坑節

2012年03月11日 21時51分28秒 | 民謡
♪ハァー朝も早よからヨー カンテラ下げてナイ
 (ハ ヤロヤッタナイ)
 坑内まわりもヨードント 主のためナイ
 (ハ ヤロヤッタナイ)

茨城県民謡として知られる《常磐炭坑節》。しかし、この常磐炭坑は福島から茨城にかけての地域。その坑夫たちが歌ってきたものが座敷唄になって流行したものだ。《磯節》で知られる茨城の谷井法童等によって茨城側で広く知られるようになった。ただ、磐城地方で歌われた《草刈り唄》であったようで、その後福島、茨城両県の花柳界で歌われるようになっていった。こうした経緯で、この唄は福島県民謡として、また茨城県民謡としても知られる。

【常磐炭坑節踊り】(磯節大会のアトラクション)


今日、震災後のいわき市の「ハワイアンズ」のフラガールの1年を追った番組を見ていた。すると、一人の女性ダンサーが、無伴奏の《常磐炭坑節》(歌声からすると、福島出身の原田直之さんのようだ)に乗せて、ソロで踊っておられるシーンが出た。

あの南洋の雰囲気のフラダンスとはうって変わって、何ともしっとりとした感じの踊りになっていた。


こういうシーンを見ると、やはり《常磐炭坑節》は福島県民謡だな…と思わせる。
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東日本大震災から1年

2012年03月11日 16時52分08秒 | 日々雑感
今日は、所用で松本へ出かけてきた。そんななかで、午後2:46が近づくと、ふと気になって自動車を停めて、ワンセグでテレビを見た。

NHKで、政府主催の追悼式をやっていた。ちょうど天皇・皇后両陛下がステージ上に入られたシーンだった。

そして運命の時間になり、参加者は1分間の黙祷。
自分は自動車にいたのだが、姿勢をやや東北に向けたつもりで、目を閉じた。


そして手術後間もない天皇陛下のお言葉が流れた。1つ1つのかみしめるような口調に、何とも言えない気持ちにさせられた。





これから、どういう方向に進んでいくのだろう。自分は、何もできずに(何もせずに?)過ごしてしまった1年間。




何か見つけたい気分だ。
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