馬ひでの助

街道歩き&城廻りの記録、
そして滋賀県情報&つぶやき
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【御代参街道】5、愛知川ルート。中山道から極楽橋へ

2022-10-26 15:29:00 | 御代参街道
前回、御代参街道歩き、小幡ルートを八日市駅まで歩きました。
が、ネタ本によると中山道から南下するのに愛知川ルートと新道ルートがあると記載されていた。

ならば、行かねばなるまい。
というわけで、9月30日に両ルートを歩きました。

まずは、
10時17分、近江鉄道愛知川駅。



中山道に出て南下。



10時40分、小松屋老舗さんの横の路地がスタート地点になる。



地面に「伊勢道」と表示されてる。



御代参街道のことです。
ネタ本によればこのルートが本来の一番古い街道だと書いてある。

小松屋さん横を左折し
出発します。

道なりに進むと
近江鉄道の踏切を渡る

渡ると直進せずに右折する。
画像の左手が新幹線、右手に近江鉄道を見る

新幹線のガード下をくぐる


Googleマップ↑

少し進むと


道路が2つに分かれるがここは真っ直ぐ進む


突き当たりの右手に「不飲井」があります
中山道に不飲橋があるが、ここの井戸が不飲川の起点になってる

街道は真っ直ぐ進むが、工場で消滅したので左折し迂回します


ガソリンスタンドを右折
しばらく進んで会社の横の細い路地に入り

この付近を街道が通ってたのではないか?
と推測する


迂回道に戻る。
東円堂地区。

ここでも街道は工場の内側を通ってたはず。
仕方ないので県道を進みます

工場の前の川の内側が街道だと思う


県道歩きはつまらないので集落内の道を進む


実はここ、多賀参詣道

参詣道歩きでもここを通りました
またいつかアップします


「極楽橋」交差点

ここでまたまた街道は消滅するので迂回します


迂回ばっかり…





次回に続く


Φ(*^ひ^*)Φ

我が家のキンモクセイ(左)とギンモクセイ(右)
キンモクセイが咲き終わり
現在はギンモクセイが咲いてます
秋の香りムンムンしてます

というか、今年は咲くのが遅い

馬《●▲●》助ヒヒーン♪






























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【御代参街道】4、松尾神社

2022-10-10 07:14:00 | 御代参街道
2020年5月29日
この日の街道歩きは打止め、
最後に松尾神社へ寄り道することにした。
踏切を越えて突き当たりに神社がある

踏切から八日市駅を見る
近江八幡方面(八風街道)と貴生川方面(御代参街道)への分岐駅と言ってもよい


突き当たりに鳥居

本殿に参拝。
東大寺所属の寺があり、松尾神社はその鎮守だった。

左手に庭園がある。

解説板

桃山時代初期の寺院もしくは武家屋敷の庭園遺構
1566年、後の足利義昭は奈良の興福寺を出て近江の佐々木義賢(六角義賢、承禎)を頼った。

で、将軍を迎えるためにこの庭を造ったのではないか?
という説もある。


後に義昭は越前の朝倉氏を頼るが、居城の一乗谷に造った庭園と似てるのがその理由だとか?
現在、庭園は東近江市八日市の文化財に指定されてるが、由緒が明確になれば国の指定を受ける価値のある庭園だと思いますよ。

解説板に縄張図。
三丸、二丸、本丸と記載されてる。
説明が全くない。
いったいどこの城の縄張図なのだろうか?
まさか、この松尾神社の屋敷跡がこのような城跡、館跡だったのだろうか?

すぐ近くの小脇館のことだろうか?
いやそれは違う

気になります…





延命公園に移動


石段右手に「松尾神社御旅所」


「江州音頭発祥の地碑」
近江の盆踊りは江州音頭です。
学校の運動会でも必ず踊ります。
体育の時間に踊り方の指導もありました。
我が輩の小さい頃はプロの歌い手さんが盆踊り会場を掛け持ちしてました。



延命公園
山頂へは別の機会に登ったことあるので今回はここで退散



江戸時代の高札。
川奉行のお達し。

小脇の沢堀を浚えるべし。
ゴミや土砂を沢堀の中に入れるな!
という内容。

この付近から西へ八風街道を進むと水路(堀)に囲まれた「小脇館(佐々木源氏の本拠地)」があります


この水路に関しては八風街道歩きをアップするときに取り上げます
いつになるかわからないが…


「延命湯」
昔ながらの銭湯

飛び出し坊や看板も裸仕様になってます(笑)
ちなみに飛び出し坊や看板は、この八日市が発祥の地です。


14時59分「八日市駅」到着。
本日の歩きはこれにて終了。
9.9km。3時間46分。

次回、八日市駅から日野駅まではこの倍歩きます

馬《●▲●》助ヒヒーン♪

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【御代参街道】3、日吉神社(建部日吉町)~松尾神社鳥居(八日市松尾)

2022-09-27 07:59:00 | 御代参街道
2020年5月29日
日吉神社到着
街道は南下するが、ここで寄り道。
少し北上する

道路沿いに盛土

地蔵堂がある

ここは「大塚庵古墳」

6~7世紀の古墳群の1つ
横穴式石室あり

古墳の上に埴輪が置いてある

「建部(たけべ)の起源」

この地域は建部という。
北の方に建部神社がある。
現在、近江国一宮は大津市瀬田の建部大社だが、本来は五個荘の建部神社が一宮でした。
近江国府が大津市にあったので一宮も国府の近くに移されたのです

再び日吉神社へ戻った


境内に神武天皇遥拝所がある


神社の前の道を西へ向かう


ここで右折する


「金賞寺」


門前の先が街道の分岐になってる


大きな民家がある

角の植込みに道標が!
「右ハいせみち」(右は伊勢道)

2つの地蔵堂の前の道を右へ進むルートが新堂への道。建部神社へ行く道です

今回はこの分岐を南下する



Googleマップでは

この先がややこしいので
Googleマップで図示


突き当たる場所は

↑T字路で、ここを右折する

その先に日吉社御旅所の灯籠

この道を八日市駅へ南下します

旧道らしい雰囲気
物騒で味気ない県道や国道よりもこういう通りを歩くのが好きです
お地蔵さんと常夜灯

大きな屋敷がある
なにやら石像が建ってる


よく見ると石柱に
「御代参街道、旧建部村村長の…」
村長の家、ですな。
解説板を読むと、当主は近江商人で朝鮮半島で商売をされたようです。
で、高麗ゆかりの石像美術に関心を持たれた、ということか。


また、地蔵堂と常夜灯
武治刃物店

西照寺

右手に松尾神社鳥居

街道はこのまま真っ直ぐ南下するが、
今回はここで打止め。





ここで、寄り道します
スーパー平和堂の裏を右折し松尾神社へ参拝することにしました。

その4に続く

馬《●▲●》助ヒヒーン♪
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【御代参街道】2、奥村神社(五箇荘奥町)~日吉神社(建部日吉町)

2022-09-20 09:30:00 | 御代参街道
御代参街道小幡ルート、新旧道が奥村神社で合流。
昼食休憩した後、午後の歩き再開。
県道の西隣の道を南下する
Googleマップではこのルート↓



奥村神社を振り返って見る

左が参道、右が県道
少し南下すると左手に辻プラスチックの会社、


その右手に地蔵堂がある。


馬頭観音様が安置されてる


交通安全のお守り、
街道歩きにとっては街道の名残の証拠でもある。

左向こうに県道の「奥」交差点

フェンスに沿って街道を南下

ここで県道と合流する
振り返ってみる
左の道が今歩いてきた道、
右の道が県道

県道に合流したが、すぐに別れて「下野」集落内に入る

イチゴ直売の幟の方へ

県道よりも集落の中のほうが車が走ってなくて安全です
滋賀県のブランド米「水かがみ」
我が家もこればかり食べてます

地蔵堂

天一神社
境内奥に

神武天皇遥拝所

集落の南にある大きな寺
「弘誓寺」

広い駐車場及びバス停もある
下野の那須与一の子供が建立したとか?
集落名の下野(しもの)は下野(しもつけ)国にちなんでるのかもね。
向かいには珈琲店

寺の前の道の向こうに近江鉄道河辺の森駅があります。
街道は駅と反対に向かう
県道の交差点を横切る

建部上中町の集落を通ります

上中バス停。
路線バスではありません。

右折する

左折する
ここは一本筋を間違えてます


地蔵堂

駒ノ旗地蔵堂と書いてある
上中集落の南の端に来た。

なお、Googleマップでは

県道52号線を日吉神社まで進むルートになってます。
これはこれで正しいと思います

しかし、下野集落から上中集落へのジグザグ道も存在する。

国土地理院の今昔マップ
明治初期の頃の図

ジグザグ道があります

今回はこのややこしいルートを歩きました。

寄り道してるので若干ずれてますが…

↑Googleマップではこんな感じのルート

上中町は北と南に分かれていて
南地区へ

浅ノ前地蔵尊



そして、13時35分
県道52号線交差点の向こうに日吉神社の鳥居が見えます

日吉神社付近で、愛知川ルートと新堂ルートが合流します
この2つのルートは後日歩く予定をしてます。

その3に続く

馬《●▲●》助ヒヒーン♪













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【御代参街道】1、五箇荘駅~奥村神社(五箇荘奥町)

2022-09-14 09:41:00 | 御代参街道
御代参街道は伊勢と多賀を結ぶ道です。
江戸時代、徳川将軍家光の乳母の春日局が伊勢神宮から多賀大社へ参詣した時に整備された。
伊勢道は東海道土山宿で合流する。
ここから草津宿を経由して中山道を北上するのは遠回りになるため、バイパス道として東海道土山宿と中山道愛知川宿を結ぶ対角線の道を特別に「御代参街道」と呼ぶ。


江戸時代、朝廷が毎年多賀大社に参拝しその後、伊勢神宮へ向かう時にこの道を利用したのでこれが「御代参」の名前の由来になったようです。

我が輩は三回に分けて歩きました。
1回目は五箇荘駅~八日市駅
2回目は八日市駅~日野駅
3回目は日野駅~土山宿

まずは第1回目、
2020年5月29日。
近江鉄道五箇荘駅。
住所は五個荘町。
駅名と町名は漢字がちょこっと違う。
10時20分スタート!

小幡商人発祥の地碑
今回歩くのは小幡ルート(新道)です

駅から真っ直ぐ西へ進むと中山道に突き当たる
この奥の小幡公会堂に道標があるそうなんですが、今回見逃した。
後日リベンジしたい。

ここでUターンして御代参街道へ。
実質的にはここが本スタートです。
角に道標がある。
本来は別の場所にあった。
その本来の場所はどこかな?

解説板。
右は中山道京都方面、
左は伊勢、日野、八日市方面←遠い位置から順に書いてある。
今回は八日市まで行く予定
ここ新道ルートです

10時30分
細道地蔵尊

外にも石仏群

新幹線のガード下をくぐる

シャディのほうを見る。
この後、まさかシャディへ行くことになろうとは…


近江鉄道の踏切を越える

新幹線を振り返ってみる

線路が2つある。
左手が現在の近江鉄道本線。
右手の線路は廃線。
五箇荘駅からの貨物線だったようです
向こうに新幹線とシャディが見える


実はこの後、地元のおじさんが本来の御代参街道はもっと北のほうに道があったと教えてくれた。
現在の道は後に整備された道だと言う。
そこで、一旦北上し中山道へ向かう。
廃線跡を越えてシャディ方面へ

右手に墓地

県道に合流します

合流する場所に六地蔵あり

物流センター横を進む


街道跡かな?と思ってます

中山道の手前に「厳島神社」

境内に
松尾芭蕉の句碑がある

そして、11時12分
中山道に合流。


↑これが旧道ルートだと推定されます。

で、再び元の場所へ帰る

物流倉庫横の土手道を戻る。
旧道の名残だと思って…



今回歩いたのは新道ルート。
旧道ルートは今回探索した結果、中山道の分岐から厳島神社の前の道を通り物流倉庫付近まで。
さらにその先は現在の県道52号線沿いのルート(図の…)だと思われる。

旧道と新道が合流するのが奥村神社です。
今回は新道ルートを南下し奥村神社へ向かう。

旧道ルート探索で余分に時間を費やしてしまったが、とりあえず納得したので
道路を南下する。


大きな共同墓地


ここで道が分岐する。


↑我が輩は左の道路を進んだが、
後で調べたら間違いでした。

右の細い道を進むのが正解!


いやぁ、情けない


Googleマップの図
さらに、この先を拡大すると

Googleマップには、細い方の道に御代参街道と明記されてる
う~ん残念無念。

しかし、Googleマップでは
↑街道が左の交差点で消えてる。
この先が不明なのだ。

A地点から奥村神社へのルートは大胆に推定すると圓光寺のそばから集落のなかを通って奥村神社へ向かったのではないかと思う。

そして、奥村神社で旧道ルートと新道ルートが合流します。

奥村神社が見えてきました


12時00分
奥村神社到着。

すると、神社の北の入り口付近で昼食されてる人がいる。
様子から察するに我が輩と同業者のように見える。
話しかけると、ピンポーン!でした。
この人も御代参街道歩きで、
我が輩とは逆に土山宿から北上してきたそうです。
まもなくゴールですな。

さらに聞くと、なんと!
全国の街道巡りをしていて鹿児島から青森まで街道を縦走した、という。
記録写真やメモを拝見させてもらった。
もうまさに街道の達人ですな。

羨ましいです。
我が輩も見習いたいが、体力的・年齢的にも無理だな…😥

お別れした後、


お昼なので我が輩も境内の南の方で昼食にしました。

なお、境内社務所の植え込みに道標が残されてるそうです。
全く気づかなかった
見逃した!
道標の見逃しは街道歩きにとって恥辱以外の何ものでもない

いやはや…

その2に続く


※この記事は
サンライズ出版「多賀道と御代参街道」という本の図と解説を参考にしてます


馬《●▲●》助ヒヒーン♪

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