たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

佐賀県武雄温泉に行ったこと その6 (世界一の登り窯「飛龍窯」を目指す)

2010年06月19日 | 日記

武雄市街地の散策を終え,目指したのは世界一の登り窯「飛龍窯」である。


左:走り始めたときから気づいていたのだが,シフトレバーの不具合に加え,タイヤの空気が不足している。今では減ってしまった町の自転車屋さんを発見。開店休業状態の店だったが,声をかけると奥から店番のおばあちゃんが出てきた。
「空気入れを貸してください」とお願いすると「そこの店先にあるからどうぞ」と言ってまた奥に引っ込んでしまった。空気室のない旧型の空気入れが鎖でつないであった。ありがたく使わせてもらった。「坂元サイクル」のおばあちゃんありがとう。
右:ペダルも軽くなり「飛龍窯」の案内板をようやく見つけた。パンフレットの略図のみがたよりでさんざん迷ってしまう。これより8㎞の案内板である。パンフレットによればこの先にトンネルがあるらしい。ということは上り坂になるということだ。
しばらくは平坦だったが,段々坂がきつくなる。ここでギアを落としてゆっくり登ろうとシフターを操作する。あれっ,ギアが切り替わらない!平坦な道で試したときはしぶしぶながら動いてくれたが,肝心な時にこれである。ケーブルを手で引っ張ってみてもいうことを聞かない。こうなればパワー勝負しかない。立ちこぎで坂道を登る。


左:ようやく見えてきた「赤穂山トンネル」。入口には梅の花のレリーフがあった。ここまできたらあとは下り坂だ。
右:トンネルを抜けるとのどかな田園地帯が見えてきた。そして下り坂になるとシフターの調子も回復する。気まぐれもいいかげんにしてくれ!


左:有田焼の火鉢がたくさん並んでいる家を発見した。この付近の農家は大きな建物ばかりである。火鉢の家もさぞや大きな屋敷だったのだろう。
右:あと1㎞の標識。「K」の字の右斜めが目指す方向だ。一瞬見ただけではわからなかったので,停車してじっくり確認した。


ついに「飛龍窯」に到着した。陶芸の里「竹古場キルンの森公園」内にある。窯の全長は23m,高さ3.4m。一度に12万個の湯飲みを焼成できるとあった。


左:正面の焚き口が6カ所もある。
右:公開されている焼成室の中は作品展示室になっている。各工房から持ち寄られて焼かれた壷のほかに陶製のランプが展示してあった。

「飛龍窯」の見学を終え,来る時とは別なルートで武雄市街地まで帰った。ママチャリで20㎞超の行程はさすがにヘビーだった。これからビールを飲むぞ!

本日の記事はこれでおしまい。

コメント (4)
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