つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

薔薇のささやき

2010-05-15 07:36:19 | 絵・まんが
わたしは薔薇を描こうと何度か挑戦したのだが、いま一つこれは…と思える薔薇が描けてない。

花は薔薇を含めて牡丹、クチナシ、藤、蓮、と描いたことがあるのだが、いずれも前述のいま一つを
抜けきらないでいる。正直、描く前は花は描きやすい被写体ではないかと、少しタカをくくっていた
感は否めないのだが、描いてみると、本物の美しさに負けてしまうのである。

「本物より美しくないものを見たいと思うだろうか?」これが胸に突き刺さってくるのである。
絵は本物をただ写しとるだけではなく、実物を自分の心に一度投影して、そこに見えるもの、或いは
感じるものを表現したものが、いわゆる「絵」であり、「絵画」という作品なのである。

そこには本物より美しいとまでは言わないが、本物を見ただけでは感じない“何か”がほしい
のである。その何かこそ、絵描きの真価の問われるところなのだ。

だから、何としてもこれは…と自分で納得できるものを描きたいのだ。特に薔薇に関しては
それがより強いのである。幸いなことに、このところ薔薇の表現イメージが3つ程ひらめいて
いるので、何とかそれをものにしたいと薔薇を真近に、それこそ穴のあくほどに見つめている
のである。

そしてつい昨日ジッと見ていた薔薇からメッセージを受け取ったのだ。薔薇はこう言った。
「ちゃんとわたしを見てよ」???ジッと見ているわたしにである…。

はてさて…これはどういうことなのか、さらにわたしはジーッと見つめるのだった。

      ささやける 薔薇が「わたしをよく見てよ」
                          issei
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パソ君よ

2010-05-08 05:09:07 | ちょっとした出来事
会社がひけて家へ帰り着くと、身内が困ったような顔をして、「エライことになった」と嘆いて
いる。聞けば「パソコンが壊れてしまった」というのだ。起動はするのだがその後画面は
真っ暗で、色々手をつくしたが、ウンともスンとも言わないというのである。

考えてみれば、我がパソ君、1台を家族全員で使いまわされ、休む暇なく働かされて労働基準局に
訴えるすべもなく、あわれ過労死に至ったようである。

というわけで、しばらくパソコンが使えない状態になってしまったのだった。

わたしは哀悼の意をあらわし、黒い柩のようになったパソ君に手を合わせた。このことにより、
やっと身内の一人が、自分専用のパソコン購入を決めたのである。

データを取り出すべく、業者に来てもらったところ、データも無事で、なんとか修理も可能との
こと。このパソ君を修理して瀕死から蘇えらせ、新しいのと2台駆使すれば、少しはパソ君の
寿命も延びるに違いない。やっぱりパソ君にも憩いのひと時が必要でありましょう。
これからは、休日を本気で考えてやろうと思っている。

まずは、お疲れさん…。またよろしく…っと。

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