道防災会議地震専門委員会で、6月28日に津波浸水予測図を発表した。太平洋沿岸の最大水位は、浜中町琵琶瀬のほか、釧路町昆布森など3カ所が30メートルを超えた。日高管内ではえりも町大和の29.8メートルで、苫小牧市は6.4~8.5メートル、白老町は7.0~8.8メートルの最大水位が想定された。
市では、想定される津波が高い5地域を選び、地域別に避難計画を作るモデル事業を9月から実施する考え。課題は、各町内会で組織する自主防災組織で、85町内会中29町内会が未結成であり、全町内会や地域に災害に備える為の体制を整える必要がある。
また、結成している自主防災組織でも、名簿だけの組織や、具体的な訓練を実施していないところも多く、いざという時に対応できない状況にあると感じる。今後、地域ごとの避難訓練を実施して、いざという時の為に備えていきたい。