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読み解けた古事記(8) 神々の名(6) 国や地方の知事などを決めた次は色々国家の仕事をする大臣を決めなくてはならない。 更生神故生神名大事忍男神次生石土毘古神訓石云伊波亦毘古二字以音下效此也 次生石巣比賣神次生大戸日別神次生天之吹上男神次生大屋毘古神次生風木津別之忍男神訓風云加耶訓木以音次生 海神名大綿津見神次生水戸神名速秋津日子神次妹速秋 津比賣神自津比賣神并十神大事忍男神至秋此速秋津日 子速秋津比賣二神因河海持別而生神名沫那藝神那藝二字 以音下效此次沫那美神那美二字以音下效此次頬那藝神次頬那美神 guuchanの読み下し 更に神を生む。故に生める神の名は大事忍男の神、次いで石土毘古(石の訓はイハ亦毘古二字は音をもって下效(シタナラヘ)此)、 次いで生む石巣日売神、次いで産む大戸日別の神、次いで生む天の吹き上げ男神、次いで生む大屋毘古の神、 次いで生む風木津別の忍男神(カヤキツワキノオシヲノ神)(風の訓は言う加耶、木の訓は音を以って)、 次に生む海の神、名づけてオオワタツミのカミ次いで生む水戸の神名づけて速秋津日古ノ神次いで妹速秋津比売ノ神、 津比売神より併せて十神大事忍男の神に至る。秋の此れ速秋津日子、 速秋津比売二神は大国の河海持ち別けて生む神の名は沫那藝神(那藝二字音を以って)、次いで頬那美神 guuchan の解説。 忍男、男、毘古、日古、日子、日売、日別などの名がある。官位のような気がする。 また、「天の」、「國の」、を頭につけて区別している。 これは「天」は天の直轄領(天領という言葉もその名残と思われる)を意味し、 「國」が出雲辺りの一國を指す天同様の固有名詞の可能性もある。あるいはその他の國々を意味するのか良く分からぬ。 もう一つ「因」がある。Guuchanはもはやためらいなく「大国」(オオクニ)と読んでいるが、 これは天も國も含む大倭全体のことである。 この辺に注意して更に紐解いて行こう。 ここで言う神は官と見たほうが良いように思う。これが代々受け継がれていくものではないかと思われる。 これは徐福が連れてきた100工と密接に関係している技術者集団と思われる。 大事忍男(オオキゴトオシオトコカミ): 国の大事を忍耐強く遂行する役 石土毘古(石の訓はイハ亦毘古二字は音をもって下效(シタナラヘ)此也)(イハツチヒコ): 建設大臣ではないか? 石巣日売神(イワスヒメ): 建設大臣夫人 大戸日別神、地方の有力な豪族の管理、接待、外交交渉 地元に命令して、仕事をさせるため。 吹上男神??: 吹上げ浜など風波が吹上げる、浜の砂が吹上げる。塩害防止大臣。この大臣のおかげで、海辺には松が植林された。 松が自然に浜に生えたわけではないのだ。潮風に強い品種を選定し、苗を育て、植えさせていったのだ。そのおかげで、 日本の浜辺はあんなに美しかったのだ。 大屋毘古神:国家のプロジェクトとして大型の建築物を作るための建築大臣 風木津別之忍男神(加耶木、カヤキツワケノオシヲノカミ): 風木が何でカヤキになるのでしょう?guuchanはカヤキというと、日向の榧の大木を思い起こします。 日向の榧の木で作った碁盤は最上とされています。 しかし、榧は樹脂を多く含み腐りにくい。加工しやすく木造船舶の材質に適する。大きな船を多数保有する天族にとって、 榧は重要な資源であったと思います。全国の山で、造船に適する大きさで、 切り出しやすい(切って河に落とし丸木や筏で、造船所まで運ぶ必要があった。) 高千穂などと言うところは、古代において、こういう材木を切り出して五ヶ瀬川に落とし、 雨が降って水量が増したときに下流に運んだのではないかと思う。 高千穂で、船の埴輪が出たりするのは、その船ようの材木の発注書かも知れない。 海神:大綿津見神(オオワダツミノカミ): 水でも海に関することに責任を持たされた神だ。何をするのだろう? 当時海上輸送が主だ。 その安全を確保するため、海図作成、航路、海賊の防止、避難港の確保、潮流の速度、海路の日和見の知識普及。 いやいや忙しい神様だったにちがいない。 水戸神(ミトノカミ):速秋津日古およびその夫人、速秋津比売 これは港(ミノト→ミナト、)の建設、整備、管理だろう。現在の港もほとんどがこの頃、その基礎が置かれているようだ。 高速道路のサービスエリヤと思えばいい。港内の安全な水路の確保。係留岸壁の整備。 重量物の積み下ろし設備。水、食糧の補給。船の修理。積荷の行く先別積替え。手紙の受け渡し。 この二神は大国の海と河を持ち別けてと神を生んだ(役を作った)とある。 名を沫那芸神(わたナギノカミ)および次沫那美神(わたナミノカミ)。 次いで次頬那藝神(ほほナギノカミ)および頬那美神(頬ナミノカミ)。 沫那芸神および沫那美神は防波堤を気付いて泡立つ海から守る役目。 次頬那藝神および頬那美神は何だろう?河では、渡し船の発着場などは、地元でやるとして、大型船舶の上流への水路の出来るだけの確保。 渇水期対策。洪水などの荒れたときの安全確保。 「訓高下天云阿麻下效此」の下效をグサと呼んで、新発見と思ったのだが、これはやはり、下倣(シタナラヘ)だろう。 読めたらグサと読みたいところだが、そこまでして読むことは無い。高天原=天草の考えは変わらない。 ただ、これをグサと読んだ為に、ほんとうかどうか、もっと確かめようと、ハッスルして古事記を読むことになった。 負け惜しみだが、怪我の功名だ。 下效をグサと読むのは、どうもクサいと一抹の不安を持っていたが、昔の人が、シタナラへと読んでいたのを知り、降参することにした。 お詫びして訂正します。 |
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知らない世界なので興味深く読ませてもらっていますが・・難しいですね~。でも面白いです。
ただレベルが高くてコメントに困ります。(笑)
もうその頃から港湾整備がなされていたのですね~。船の時代ですから納得です。
綺麗な松原もそういう意味があったのですね。
だからそこには天女が舞い降り羽衣を残し 去って行くのですね。(関係ないお話でした・・?。)
石巣毘売神----建設大臣夫人の 解釈お見事でした.
やっと 神様も 沢山生まれて 良かったです.
又 遊びに 来ます.
天人の舞を見たいですね。
数日前、歌いながら同じことを考えていました。
♪あれ天人は羽衣の~
舞を舞い舞いかえりゆく~
天人は当然天の女、どこの風土記だったか
そのうちその風土記も読んでみなくてはなどと思っております。
何かいよいよワケがわからないような神の名が登場して来ます。
足の悪いお気楽さん残して一人だけ逃げ出しては、男が廃る。
えい、ままよ、行ってしまえ。
はい、今晩がお楽しみ。
応援よろしくお願いします。