288-1 教会の花 今日の教会の花は赤と白。 赤いチューリップとモチの実、白いカーネーションとユキヤナギ。 花器は黒の竹篭。 スッキリしてなかなかいい。 花を見ながら説教とは関係ないことを考えていた。 白は全ての色を含んで完全だ。 しかし、白だけでは面白くない。花にも色々な色の花があるからこそ楽しい。色のない世の中は味気ないに違いない。 赤は赤色光線以外を吸収するから赤だ。つまり赤以外に対しては、一種の欠陥ではないか? 同様に黄色以外は吸収するもの、青以外は吸収するものがいる。 人間も色々な欠陥を持っている。欠陥をなくそうとすることは意味がない。 欠陥をこそ、生かして、特長として働ける場所に嵌まり込めばこれほど素晴らしい人生はなかろう。 今ごろ、こんなことに膝をたたいている。 晩成過ぎるのでは? | |
288-2 スノードロップ ユリ科ガランツス属 友田川の川縁の枯れたアジサイの株の陰にアマドコロかすずらん水仙みたいな花がちらりと見えた。 スノードロップ(待雪草)らしい。 調べると、アダムとイブが楽園を追われたとき、天使がイブを慰めるために降る雪に息を吹きかけたところ、その雪の落ちたところから咲いたという伝説があるそうである。 知らなかった。 | |
288-3 スノードロップ ユリ科ガランツス属 アダムとイブのことを悲しんでいるのか、みな下向いている。 一つだけ横を向いてguuchanを盗み見しているのがいた。 | |
288-4 オドリコソウ シソ科オドリコソウ属 友田川の川縁をバイクでゆっくり進んでいたら笹薮の陰にちらりとピンクが見えた。 去年も通ったであろうが、気がつかなったようだ。 これぞオドリコソウ。 知っている人には珍しくないだろうが、guuchanは初心者だ。自分で発見したのだから胸が弾む。 | |
288-5 オドリコソウ シソ科オドリコソウ属 ホトケノザとは踊り子の大きさがぜんぜん違う。 実に魅力的だ。 日本では着物来て笠を被って、手っ甲脚絆で躍っているように思えるが、外国ではどんな名で呼んでいるのであろうか? | |
288-6 オドリコソウ シソ科オドリコソウ属 げ!笠のうちをどうしても覗きたくて、覗いたのだが後悔した。 やっぱり夜目遠目笠の内だ。 ああ、覗かねばよかった。 百年の恋も一朝で醒めるとはこのことか。 |