246-1 カジメとスルメイカ 下はスルメイカだ。そう大きくはないが久しぶりに塩辛が食べたいと思って買った。スルメイカはワタが多いので塩辛にしたとき美味しい。 よく家内が漬けていたのだが、ここ数年新しくて大きいスルメイカを目にすることがなくて塩辛も一年に一度あるかないかになっていた。 市販の塩辛はみりんや飴や砂糖など人口調味料で味が付けてあって自然の美味しさがない。 イカはワタを出し、開いて内外の皮を剥ぐ。このとき内側をよく調べる。白いセンチュウが居ることがある。アニサキスであろう。 黄色い肝臓が大きいほど良い。 新鮮なイカの刺身にこの肝臓を混ぜ、塩してビンに詰め、冷蔵庫で数日間置くと美味しい塩辛が出来る。 guuchanは飲まないが酒のサカナは大好きだ。 上の黒い牛蒡のようなのはカジメだ。 カジメという海草をきっちり堅く巻いて売っている。 これだけで980円だ。例年より高いと家内は言っていた。 10数年前下関に引っ越してきたとき、スーパーで初めて買っては見たものの食べ方が分からず巻いてあるのをほどいて、煮るとか、干すとかしたような失敗談がある。 | |
246-2 カジメ 巻いてあるカジメを小口から薄く切っていく。これをひとつまみ御味噌汁椀にいれると、とろろ昆布のように粘りが出て美味しい。 粘りは驚くほどで、とろろ昆布よりも山芋にちかい。 とろとろはたんぱく質だろうからアミノ酸だ、旨みがある。磯の香りと、歯ごたえ、そしてとろとろ。 また熱いご飯にかけて醤油をかけて食べてもよい。 他の地に住んでいたとき、聞いたことも見たことも無かったような気がする。 知らないのは自分たちだけだったのかもしれないが。 今、外では少し強く雨が降り、窓に吹き付けている。 これで植物の汚れも洗い落とされるかもしれない。 花が散るかの知れないが。 |