住めば公園風田舎町

「住めば都」と言われるがわたしゃ田舎の方がいい。町全体が公園のようなそんな田舎町に住みたい。

237 ターシャ・テューダーとオールドローズ

2007-01-17 08:31:51 | 風景

237-1 ターシャ・テューダー
2005年8月31日、NHKのBSハイビジョンでターシャの庭が紹介された。
そのとき家内に頼まれて、録画していたのを思い出した。
ブログ友のかのこさんが録画を紐解いて見てみよと言っているのだ。
果たしてターシャとオールドローズの関係があるか調べてみた。
あった!ありました。
ターシャの母親が、グラハム・ベルの娘と仲がよくて、ターシャが3歳のとき、下の画像の黄色いバラを見て、こんな綺麗な花を咲かせる人に絶対なろうと決めたのと語っていた。
まさに、「三つ子の魂百まで」だ。

 

237-2 ロサ・ユーゴニス 

そのバラがこの黄色いバラだ。

ターシャの庭には、沢山の園芸種の元となった、世界の原種十数種があるらしい。
こういう意図があって集めるとは流石、流石。
 
 

237-3 ロサ・ガリカ・オフィキナス
この原種と呼ばれるものがオールド・ローズであろうか?
いやいや、オールドローズって何だ?

 

237-4 ロサ・ムルティフローラ
その原種に日本の原種が入っているのは誇らしい。
日本名ではノイバラだ。家内が図鑑でロサ・ムルティフローラを調べた。
 

237-5 ロサ・カニーナ 
原種はいずれも一重のシンプルなものだ。
それが色々栽培され染色体の倍数のものが表れたりして複雑に豪華になっていったのだろう。


237-5 メアリ・ウェッブ 
これらが世界中のバラの祖先だと聞くと何だか是非にも集めたいと言う気がしてくる。
果たして「下関園芸センター」に、どれだけのもがあるだろうか?
交雑しないように純血種が保たれているだろうか?

ネットで調べると、世界中の原種は百何十種類もあるともこと。
そして、モダン・ローズという言葉にも接した。

モダン・ローズはチャイナローズ(四季咲性の遺伝子を持つ)の影響を受けて四季咲きだ。
チャイナローズの影響を受けていないバラ、すなわち四季咲性の遺伝子を有しない、およそ1800年以前品種をオールドろーずということらしい。
少し勉強したぞ。

いやいや、まだあるぞ。定義は一種類ではないらしい。ハイブリッドティ系統をモダンときめ、その第一号のラ・フランスの発表された1867年以前に作られていた系統、
すなわち、ノアゼット、ブルボン、ティ、ハイブリッドバーベチュアルなどに属するバラはオールドローズ。ハイブリッドティ系を含み、それ以後確立されたハイブリッドゴサ、ハイブリッドムルティフロラ、ハイブリッドムスクなどの系統に属するのは全てモダンだそうな。
いやいや、だんだん奥が深くなってくる。
今度、バラを見るときの視点が少し違ってきそうだ。