緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

後から貼ったタイルの表面を洗いに来てくれた

2024-06-24 12:01:37 | 家を建て替える

 昨日は建築現場もお休みで、天気も悪いので一日家に居て、二階に上げる箪笥は中身を空にしなければならないので、二階に上げる整理ダンスの中身を一階に置く小さめの箪笥の中身と入れ替えをしたりしていた。その際にもうこれは着ないなと思う下着なんかを処分する用と分けたりしたが、そういうのが本当に苦手だ。新しく買うときは一つ捨てるを徹底すればこういうことにはならないのだと思う。数十枚はあると思う。夏服は夏の間中毎日違う服を着ても着きれないくらい服があると思う。それはそうだ、30年以上の間に捨てた服は少ないのだから。なるべくどの服も一度は着ようと努力しているが、中には今シーズンは着なかったという服がある一方で何回も好きで来る服もある。その中の一つが

このワンピースだ。黄色の所がピンクの色違いの生地で娘が小六の時に、つまり23年前にワンピースを作ってあげたのに、一度も袖を通してくれなかった。その色違いの生地の布を裁って印だけ付けた生地を一昨年見つけて、これはいったい何をつくるつもりだったのだろう?と印のつけてあるままに縫い合わせていった。前身頃と後ろ身頃を付けるときに捻って付けてしまい、またほどいて縫い直したりとか結構苦労もしたが、出来上がったのは大人用のワンピースでその時の自分が着てもちょうど良く着れた。なので、去年は沖縄旅行でも着用した。このワンピースを作った後、綿レースの別の布地もあったので、それは布からワンピースにした。白いワンピースも良く着ていたが、入れ立ての緑茶を盛大にこぼしてしまい、すぐに洗わなかったら、茶色っぽくなってしまい漂白に結構苦労した。二つのワンピースを作って余った布で、本を参考にしてポケット付きのベルトも作ったけど、これが中々難しかったが上手くできたと思う。

   

どうして難しかったかというと、リバーシブルでしかもポケット付きだからだ。作り方を本に載っているのとは変えた部分もある。それはボタンの付け方だ。ボタンホールを付けないようにしたので、かなり下の腰くらいのところでないとずり落ちてしまう。作ったワンピースはポケットがないものなのでポケット代わりに使いたいとは思うけど、ヒップくらいでやっと止まるのは少し使いづらいかもしれない。

 結局何を言いたいかというと、還暦近く、還暦過ぎる頃にやっと自分は本来どういうことが好きでしたかったのかっていうことが、分かってくるような人生を送っている。

 私は材料から形のある物を作り上げていくのが大好きということに気がついた。なので、家を建てている様子も、自分の建てる家だから納得のいく家を建てたいということもあるけれど、どういう風に建っていくのかの経過観察も大好きなのだと思う。父親が亡くなって、時間を自分の好きなことに自由に使えるようになってから、最初に良くやっていたことは、着物をリメイクしたり、服を作ったりすることだった。そういう作業は、片付けや引っ越し作業と違い、期限に終われてやることでもないし、好きなことだったので朝から晩まで根を詰めてやっていても少しも苦にならなかった。自分が受けた当時の義務教育レベルの洋裁の知識や技術しかないから、コーンシールファスナーの付け方とか知らない事や難しい事も様々あったが、今では動画などを見ればやり方もわかる。なので、壁に突き当たると一つ一つ問題解決しながら、形のない材料を使える物に作り上げていた。

 もし、自分がこれから進路を選ぶ学生だとしたら、自分が選んだ進路とは全く違った進路を選んでいると思う。

 建てている家の外観の色彩が屋根、壁、窓枠と落ち着いていてマッチしているところはとても好きだけれど、もう一つのちょうど私が家を建てたいタイミングで生産中止になった瓦だったらどんな感じなのだろうか?と思う。

今日家を見に連れて行ってもらい、付箋が落ちてるところは貼り直したりしていたら、あとからタイルを貼った部分の外側のテープの跡のような汚れを取りに来てくれた。