緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

S氏を評価する

2024-06-26 16:48:46 | 家を建て替える

 今まで、S氏の今後の課題のような面ばかりこのブログで書いてきたので、それではあまりに偏っていると思うので、S氏の営業マンとして評価されるべき面を上げていきたいと思う。

 まずは、自分の仕事が本当に大好きそうだ。というところは評価できるところだ。自分の仕事も好きだし、自分が働いているハイムの住宅機能に惚れ込んでいるようだ。なので、いつも今日こそは断ろうと思って打ち合わせに行っても、本当に嬉しそうにハイムの性能を語る姿に、「やはりハイムもありなのかなあ?」と思わされる事が何回もあった。是非ハイムで家を建てて欲しいと芯から思っているという熱意は伝わってきた。

 次に簡単には引き下がらないメンタルの強さだ。ハイムミュージアムに行くのが土地勘もなく面倒という事もあったが、どうせ当たらないだろうし、その後営業対象となるのも面倒だしと思っていたのに、だったら送迎すると言われて、その口実がなくなってしまった。当たらなくてもダメ元でもそこまでしてくれるのなら、抽選に参加してみるか?ということになった。

 パナソニックHOME'Sの説明が凄く分かりやすく納得でき、これなら耐震・断熱・換気等悩んでいた問題が全て解決しそうだから,予算内で収まればパナソニックにしようと思ったときも、最後にもう一度説明を聞いて貰って駄目だったら納得できると言われて行ったことがハイムとの契約につながった。

 その後、もう私の家の担当は無理と思われるなら他の人に代わって貰ってもいいです。と言ったことも何回かあったけれど、自分が勧めて契約して貰った以上投げ出すのは無責任になるからということで、私にどんなに酷い事を言われても根を上げる事はなかった。メンタルが弱い私の娘は絶対自分には無理、代わって欲しいといわれたらさっさと代わると言っていた。そのメンタルの強さは自己肯定感から来ていると思う。乳児から幼児と育っていく間に十分な愛情を受けて育った人が持ちうる強さだ。彼の最初の印象がご家族に十分に愛情を注がれて育った人なのだろうなという印象だった。私は乳幼児期の娘に対して、全面的に大好きで受け入れられるという気持ちになれない部分があった。そういうことは敏感に子どもに伝わってしまうものだ。それに対して、S氏は周囲の家族に本当に愛されて肯定されて育ったのだと思う。娘は結構、父親、祖父母などからも悪く思われがちな面があった。

三つ目は、彼は基本善意の親切な人であるということだ。私も色々とできる限りの事はして貰っていたと思う。それに対しては大変感謝している。実際、一人ではもてない物も沢山持ってもらったし、動かせない箪笥の引き出しも引き出して貰った。風が強い仮住まいで、物干し竿を固定して貰わなかったら本当に大変なことになっていたと思う。

四つ目は、多分正直さだろう。S氏が信じられない時期はあったが、嘘はつけない人だと思う。感情がすぐに表情にでてしまうような人は基本嘘はつけない。

緑の切妻屋根の小さな家は、S氏の熱意と無謀さと、私の経験も慎重さも足りない人の提案をそのまま信じて行えばどうにかなるだろうという思慮の足りなさによって出来上がりつつある家だと思う。


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