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2025年度「観光白書」で狙われやすいポイント(予想)

2025年05月31日 08時47分42秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
2025年度「観光白書」で狙われやすいポイント(予想)

(1)訪日外国人旅行者数・旅行消費額(2024年の数値)
旅行者数:3,687万人(2019年比15.6%増)
(3,687の覚え方:侍が花束を持って来た)
消費額:8.1兆円(2019年比68.8%増)
→ 数字と前年比は要暗記必須!試験に出る可能性大。

(2)訪日旅行者の出身国別ランキング
2024年の主要国:韓国(882万人)、中国(698万人)、台湾(604万人)、香港(268万人)
出身地域別シェア:東アジア66.5%、東南アジア11.6%、北米約9%

(3)外国人宿泊者数の地域分布
関東42.6%、近畿27.5%、九州7.0% → 三大都市圏への偏在が強調。

(4)高付加価値旅行者の誘致戦略(MICE・IR・富裕層誘致)
IR(統合型リゾート)整備の推進やMICEの推進は頻出ワードとして押さえるべき。

(5)観光DX・受入環境整備の取り組み
多言語対応、Wi-Fi整備、デジタル活用は、試験で「インバウンド対応策」を問われる際に狙われやすい。

以上


2025年版「観光白書」の特徴

2025年05月31日 08時27分56秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
2025年版観光白書の特徴

(1)訪日外国人旅行者数・消費額が大幅増加
2024年版では、コロナ禍からの回復基調に焦点が当てられていましたが、2025年版では完全回復を超えて過去最高を更新したことが強調されています。
旅行者数:2023年 2,507万人 → 2024年 3,687万人(前年比47.1%増)
消費額:2023年 5.3兆円 → 2024年 8.1兆円(前年比52.8%増)

(2)「地方誘客」の記載がより具体的に
2024年版は「地方誘客の重要性」を示していた程度ですが、2025年版では関東・近畿・九州などの具体的な地域名やシェアが明記され、地方の割合や誘客戦略が明確化されています。
例:外国人宿泊者のうち
 関東:6,973万人、42.6%
 近畿:4,501万人、27.5%
 九州:1,148万人、7.0%

(3)「高付加価値旅行者の誘致」が新たに強調
2025年版では、単なる訪日客数の増加だけでなく、富裕層やMICE(国際会議・展示会)の取り込み、IR(統合型リゾート)の推進といった質の高い旅行者層の誘致が明記されています。

(4)「インバウンド受入環境整備」や「観光DX」の具体策が強化
2024年版ではデジタル活用への期待が述べられていた程度でしたが、2025年版では観光DXの推進、多言語対応、キャッシュレス化、データ利活用の推進などが具体的に示されています。

(5)「アウトバウンド促進」の位置づけが強化
2024年版にはなかった、アウトバウンド(日本人海外旅行)の促進がインバウンド拡大にもつながるという新しい視点が明示されました。
「もっと!海外へ宣言」など、官民連携の具体的取組が追加。

以上

令和7年(2025年)「観光白書」から出題が予想される箇所(切腹資料)

2025年05月31日 03時08分50秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
令和7年(2025年)「観光白書」から出題が予想される箇所(切腹資料)

<一般常識>の過去の「観光白書」の出題実績から、下記は、非常に高い確率で出題される可能性が高いです。

万一、下記から出題されなかった場合、私は、切腹してもいいような覚悟です!

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第2章日本の観光の動向(2021年①、2022年②、2023年①、2024年①)
2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、国内外の観光需要は大きく落ち込み、全国の観光地・産業は厳しい状況に置かれたが、2022年10月の水際措置の大幅緩和や全国旅行支援の開始以降、需要は急速に回復し、2023年には全国各地の多くの観光地が賑わいを取り戻した。2024年は、特に訪日旅行需要が好調であり力強い成長軌道にある。

第1節
(1)
訪日旅行の状況(2021年①、2022年②、2022年②、2024年①)
訪日外国人旅行者数は、2019年までは、ビザの戦略的緩和や外国人旅行者向け消費税免税制度の拡
充、CIQ2体制の充実といった施策を進めるとともに、航空・鉄道・港湾等の交通ネットワークの充実、多言語表記をはじめとする受入環境整備、魅力的なコンテンツの造成、日本政府観光局(JNTO)等による訪日プロモーション等により、過去最高を更新していたが、2020年から2022年までの訪日外国人旅行者数は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、年間を通じて大きく減少した。

訪日外国人旅行者数は、2022年6月の外国人観光客の受入再開、同年10月の水際措置の大幅緩和等により徐々に回復しはじめ、2023年10月には2019年同月水準を超えた。2024年には、堅調な訪日需要や航空便の回復により、東アジアのみならず、東南アジアや欧米豪等の幅広い国・地域からの旅行者が増加し、年間で3,687万人(2019年比15.6%増)と過去最高を記録した。

2024年の訪日外国人旅行者数を国・地域別にみると、アジア主要市場3からの訪日外国人旅行者数が2,906万人となり、全体の78.8%を占めた。
東アジアでは、韓国が882万人と主要23市場4のうちで最も多く、中国698万人、台湾604万人、香港268万人と続き、全体の66.5%を占めた。韓国、台湾及び香港からの旅行者数は過去最高を記録した。(2024年①)

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8ページ
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2024年の訪日外国人旅行消費額は8兆1,257億円(2019年比68.8%増)と、2023年に続き過去最高を更新した(図表Ⅰ-9)。
国籍・地域別にみると、中国が最も大きく、次いで台湾、韓国、米国、香港の順であった。2019年と比較すると、中国の構成比が低下した一方、韓国や米国等の構成比が上昇した(図表Ⅰ-10)。

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9ページ
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2024年の訪日外国人旅行消費額を費目別にみると、全体に占める割合では、宿泊費が33.6%と最も高かった(図表Ⅰ-11)。(2024年②)

(1)宿泊費:27,331億円(33.6%)
(2)買物代:23,952億円(29.5%)
(3)飲食費:17,440億円(21.5%)

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18ページ
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第5節地域における観光の状況(2024年③)
2024年の日本人の国内延べ旅行者数を目的地別にみると、関東が1億6,542万人(全体の30.7%)、近畿が8,265万人(同15.3%)、中部が7,044万人(同13.1%)となり、同3地域で全国の延べ旅行者数の59.1%を占めた(図表Ⅰ-28)。

2024年の日本人の国内旅行消費額を目的地別にみると、関東が6.9兆円(全体の27.6%)、近畿が3.7兆円(同14.8%)、中部が2.8兆円(同11.3%)となり、同3地域で全国の旅行消費額の53.6%を占めた(図表Ⅰ-29)。

2024年の延べ宿泊者数を地方ブロック別にみると、関東が2億694万人泊(全体の31.8%)、近畿が1億1,857万人泊(同18.2%)、中部が6,499万人泊(同10.0%)となり、同3地域で全国の延べ宿泊者数の60.1%を占めた。(2024年③)

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「一般常識」完全攻略!
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●2025年版「観光白書」の特徴

●2025年度「観光白書」で狙われやすいポイント(予想)

●2025年度「一般常識」厳選予想問題10題

以上

2024年度<日本地理>の問題の文字データ

2025年05月30日 02時54分12秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
2024年度<日本地理>の問題の文字データ

過去問は、受験準備の基礎の基礎です。コピー&ペイストして、ご自分なりの資料作成にお役立てください。

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2024年度<日本地理>の問題の文字データ
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【大問1】
北海道の玄関口である新千歳空港から札幌駅に鉄道で向かつてみよう。まず、地上に出た列車は南千歳駅と千歳駅を通過する。それらの駅の西方には、田沢湖に次ぐ日本で2番目の深さがあり、 透明度も高い(a)がある。
そこでは遊覧船や湖畔の散策を楽しむことができるほか、温泉での滞在もできる。さらに列車が北に進んで、北広島駅を通過すると左手に大きな建物が見えてくる。これはプロ野球チームの本拠地である「(b)」という野球場である。
一帯は各種ショッブや飲食店、温泉を備えた宿泊施設などもあるFピレッジとして整備され、野球の試合のない日でも楽しめる複合施設となっている。
さらに進んで、列車が豊平川を渡ると札幌市街に入り、すぐに苗穂駅を過ぎる。苗穂駅の北側には北海道遺産にも指定されている開拓の歴史を物語るレンガ造りの(c)醸造所の施設があり、現在では博物館として札幌の重要な観光施設のひとつとなっている。
博物館ではガイドツアーも行われているほか、ツアーでしか提供されることのない(c)もあり観光客からも非常に人気である。
苗穂駅を過ぎて札幌 市街地の東西の基点となる(d)を渡ると、列車は札幌駅に到着する。

(問1)
空欄(a)に入る湖沼として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①阿寒湖
②大沼
③支笏湖(正解)
④摩周湖

(問2)
空欄(b)の野球場として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選び、なさい。(3点)
①エコパスタジアム
②エスコンフィールド HOKKAIDO(正解)
③札幌スタジアム
④札幌ドーム

(問3)
空欄(c)に入る酒類として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①ウィスキー
②日本酒
③ピール(正解)
④ワイン

(問4)
空欄(d)に入る河川の名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①新川
②創成川(正解)
③月寒川
④真駒内川

【大問2】
山形県山形市は山形盆地南部に位置する都市である。
江戸時代には最上氏の城下町として周辺で産出 される(a)の交易で栄え、明治時代以降も東北地方内陸部の商業都市として発展してきた。
現在、街中にはそのような歴史をしのぶ建造物も多く残っている。
かつての県庁舎であった山形県郷土資料館「文朔館」はイギリス・ルネサンス様式を基調とした大正時代の建造物であり、当時の技術の粋を尽くした建築は見ごたえがある。
また、農業用水の流れる商店街の「(b)御殿堰」は、歴史的景観を活用したリノベーションもなされ、賑わいのある空間を演出する。
山形市街地の郊外には松尾百蕉が訪れ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ寺院として有名な(c)のほか、温泉や冬季の樹氷観察が楽しめる宮城県との県境に広がる(d)国定公園もあり、観光資源も豊富である。

(問1)
空欄(a)に入る現在の県花にも指定されている産品として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①茶
②ツバキ
③ベニバナ(正解)
④モモ

(問2)
空欄(b)に入る商店街名として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①一番町
②大通
③七日町(正解)
④広小路

(問3)
空欄(c)に入る寺院として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①荒澤寺
②中尊寺
③毛越寺
④立石寺(正解)

(問4)
空欄(d)に入る名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①栗駒
②蔵王(正解)
③鳥海
④早池峰

【大問3】
栃木県足利市は県南西部に位置し、群馬県にもまたがる(a)地域の中心都市のひとつである。
(a) 地域の代表河川である(b)に沿って中心市街地が広がる。
足利氏発祥の地とされ、足利氏にまつわる寺社や、日本最古の学校とも言われ日本遺産にも指定されている足利学校が当地の主要な歴史的観光資源となっている。
一方で古くから織物のまちとして繊維産業が盛んであり、とくに大正期から昭和初期にかけて足利(c)の生産で全国に名を馳せた。
また、近年ではCNNの「世界の夢の旅行先10選」に選出され、樹齢160年を超える(d)を中心に季節折々の花々を楽しめる「あしかがフラワーパーク」が人気となり、外国人観光客も惹きつけている。

(問1)
空欄(a)に入る名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①吾妻
②秩父
③那須
④両毛(正解)

(問2)
空欄(b)に入る河川として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①神流川
②鬼怒川
③那珂川
④渡良瀬川(正解)

(問3)
空欄(c)に入る名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①小紋
②ちりめん
③銘仙(正解)
④友禅

(問4)
空欄(d)に入る植物として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①梅
②桜
③藤(正解)
④桃

【大問4】
岐阜県郡上市は県中央部に位置し、(a)上流の谷間に開けた集落群によって形成されている自治体である。
なかでも中心市街地の八幡地区は郡上八幡と呼ばれる奥美濃の城下町となっており、多くの 観光客を集める。
また、八幡地区は水の町としても知られ、街中に湧水による水路が張り巡らされているほか、環境省選定の名水百選の第1号となった(b)という湧水などの水飲み場や洗い場が点在する。
それらの湧水を巡って散策を楽しめるほか、(c)湧水が地域住民の生活に溶け込んでいる様子を観察することもできる。

(問1)
空欄(a)に入る河川として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①九頭竜川
②黒部川
③鈴鹿川
④長良川(正解)

(問2)
空欄(b)に入る湧水として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①お清水
②菊水泉
③宗祇水(正解)
④智積養水

(問3)
下線部(c)に関して、郡上八幡の家や道端に置かれている湧水を用途別に利用するために上下複数の木製水槽を備えた装置とは何か。次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①水車
②水塚
③水舟(正解)
④水屋

【大問5】
(a)志摩半島は遠州灘と熊野灘、伊勢湾に固まれており、北側の平野部と南側の山地との境目に伊勢神宮が位置する。
(b)伊勢神宮では、近世に全国から多くの参詣人が集団で訪れるようになった。
明治中期には参拝客を見込んで名古屋や大阪などと伊勢神宮のある宇治山田とを結ぶ鉄道が開通した。
1950年代になると民間の(c)鉄道会社が志摩半島南部の開発に乗り出し、終着駅がある(d)賢島には志摩観光ホテルが開設された。
志摩観光ホテルでは2016年に伊勢志摩サミットが開催された。

(問1)
下線部(a)の先端に位置し、遠州灘と熊野灘を分ける岬の名称として正しいものはどれか、次の①~④か一つ選びなさい。(3点)
①伊良湖岬
②御前崎
③潮岬
④大王崎(正解)

(問2)
下線部(b)の伊勢神宮内宮の門前町として発達し、約800mの石畳が宇治橋前から五十鈴川に沿って続く通りの名称として正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①おかげ横了
②おはらい町通り(正解)
③神門通り
④仲見世通り

(問3)
下線部(c)に関して、大阪市内や名古屋市内から賢島を結ぶ路線を持ち、伊勢志摩の観光開発に深く関わった鉄道会社の名称として正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①伊勢鉄道
②近畿日本鉄道(正解)
③名古屋鉄道
④阪急電鉄

(問4)
下線部(d)の賢島が位置する湾の名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①英虞湾(正解)
②尾鷲湾
③五ヶ所湾
④的矢湾

【大問6】
山口市は山口県のほぼ中央に位置し、その市街地は北東から南西に流れる椹野(ふしの)川が流れる盆地に細長く延びる。市街地の南西部には(a)温泉があり、この温泉地は県庁所在地に位置するために宿泊施設や飲食店などが集積して繁華街をなしている。
山口市はかつて戦国大名である(b)の 本拠地であった。
(b)は日明貿易で富を蓄え、京に倣って街を縦横に区画し、(c)寺院を建立して、この地は「西の京」と呼ばれるほど繁栄した文化を誇った。
山口市の北西には日本最大規模のカルスト台地である(d)秋吉台がある。
さらに北西に進むと、日本海に面する長門市には鳥居が立ち並ぶことで有名な(e)が海岸にあり、また天橋立のような砂州に固まれ潟湖のある(f)が海上に浮かぶ。

(問1)
空欄(a)に入る用語として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①皆生
②湯田(正解)
③温泉津
④湯原

(問2)
空欄(b)に入る用語として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①尼子氏
②大内氏(正解)
③大友氏
④長宗我部氏

(問3)
下線部(c)に関連して、現在の山口市に位置し15世紀半ばに建立された国宝の五重塔を有する寺院として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①常栄寺
②千光寺
③頼久寺
④瑠璃光寺(正解)

(問4)
下線部(d)の秋吉台の地下にある日本最大規模の鍾乳洞の名称として正しいものはどれか、次の①~④か一つ選びなさい。(3点)
①玉泉洞
②秋芳洞(正解)
③千仏鍾乳洞
④龍河洞

(問5)
空欄(e)に入る用語として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①赤間神宮
②太鼓谷稲成
③日御碕神社
④元乃隅神社(正解)

(問6)
空欄(f)に入る用語として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①青海島(正解)
②隠岐島
③角島
④直島

【大問7】
高知県とその周辺部を示した地図をみて、以下の問いに答えなさい。

(問1)
地図中の(a)の島とその沖合にある島々は、黒潮の影響からスキューパダイピングや磯釣りの適地として知られ、また(a)の島の周辺ではクロマグロの養殖も行われている。この島の名称として、し正いものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①柏島(正解)
②鷹島
③日振島
④姫島

(問2)
地図中の(b)の足摺岬には、江戸時代末期に遭難して米国の捕鯨船に救助され、後に幕末の日本で航海術や英語を教授するなど活躍した人物の生家(復元)がある。その人物の名前として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①音吉
②ジョセフ・ヒコ
③ジョン万次郎(正解)
④大黒屋光太夫

(問3)
地図中の高知県西部を流れる河川(e)は清流として知られる。この河川の名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①大淀川
②四万十川(正解)
③仁淀川
④吉野川

(問4)
地図中の(d)の海岸は、月見の名所として知られ、付近に坂本竜馬像や坂本竜馬記念館、水族館などがある。この海岸の名称として正しいものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①桂浜(正解)
②虹の松原
③舞子の浜
④和歌浦

(問5)
地図中の(e)の室戸岬は世界ジオパークに認定されている。室戸岬を世界ジオパークとして特徴付ける地形として最も適切なものはどれか、次の①~④から一つ選びなさい。(4点)
①海成段丘(正解)
②カルデラ
③堡礁
④リアス式海岸

以上


全国通訳案内士試験 第1次筆記試験 2024年度<一般常識>の問題解説(その2)

2025年05月28日 04時36分37秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
全国通訳案内士試験 第1次筆記試験 2024年度<一般常識>の問題解説(その2)
ハロー花子が、 2024年度<一般常識>の問題解説(その2) を解説させていただきます。

●下記を印刷して動画をご覧ください。
・全国通訳案内士試験「一般常識の傾向と対策」(キレイに印刷できます) http://www.hello.ac/2025.gen.pdf



●ナレーションの確認
みなさん、こんにちは。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子です。
さて、今回は、2024年度全国通訳案内士試験<一般常識>(その2)の解説をさせていただきたいと思います。
さっそくですが、今回は、<一般常識>(その1)の続きとしまして、問7の問題からみていきましょう。

問7は、日本の月面探査成功に関する問題ですが、正解は「JAXA」と「SLIM」です。
JAXAは日本の宇宙航空研究開発機構であり、SLIMは「ピンポイント着陸」を目指した月面探査機の名前です。
2024年に世界で5番目の月面着陸を達成したことで、日本の宇宙開発技術は国際的にも高く評価されています。
誤答には「H3」や「H-IIA」というロケットの名称がありましたが、これは打ち上げロケットの名前であり、着陸機の名前ではありません。また「ISAS」や「NASDA」は過去の組織名や他の部署名であり、正確な知識が必要です。
「JAXA」と「SLIM」は、今回、初めての出題でしたが、宇宙開発などの先端技術についても、日ごろから関心を持っていただきたいと思います。

次に進みましょう。問8は、日本の労使交渉に関する問題でした。
正解は、まる2の「春闘」と「ベースアップ」です。
春闘とは、毎年春に行われる賃金引き上げなどの労使交渉のことで、日本独自の労働文化の一つです。
そして「ベースアップ」、略して「ベア」とは、基本給そのものを底上げすることを意味します。
これに対し、「定期昇給」は年齢や勤続年数に応じて上がる部分であり、性質が異なります。
誤答には「ペイアップ」や「全面スト」という選択肢がありましたが、「ペイアップ」は和製英語で正確な意味を持たず、「全面スト」は春闘の手段の一つにすぎません。
春闘は、賃金交渉の仕組みを学ぶだけでなく、日本の労働文化や働き方の特徴を理解する上で非常に大切なテーマです。
最近、企業は、賞与を廃止して、給与に組み込む動きが増えています。
これは、企業が賞与の支給に変動やリスクを伴うことを避け、従業員の給与を安定させ、経営の安定化を図る目的で行われていますが、このような新しい傾向にも注意が必要です。

次に、問9に進みます。
福島第一原発の処理水に関する問題で、正解は、まる3の「IAEAの包括報告書で安全性が確認された」という内容でした。
IAEAとは国際原子力機関であり、2023年7月に発表された包括報告書で、福島の処理水放出計画が国際的な安全基準に合致していることが確認されました。
トリチウムは放射性の水素の一種で、化学的性質上、水と分離できないため、ALPS、即ち、多核種除去設備で他の放射性物質を取り除いた後、トリチウムだけが残ります。そのため、トリチウムは「希釈して放出」が国際的な基準となっています。
誤答には「トリチウムは簡単に取り除ける」といった誤解が含まれていましたが、これは科学的に誤りです。
この問題は、放射線や環境リスクの基礎知識、さらに風評被害対策としての説明力を身につける必要性を教えてくれます。

次は、問10です。
COP28に関する問題で、正解は、まる4の「段階的な廃止には触れず、脱却を進めると合意した」という内容です。
COP28では、化石燃料の取り扱いが大きな焦点となりました。
先進国は「完全廃止」を求めた一方、産油国は「段階的廃止」にも強い抵抗を示し、最終的には「脱却を進める」という表現に落ち着きました。
この妥協の背景には、各国の経済事情やエネルギー依存の現実があるのです。
誤答には「G20代表のみが出席する」という事実に反する記述や、「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」という存在しない取り組みが含まれていました。
気候変動問題は、持続可能な観光の未来にも関わる大きなテーマですので、最新情報のアップデートを習慣にしましょう。

さて、次は問11です。
七五三に関する問題で、正解は、まる4の「髪置」「帯解」「袴着」という3つの儀式に由来するという内容です。
七五三は、古くから子どもの成長を祝う行事であり、数え年の3歳で「髪置」、5歳で「袴着」、7歳で「帯解」を行うという、平安時代の宮廷儀礼に由来しています。
誤答には「徳川綱吉の息子の健康祈願に由来する」という俗説が含まれていましたが、これは一部のエピソードであって歴史的根拠に乏しいものです。
日本文化を学ぶ上で、伝統行事の本来の意味や由来を正確に理解して説明できることは、ガイドとしての信頼感にもつながります。
「日本的事象英文説明300選」が、一般常識の解答に役に立つこともあるのですね。

次に、問12です。
日本の城郭に関する問題で、正解は、まる2の「大阪城は国宝五城に含まれない」という内容でした。
国宝に指定されているのは、姫路城、松本城、犬山城、彦根城、松江城の5つです。
大阪城は確かに有名で、観光名所としての人気は高いものの、現在の天守は昭和期に再建された鉄筋コンクリート製であり、国宝には指定されていません。
この問題は、文化財の指定基準や、歴史的建造物の価値を正しく理解する大切さを教えてくれます。

続いて、問13です。
日本の祭りに関する問題で、正解は、まる2の「三社祭」です。
三社祭は東京都台東区で5月中旬に開催され、勇壮な神輿渡御で知られています。
誤答には、長崎くんちを「朝鮮半島の影響が強い」とするものがありましたが、実際には中国文化の影響が大きい祭りです。
また、郡上おどりの開催時期を「春」としたものも誤りで、郡上おどりは夏の盆踊りとして有名です。
祭りの背景や時期、地域性を正確に理解して説明できると、外国人観光客へのガイド力が高まりますね。
ちなみに、日本三大祭は、京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」、東京の「神田まつり」であり、京都三大祭は、春の「葵祭」、夏の「祇園祭」、秋の「時代祭」を指します。

次は、問14です。
大相撲に関する問題で、正解は、まる4の「関取とは十両以上の力士を指す」という内容でした。
誤答には「横綱から前頭までの総称」という説明がありましたが、これは誤りです。
関取は、力士の中でも幕内と十両の地位にある者を指し、幕下以下は含まれません。
相撲は、日本の国技であり、大相撲に関しては、過去に、2013年度、2017年度、2018年度にも出題されていますので、受験者は、日本文化としての相撲を正しく理解し、外国人にも分かりやすく説明できるようにしましょう。

次に、問15です。
日本の近代建築に関する問題で、正解は、まる1の「旧岩崎家住宅」です。
旧岩崎家住宅は、明治時代に三菱財閥の岩崎家によって建てられ、ジョサイア・コンドル設計の洋館、撞球室、和館が現存しています。国の重要文化財にも指定されています。
誤答には「旧前田家本邸」や「小笠原伯爵邸」などがありましたが、これらも重要な建物ですが、問題文の条件に合致しません。
建築の意匠や背景を理解し、文化財の価値を伝えられると良いですね。

そして最後、問16です。
2026年のアジア競技大会で実施される競技について問われた問題で、正解は、まる2の「サーフィン」です。
スポーツ観光の視点では、サーフィンは自然環境を活かした観光資源であり、今後の注目分野です。
こうした最新のトピックにも関心を持っておくことが、ガイドとしての引き出しを広げる鍵になります。
なお、スポーツに関しては、オリンピック関連問題が、2013年度、2014年度、2015年度、2017年度、2019年度、2020年度に出題されており、また、ラクビーワールドカップ関連問題が、2019年度、2021年度に出題されており、FIFAワールドカップ関連問題が、2018年度に出題されていますので、普段からスポーツ関係のニュースには注意をしておくことが必要です。

以上で、2024年度全国通訳案内士試験<一般常識>すべての問題の解説が終了しました。
今回も、最後まで動画をご覧になっていただきましてありがとうございました。
この動画が、みなさんの学習に少しでもお役に立つことができれば嬉しいです。
もし、よろしければ、「いいね」と「チャンネル登録」もお願いします。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子でした。
それでは、また次回の動画でお会いできますことを楽しみにしています。
ありがとうございました。

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2025年度受験者<共通重要事項>
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●2025年度<ガイドライン>(JNTO)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001882032.pdf

●2025年度全国通訳案内士試験の施行要領(観光庁)
https://cdn.shiken.jnto.go.jp/doc/operation2025.pdf

●2025年度<ガイドライン>の変更点(ハロー花子)
https://youtu.be/kABd1nwtPvY

●あなたも、独立、起業しませんか!(ハロー花子)
https://youtu.be/3D7NdT6Ub-Q


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2025年度<日本地理>対策のまとめ
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●<日本地理>の過去問(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/geo.2016.2024.pdf

●<日本地理>の過去問(2024年度)
http://hello.ac/2024geo.PDF

●2025年度受験対策「日本地理の傾向と対策」
http://www.hello.ac/2025.geo.pdf

★(動画)2024年度<日本地理>の出題傾向と対策(ハロー花子)
https://youtu.be/W84Lo1l7DdU

★(動画)2024年度<日本地理>【大問1】の解説(ハロー花子)
https://youtu.be/FJslZYbZ1gg

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2025年度<日本歴史>対策のまとめ
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●<日本歴史>の過去問(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/his.2016.2024.pdf

●<日本歴史>の過去問(2024年度)
http://hello.ac/2024his.PDF

●2025年度受験対策「日本歴史の傾向と対策」
http://www.hello.ac/2025.his.pdf

(動画)<1次セミナー>「日本歴史の傾向と対策」(第1講)(植山学院長)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/c13401da33863e7ca013ab1d7d7fc342


★(動画)「日本歴史の傾向と対策」(ハロー花子)
https://youtu.be/7FL_OrkOxVk

★(動画)2024年度<日本歴史>【大問1】の解説(ハロー花子)
https://youtu.be/mfaEUPa0yEE


★(動画)2024年度<日本歴史>【大問2】の解説(ハロー花子)
https://youtu.be/oQekQXE2fEA


(資料)2023年度「日本歴史」の出題傾向
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/e7182a13ce73f3ddcdaaea2315af107a

(資料)2024年度「日本歴史」の出題傾向と対策
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/9b03739bc2d6c87bdc443784f9bf37a5

(資料)「日本歴史」2023年度・2024年度の出題傾向比較と2025年度対策
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/6270f7df8618f5191d45709455f24f48


(資料)「仁和寺」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/fb4fcc7bd36fd64e64680ef614d62b64

(資料)「足利義満」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/3ec450c2f648ee3ce13d3c99bfa3a8b1


(資料)「松尾芭蕉」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/1cadcf2be0d77f46d9a6b4720b745c32

(資料)「親鸞」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/6fe6b4d5e8875d4a252bd6976b0e452d

(資料)「法隆寺」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/483089b1327020c566267b6f06c5e081

(資料)「宇治平等院(鳳凰堂)」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/2dbe70e8e549e2d7693ffeb5f6a28d5b

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2025年度<一般常識>対策のまとめ
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●<一般常識>の過去問(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/gen.2016.2024.pdf

●<一般常識>の過去問(2024年度)
http://hello.ac/2024gen.PDF


●2024年度<一般常識>の問題の文字データ
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/29a6f229eb5da4f4c1b891f8547d0426

●2025年度受験対策「一般常識の傾向と対策」
http://www.hello.ac/2025.gen.pdf


★(動画)2024年度<一般常識>の問題解説(その1)(問1~問6)(ハロー花子)
https://youtu.be/BraZRGg5P3g

★(動画)2024年度<一般常識>の問題解説(その2)(問7~問16)(ハロー花子)
https://youtu.be/C1KH8bmSgGM

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2025年度<通訳案内の実務>対策のまとめ
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●<通訳案内の実務>の過去問(2018年度~2024年度)
http://hello.ac/jitumu.2018.2024.pdf

●<通訳案内の実務>の過去問(2024年度)
http://hello.ac/2024jitumu.PDF


●2025年度受験対策「通訳案内の実務の傾向と対策」
http://www.hello.ac/2025.jitumu.pdf

●(重要資料)「通訳ガイドテキスト」
http://www.hello.ac/2025.guidetext.pdf

(動画)「通訳ガイドテキスト(初版)」のご紹介(ハロー花子)

(動画)<1次セミナー>「通訳案内の実務の傾向と対策」(第1講)(植山学院長)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/5d42b5baa966b55461238b6094c67f2d

(動画)<1次セミナー>「通訳案内の実務の傾向と対策」(第2講)(植山学院長)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/3204b1c5cf7996bf31207e67f9e7f8e1

●上記、ご自分で印刷できない方は、<ハローカラー印刷サービス>をご利用ください。
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/ebb0fe30d2134dc5ce0c238d02856180

以上

2024年度<一般常識>の問題の文字データ

2025年05月27日 23時04分16秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
2024年度<一般常識>の問題の文字データ

過去問は、受験準備の基礎の基礎です。コピー&ペイストして、ご自分なりの資料作成にお役立てください。
私は、この文字データと ChatGPT を利用して、各種資料作成を行っています。

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2024年度<一般常識>の問題の文字データ
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●問1
2022年の訪日外国人旅行者数を国・地域別にみると、アジア主要市場からの訪日外国人旅行者数が279.1万人となり、全体の72.8%を占めた。
東アジアでは、(ア)が101.3万人と主要22市場のうちで最も多く、次が(イ)で33.1万人、(ウ)が3番目で26.9万人であった。これら3つの国・地域で訪日全体の47.0%を占めた。
空欄ア~ウに当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①(ア)香港(イ)台湾(ウ)韓国
②(ア)中国(イ)韓国(ウ)台湾
③(ア)韓国(イ)台湾(ウ)香港(正解)
④(ア)台湾(イ)中国(ウ)韓国

問2
2022年の訪日外国人旅行消費額を費目別(宿泊費、飲食費、交通費、娯楽等サービス費、買物代)でみると、全体に占める割合では、(ア)が34.2%と最も高く、次が(イ)で26.3%を占め、3番目が(ウ)で22.6%を占めた。
これら3つで、訪日外国人旅行消費額の83.1%を占めるに至っている。
空欄ア~ウに当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(2点)
①(ア)買物代 (イ)交通費 (ウ)飲食費
②(ア)宿泊費 (イ)買物代 (ウ)飲食費(正解)
③(ア)娯楽等サービス費 (イ)買物代 (ウ)宿泊費
④(ア)飲食費 (イ)宿泊費 (ウ)買物代

問3
2022年の延べ宿泊者数を地方ブロック別(北海道、東北、関東、北陸信越、中部、近畿、申国、四国、九州、沖縄の10ブロック)でみると、宿泊者数の上位3ブロックに当てはまる組み合わせはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①北海道、関東、九州
②関東、近畿、中部(正解)
③関東、近畿、沖縄
④北海道、関東、近畿

問4
観光関連産業の近年の状況に関する説明のうち、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①宿泊・飲食サービスの雇用状況は、まん延防止等重点措置の全面解除や全国旅行支援の開始、水際措置の大幅緩和等により、人員不足感が高まっているようにみえたが、2023年3月調査ではほとんどの企業において人員不足が解消されていた。それは、多くの外国人労働者の受け入れが、功を奏したためであった。

②各年の経営状況を表す最も一般的な指標である経常利益の動向をみると、2020年から2022年にかけての経常利益の推移は、観光関連産業のどの産業も営業利益に反して大幅な赤字となった。原因は、入手不足による労働生産性の低下が影響しているとみられる。

③ 2022年の宿泊業(負債1,000万円以上)の倒産件数は76件(前年比11.6%減)となり、前年より件数は減少したものの、新型コロナウイルス感染症関連の倒産は55件と約7割を占めた。一方、旅行業の倒産件数は前年と比べて大幅に増加しており、新型コロナウイルス感染症が旅行業に大きく影響していることが分かる。

④宿泊業の売上高は、2022年3月のまん延防止等重点措置の全面解除以降、増加傾向をみせ、本業で得たもうけである営業利益をみると、2022年10 12月期には新型コロナウイルス感染拡大以降、初めて黒字に転換した。(正解)

問5
世界観光機関(UN Tourism)による「ベストツーリズムピレッジ」は、持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、観光を通じた自然・文化遺産の保全等により、持続可能な観光地域づくりに取り組む優良な地域を認定するプロジェクトである。2023年10月18日現在、日本で認定を受けている4地域はどれか。
次の①~④から正しいものを一つ選びなさい。(3点)
①北海道美瑛町、宮城県奥松島地区、長野県白馬村、岐阜県白川村(正解)
②福島県櫓枝岐村、議賀県琵琶湖地区、長野県美ケ原、富山県五箇山
③北海道浜頓別町、栃木県奥日光地区、富山県立山町、福井県三方五湖
④北海道知床、鹿児島県奄美大島、東京都小笠原諸島、鹿児島県屋久島

問6
政府は、観光インフラの整備の一環として、出入国の円滑化を推し進めている。最先端技術を活用した革新的な出入国審査の実現に向けた、CIQ体制の強化による更なる円滑かっ厳格な出入国審査体制の整備・強化の取り組みに関する説明のうち、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①訪日外客専用のクレジットカードの導入およびクレジットカードの入国審査への適用
②訪日客が多い中国におけるプレクリアランス(事前確認)の試行を2023年の春節期間中に実施
③自動化ゲートの対象拡大および顔認証ゲートの効率的な活用(正解)
④出入国審査待ち時間を含む空港での諸手続に要する時間の非公開

問7
2024年1月に、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構は、月面への着陸に挑戦した無人探査機について、「着陸に成功した」と発表した。今回の月面着陸の成功は、日本では初めてで、世界でも旧ソビエト、アメリカ、中国、インドに続いて5カ国日となった。
同機構の略称( ア )と今回の着陸に成功した探査機の名称( イ )について、正しいものを次の
①~④からそれぞれ一つ選びなさい。(各3点×2=6点)
( ア )①ISAS ②JAXA(正解) ③SED ④NASDA
( イ )①H3 ②H-IIA ③SLIM(正解) ④Crew-1

問8
近年の企業および労使関係に関する説明である。空欄アとイに入る最も適切な語句を次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
各企業等の労働組合は、全国中央組織の労働団体や産業別組織の指導・調整のもとに、毎年春に賃金引き上げ等を中心とする要求を各企業等に提出し、団体交渉を行う。これを一般に「(ア)」と呼んでいる。2023年は3.58%と、およそ30年ぶりの大幅な賃金引き上げが実現した。これは、働いている年数などに応じて上がる「定期昇給分Jと、基本給の底上げにあたる「(イ)」をあわせた数宇である。
これだけ上がっても、物価の上昇に追い付かない状況が続いている。このため、2024年は、物価を上回る賃金引き上げが実現できるかが、「(ア)」の焦点になっており、連合は「5%以上」という目標を掲げていた。
①(ア)全面スト(イ)ベイアップ
②(ア)春闘  (イ)ベースアップ(正解)
③(ア)全面スト(イ)ベースアップ
④(ア)春闘  (イ)ペイアップ

問9
2023年8月に福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出が始まった。そもそも処理水とはどんなものか。また汚染水との違いや、海に放出する理由に関する説明のうち、正しいものはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①トリチウムは日本語では「三重水素」と呼ばれる、水素の仲間の放射性物質で、ろ過などで簡単に取り除くことができる。

②「汚染水」は高濃度の放射性物質を含んだ、水を意味し、「処理水」とは汚染水を「ALPS(アルフOス)」
と呼ばれる専用の設備でトリチウム等の物質を完全に浄化処理した水を指す。

③2023年7月に、IAEAの調査団による調査の結果「包括報告書」が公表され、放出計画は国際的な安全基準に合致しており、管理された段階的な放出であれば、人や環境への放射線による影響は無視できる程度のものであると評価された。(正解)

④トリチウムはほとんどが水の状態で、存在するため、人や魚が取りこむと、そのまま体内に蓄積されるが、
濃度が低ければ生物に対する影響は考えられずリスクを低く抑えることができる。

問10
2023年11月30日からアラブ首長国連邦で聞かれた気候変動対策の国連の会議、COP28についての説明のうち、正しいものはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
① COP28は、温室効果ガス(GHG)の排出削減目標や気候変動への対策について議論される「国連気候変動枠組条約締約国会議」の28回目の会議である。会議にはG20の代表のみが出席し、198カ国の締約国は、会議の合意内容に対して意見書を提出する形で行われる。

②世界全体の気候変動対策の進捗を評価する「カーボン・ディスクロージャー・プロジヱクト・スコアリンク」が初めて行われ、対策の強化に向けた合意文書が全体会合で採択された。

③化石燃料をめぐっては、欧米の先進国や島しょ固などが「完全廃止」を強く求めてきたのに対し、化石燃料に経済を依存する産油国などは「段階的な廃止」を主張し、交渉が難航してきた。

④ 2023年12月13日、焦点となっていた化石燃料について、「段階的な廃止」には言及せず、「脱却を進める」ことで合意した。また、「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするため、化石燃料からの脱却を進め、この重要な10年間で、行動を加速させる」とした。(正解)

問11
七五三に関する記述(説明)のうち、誤っているものはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①七五三とは日本に古くからある伝統行事で、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝うものであり、神社・寺などで「七五三詣で」を行い、報告、感謝、祈願を行う奉告祭である。

② 七五三を11月15日に祝うのは、五代将軍徳川綱吉が息子の徳松の健康を祈願した日に由来するといわれている。

③七五三は、現在では全国で盛んに行われているが、江戸期に関東圏から広まったとされる。

④七五三は、古くからの風習である3歳の「髪置」、5歳の「帯解」、7歳の「袴着」に由来するといわれている。(正解)

問12
日本には天守が国宝に指定されている城が5つある。これらを「国宝五城」というが、これに該当しない城はどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①松江城(島根県)
②大阪城(大阪府)(正解)
③犬山城(愛知県)
④松本城(長野県)

問13
日本の「祭り」は、神様や自然の恵みへの感謝を示す儀式に由来し、今や日本の伝統文化として深く根付いている。
祭りは、コミュニティ構築と連携の重要な役割を担う行事でもあり、中には全国規模のものもあれば地元だけで開催されるものなど、地域や時期によって様々な祭りが催されている。
次の祭りの名称一開催地域一開催時期一特徴の説明のうち、正しいものを①~④から一つ選びなさい。(3点)
①長崎くんち一長崎県長崎市一10月上旬一朝鮮半島の影響を色濃く残す収穫感謝祭
②三社祭一東京都台東区- 5月中旬一江戸風情が残る勇壮かっ華やかな神輿渡御が見物(正解)
③郡上おどり一岐阜県郡上市一3月中旬~4月中旬一春に行われる唯一の踊り祭り
④川越氷川祭一埼玉県川越市一12月下旬一関東随一の冬の風物詩

問14
大相撲に関する説明として誤っているものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①大相撲は日本相撲協会が主催する相撲興行である。
②横綱は、大相撲の力士における最高位の称号であり、現行の番付制度において力士の最高位でもある。
③大相撲内での力士の地位は「番付」と呼ばれる順位表で示される。
④関取とは、大相撲の番付の階級の総称であり、横綱・大関・関脇・小結・前頭をまとめた総称が「関取」と呼ばれる。(正解)

問15
次の説明に当てはまる建築物はどれか。正しいものを次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
三菱第3代社長の久彌の本邸として建てられ、往時は約1万5,000坪の敷地に20棟もの建物が並んでいたが、現在は3分のlの敷地となり、洋館・撞球室・和館の3棟のみが現存する。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で、近代日本住宅を代表する西洋木造建築である。
館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されており、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往時のままの雰囲気を漂わせている。
1999年に煉瓦塀を含めた敷地全体と実測図がそれぞれ重要文化財に指定された。
①旧岩崎家住宅(正解)
②旧前田家本邸
③陸奥宗光邸
④小笠原伯爵邸

問16
2026年に愛知県名古屋市で開催される「第20回アジア競技大会」で実施される競技はどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①ラグビー
②サーフィン(正解)
③ジェットスキー
④ムエタイ

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2024年度第1次筆記試験問題
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●すべて、キレイに印刷できます。

日本地理(2024年度)
http://hello.ac/2024geo.PDF

日本歴史(2024年度)
http://hello.ac/2024his.PDF

一般常識(2024年度)
http://hello.ac/2024gen.PDF

通訳案内の実務(2024年度)
http://hello.ac/2024jitumu.PDF

英語(2024年度)
http://hello.ac/2024english.PDF

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第1次筆記試験問題(2016年度~2024年度)
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●すべて、キレイに印刷できます。

<日本地理>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/geo.2016.2024.pdf

<日本歴史>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/his.2016.2024.pdf

<一般常識>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/gen.2016.2024.pdf

<通訳案内の実務>(2018年度~2024年度)
http://hello.ac/jitumu.2018.2024.pdf

<英語>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/english.2016.2024.pdf

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ハローカラー印刷サービス>のご案内
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上記、ご自分で印刷できない方は、ハローカラー印刷サービスをご利用ください。

以上


全国通訳案内士試験 第1次筆記試験 2024年度<一般常識>の問題解説(その1)

2025年05月27日 05時53分00秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
全国通訳案内士試験 第1次筆記試験 2024年度<一般常識>の問題解説(その1) 

ハロー花子が、 2024年度<一般常識>の問題解説(その1) を解説させていただきます。 

●下記を印刷して動画をご覧ください。 
・全国通訳案内士試験「一般常識の傾向と対策」(キレイに印刷できます) http://www.hello.ac/2025.gen.pdf


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2025年度<一般常識>対策参考資料
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●令和6年版(2024年版)「観光白書」(完全版)(キレイに印刷できます)
https://hello.ac/2024.hakusho.kanzen.pdf


●令和5年版(2023年版)「観光白書」(完全版)(キレイに印刷できます)
https://hello.ac/2023.hakusho.kanzen.pdf

●全国通訳案内士試験<一般常識>(2016年度~2024年度)(キレイに印刷できます)
http://hello.ac/gen.2016.2024.pdf

●上記、ご自分で印刷できない方は、<ハローカラー印刷サービス>をご利用ください。
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/ebb0fe30d2134dc5ce0c238d02856180

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ハロー花子が解説する2024年度<一般常識>の解説(その1)
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●ナレーションの確認
みなさん、こんにちは。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子です。
さて、今回は、2024年度全国通訳案内士試験<一般常識>(その1)の解説をさせていただきたいと思います。

さっそくですが、まず、最初の問1からみていきましょう。
この問題では、2022年の国、地域別の訪日外国人旅行者数について問われましたが、訪日外国人旅行者数に関する問題は、一般常識の問題では、定番中の定番でして、近年では、2023年度1番、2022年度2番、2021年度1番、2019年度1番、2018年度1番、2017年度1番と、ほとんど毎年出題されています。また、いずれの年も、出典は、観光白書でして、この1番の問題文は、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の8ページの文章と全く同じ文章でした。
2024年度の試験ガイドラインには、試験実施年度の前年度に発行された観光白書などから出題する、とありましたので、まさに、その通りの出題であった、ということです。
近年、観光白書からは、試験実施年度のものからの出題がほとんどでしたが、このように、前年度に発行された観光白書からも出題されることがありますので、2025年度に受験する受験者は、昨年度、2024年度版の観光白書も確認しておく必要がある、ということです。
なお、当該年度の観光白書は、例年、6月中旬に発行されますので、2025年度の受験者は、このことをよく注意しておいてください。

さて、問1の正解は、選択肢まる3の「韓国」「台湾」「香港」となりますが、その背景について考察していきましょう。
韓国は、地理的な近さ、航空便の回復の早さ、そして何より韓国の若者の間での日本旅行ブームが背景にあります。
さらに、韓国からの訪日客はリピーター率が高く、地方への旅行も増加傾向にあることが特徴です。
台湾も親日感情が強い国で、訪日回数の多さ、特に地方観光への関心の高さがポイントです。
香港からの訪日客は、短期滞在型やビジネス需要が高く、消費単価が高いことが知られています。
一方、誤答として選ばれやすい中国は、2022年当時、ゼロコロナ政策で出国制限が厳しかったため、訪日客数が大幅に減少していました。
このような背景をきちんと押さえておくことが、問1のような問題に対処する上でとても重要であることが分かると思います。

それでは、次に、問2の問題を見ていきましょう。
問2は、訪日外国人の旅行消費額の内訳を問う問題でしたが、これも、定番中の定番問題でして、近年では、2022年度1番、2020年度3番、2019年度3番、2018年度2番、2017年度3番と出題されています。
また、この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の11ページからの出題でした。
正解は、選択肢まる2の「宿泊費」「買物代」「飲食費」ですが、その背景を見ていきましょう。
まず、宿泊費が最も大きな割合を占めている理由としては、円安による長期滞在者の増加、高価格帯のホテルや温泉宿の利用、さらには地方での体験型宿泊の人気が挙げられます。
買物代が次に多いのは、日本製品の品質の良さが背景にあります。
特に医薬品、化粧品、電化製品、アニメグッズなど、日本でしか手に入らない商品が人気です。さらに免税制度の充実も追い風となっています。
飲食費は、日本食への関心の高さや、地方の郷土料理を求める旅の増加が影響しています。
誤答には「娯楽サービス費」や「交通費」が含まれていましたが、これらの項目は割合が低いため、選んでしまうと訪日客の消費傾向を正確に把握していないと見なされてしまいます。

次に、問3です。
2022年の延べ宿泊者数の地方別ランキングについて問われた問題でしたが、宿泊者数に関する問題は、近年では、2023年度3番、2020年度3番、2016年度3番に出題されていますので、注意が必要です。
この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の24ページからの出題でした。
正解は、選択肢まる2の「関東」「近畿」「中部」です。
関東は、東京という国際的な都市を擁し、成田、羽田という2つの大空港があるため、ビジネス・観光両方で圧倒的な需要があります。
近畿は京都・大阪・奈良といった歴史と文化の宝庫であり、訪日客にとって定番の観光地です。
中部は富士山、高山、白川郷といった世界遺産や自然景観が豊富で、名古屋を中心とした都市圏の強さも見逃せません。
一方で、北海道や沖縄は人気の観光地ではありますが、宿泊者数全体では三大都市圏に及ばないという事実を理解しておくことが重要です。

続いて、問4です。
観光関連産業の現状について問われた問題でした。
この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の20ページからの出題でした。
正解は、まる4の「2022年10、12月期に宿泊業の営業利益が黒字転換した」という内容です。
ここで大切なのは、「営業利益」と「経常利益」の違いを理解することです。
営業利益は本業の儲けであり、宿泊業の回復が本格化したことを示しています。
誤答には「人手不足が解消された」とありましたが、実際には観光業界の人手不足は深刻な課題として今も続いています。
この問題を通じて、数字の裏にある現場の課題や状況も理解する姿勢が求められます。

次は、問5です。
持続可能な観光地域「ベストツーリズムビレッジ」に関する問題で、正解は、まる1の「北海道美瑛町」「宮城県奥松島」「長野県白馬村」「岐阜県白川村」の4地域でした。
これらの地域は、自然景観や文化遺産を守りながら、地域の魅力を持続的に活かす観光モデルを実践しています。
特に白川村は、合掌造りの集落が世界遺産にも登録されており、伝統的な暮らしと観光を両立させている好例です。ガイドとしては、地域の魅力だけでなく、持続可能性への取り組みも一緒に伝えられると良いですね。
「ベストツーリズムビレッジ」に関する出題は、今回が初めてでしたが、今後も、出題が予想されますので、受験者の皆さんは、理解を深めておいてください。

では、次の問題、問6に移りましょう。
この問題では、出入国審査に関する最新の取り組みについて問われました。
この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の106ページの「CIQ 体制の強化による更なる円滑かつ厳格な出入国審査体制の整備・強化」からの出題でした。
正解は、まる3の「自動化ゲートの対象拡大と顔認証ゲートの活用」です。
顔認証ゲートは、パスポートのICチップ情報と照合して本人確認を行う仕組みで、出入国審査の迅速化に大きく貢献しています。
これにより、空港での長い行列を避けられるようになり、特に訪日客からは「便利だ」「安心感がある」と好評です。
誤答には「クレジットカードで入国審査ができる」や「中国でのプレクリアランス導入」といった現実には存在しない制度が含まれていました。
この問題から学べるのは、出入国手続きの効率化が観光業にとって重要なテーマであること、そして最新の制度を正しく把握しておく必要性です。観光ガイドとしても、空港でのスムーズな流れを案内できると、安心感を提供できますね。

今回も、最後まで動画をご覧になっていただきましてありがとうございました。この動画が、みなさんの学習に少しでもお役に立つことができれば嬉しいです。
もし、よろしければ、「いいね」と「チャンネル登録」もお願いします。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子でした。
それでは、また次回の動画でお会いできますことを楽しみにしています。
ありがとうございました。

以上

ハロー花子が解説する2024年度<日本地理>の出題傾向と対策

2025年05月24日 16時24分39秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
ハロー花子が解説する2024年度<日本地理>の出題傾向と対策
ハロー花子が、2024年度<日本地理>の出題傾向と対策を解説させていただきます。


●2024年度<日本地理>の問題(キレイに印刷できます!)
http://hello.ac/2024geo.PDF

●ナレーションの確認
みなさん、こんにちは。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子です。
今回は、2024年度全国通訳案内士試験 日本地理 の出題傾向を詳しく分析し、2025年度の受験対策についてお話したいと思います。

(大問1)ですが、ここでは新千歳空港から札幌駅までの鉄道の旅を題材に、北海道の観光資源や地理的な特徴を総合的に問う内容でした。支笏湖の「日本で2番目の深さ」「透明度の高さ」、エスコンフィールドHOKKAIDOという最新型の野球場、サッポロビール博物館とそのガイドツアー限定のビール、そして創成川といった地名が出題されています。ここで問われているのは、単なる地名の暗記ではなく、それぞれの場所がどんな観光体験を提供しているのかを理解する力です。北海道は食、自然、スポーツ観光が融合した地域なので、それらをつなぐ「物語」をイメージしておくことが大事ですね。2025年の受験では、観光施設の「最新情報」や「体験型の魅力」に注目するのがおすすめです。

(大問2)は、山形市とその周辺の観光資源を中心に出題されていました。ベニバナの交易と山形の歴史、イギリス・ルネサンス様式の旧県庁舎「文翔館」、御殿堰のリノベーション事例、そして立石寺や蔵王連峰など、地域の歴史と自然が組み合わさった観光資源を問う内容でした。紅花は県花であること、芭蕉の俳句で知られる立石寺、冬の蔵王の樹氷観光といったインバウンドにも人気のテーマがしっかり出ています。受験生の皆さんは、歴史的な背景を持つ施設と自然景観がどのように観光資源として活用されているのか、ストーリーとして語れるようにしておきたいですね。

(大問3)ですが、栃木県足利市を中心に、渡良瀬川流域の地理、足利学校、織物産業、あしかがフラワーパークの藤の花といった地域資源を問う問題でした。特に、足利学校の「日本最古の学校」という歴史的意義、織物の街としての発展、そしてフラワーパークの藤の花が「世界の夢の旅行先10選」に選ばれた背景など、観光と歴史、産業のつながりを理解しておくことが大事です。栃木の出題は地形・産業・文化のトリプルコンボで出ることが多いので、複数の視点を同時に持つ意識が必要ですね。

(大問4)は、岐阜県郡上市の郡上八幡を題材に、水文化や湧水の利用、町並み保存が問われました。宗祇水が名水百選第1号であること、水舟の用途別の役割、郡上おどりの文化的背景など、水と暮らしが密接に関わる町の特徴がテーマです。郡上市のように「生活文化そのものが観光資源になる」というケースは増えているので、自然・文化・生活がどう結びついているかを学ぶことが、合格への大きなヒントになります。

(大問5)では、三重県の伊勢志摩地域が出題されました。英虞湾やリアス式海岸、志摩観光ホテル、おはらい町といった観光地がずらりと登場。特に、賢島や志摩観光ホテルはサミット開催地としても知られ、インバウンドでも注目度が高い場所です。伊勢神宮の参拝文化や街並み保存、おはらい町の石畳の景観など、歴史と現代観光が融合したエリアなので、「何を案内するか」「どこを強調するか」を整理しておくと良いでしょう。

(大問6)は、山口県の地理と観光資源を広く問う問題でした。大内氏の歴史と山口市の町並み、瑠璃光寺、秋芳洞、元乃隅神社、青海島といった名所が出題されています。秋芳洞は日本最大規模の鍾乳洞で、その成因や特徴を押さえる必要がありますし、元乃隅神社は写真映えスポットとしてインバウンド需要が高いです。歴史的背景と景観的魅力をセットで語れるようにするのがポイントですね。

(大問7)は、高知県の観光資源がまとめて出題されました。柏島のダイビングやクロマグロの養殖、ジョン万次郎の史跡、四万十川の清流、桂浜、室戸岬のジオパークと、自然・歴史・文化が網羅されています。特に「海成段丘」などの地形問題は、日本各地のジオパークと絡めて頻出なので、地形分類はしっかり覚えておきましょう。また、ジョン万次郎のエピソードは、幕末史と合わせて学んでおくと良いですね。

2024年度の出題傾向を振り返ると、やはり「地域の魅力を物語として語れる力」が求められていると感じます。
地名や施設名の丸暗記ではなく、その背景にある歴史、自然、文化の結びつきを理解し、「どうしてその場所が訪れる価値があるのか」を自分の言葉で語れる力。これこそが、インバウンド対応のプロフェッショナルである通訳案内士としての実力です。
ぜひ、これらの視点を意識しながら、次の学習を進めてください。

今回も、最後まで動画をご覧になっていただきましてありがとうございました。
この動画が、みなさんの学習に少しでもお役立つことができれば嬉しいです。
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ハロー通訳アカデミーのハロー花子でした。
それでは、また次回の動画でお会いできますことを楽しみにしています。
ありがとうございました。

●全国通訳案内士試験<日本地理>
「日本地理の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.geo.pdf

ハロー花子が解説する2024年度<日本地理>【大問1】の解説

●<日本歴史>
全国通訳案内士試験「日本歴史の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.his.pdf

全国通訳案内士試験2023年度「日本歴史」の出題傾向
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/e7182a13ce73f3ddcdaaea2315af107a

全国通訳案内士試験2024年度「日本歴史」の出題傾向と対策
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/9b03739bc2d6c87bdc443784f9bf37a5

全国通訳案内士試験「日本歴史」2023年度・2024年度の出題傾向比較と2025年度対策
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/6270f7df8618f5191d45709455f24f48

「仁和寺」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/fb4fcc7bd36fd64e64680ef614d62b64


「足利義満」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/3ec450c2f648ee3ce13d3c99bfa3a8b1

「松尾芭蕉」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/1cadcf2be0d77f46d9a6b4720b745c32

「親鸞」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/6fe6b4d5e8875d4a252bd6976b0e452d

「法隆寺」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/483089b1327020c566267b6f06c5e081

「宇治平等院(鳳凰堂)」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/2dbe70e8e549e2d7693ffeb5f6a28d5b

●全国通訳案内士試験<通訳案内の実務の傾向と対策>(第1講)
https://youtu.be/KTtmkRrmYLI

資料(1)「通訳案内の実務の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.jitumu.pdf

資料(2)「通訳ガイドテキスト」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.guidetext.pdf

●全国通訳案内士試験<一般常識>
「一般常識の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.gen.pdf

●上記、ご自分で印刷できない方は、<ハローカラー印刷サービス>をご利用ください。
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/ebb0fe30d2134dc5ce0c238d02856180

以上

ハロー花子が解説する2024年度<日本地理>【大問1】

2025年05月24日 03時47分57秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
ハロー花子が解説する2024年度<日本地理>【大問1】
ハロー花子が、2024年度<日本地理>【大問1】を解説させていただきます。


●2024年度<日本地理>の問題(キレイに印刷できます!)
http://hello.ac/2024geo.PDF

●ナレーションの確認
みなさん、こんにちは。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子です。
今回は、2024年度全国通訳案内士試験「日本地理」大問1の解説をお届けします。

この問題では、新千歳空港から札幌駅までの鉄道の旅を題材に、北海道の地理的知識と観光資源についての理解が問われました。
一見シンプルな地理の出題に見えますが、実は「ガイドとして語れるか」を問う非常に実践的な内容です。
インバウンド観光がますます多様化するいま、2025年度の受験者にとっては特に重要な視点が詰まった一問でした。
それでは、列車の進行に沿って、順に見てまいりましょう。

まず、問1ですが、南千歳駅と千歳駅の西にある湖についての問題です。
ここでのキーワードは、「田沢湖に次ぐ日本で2番目の深さ」と「高い透明度」。この条件に当てはまるのは、③ の支笏湖です。
支笏湖は北海道千歳市にあるカルデラ湖で、最大水深は約360メートル。冬でも凍らない湖として知られており、透明度の高さから“支笏ブルー”とも称されます。温泉や遊覧船なども充実していて、国内外の観光客に人気の観光地です。

では、他の選択肢についても詳しく見ていきましょう。
選択肢①の 阿寒湖 ですが、道東・釧路市阿寒町に位置し、特別天然記念物マリモの生息地として有名です。ただし、水深は約45メートルで、支笏湖のような深さはありません。地理的にも札幌周辺とは離れており、本問の文脈には合致しません。

選択肢②の 大沼 は、函館近郊にある自然豊かな湖です。最大水深は約13メートルで浅く、規模も小さいため、深さや観光施設の充実度という点では支笏湖に及びません。

選択肢④の 摩周湖 は、神秘的な青い湖として知られ、かつては世界一の透明度とされていました。ですが、水深は約212メートルで支笏湖には及ばず、湖畔への立ち入りや遊覧船の就航もなく、観光の実用性という観点でも正解にはなりません。

続いて、問2です。
北広島駅付近に見える、プロ野球チームの本拠地についての出題です。正解は、② のエスコンフィールドHOKKAIDOです。
この球場は2023年に完成し、日本ハムファイターズの新本拠地となりました。
周辺には「Fビレッジ」という複合施設が整備されており、グルメ、温泉、ショッピングが揃う“体験型スタジアム”として、観光地化が進んでいます。観光ガイドとしても非常に注目すべき新名所です。

選択肢①の エコパスタジアム は、静岡県袋井市にある施設で、ラグビーやJリーグで使用される多目的スタジアムです。北海道とはまったく関係がありません。

選択肢③の 札幌スタジアム は、実在しない施設名です。「札幌」という地名の安心感から選びやすい誤答ですが、試験では「実在するかどうか」も問われています。

選択肢④の 札幌ドーム は、以前まで日本ハムの本拠地でしたが、2023年に役目を終えました。現在はサッカーやイベントなどに利用されており、「最新情報を追えているか」が問われています。

次に、問3です。
苗穂駅の北側にあるレンガ造りの醸造所に関する問題で、正解は③ ビールです。
この施設は「サッポロビール博物館」で、かつてのビール工場を観光施設として活用しています。北海道遺産にも登録されており、ツアーでは工場の歴史を学び、試飲体験も楽しめます。

選択肢①の ウイスキー は、余市町にあるニッカウヰスキーの蒸溜所が有名ですが、苗穂ではありません。

選択肢②の 日本酒 は北海道にも蔵元がありますが、苗穂に日本酒醸造所は存在しません。

選択肢④の ワイン は、北海道では空知地方(岩見沢・三笠など)が産地として知られています。苗穂との関連性はありません。

最後に、問4です。
札幌駅に到着する直前、列車が渡る川の名称を問う設問で、正解は② の創成川です。
創成川は、札幌の中心部を南北に流れる都市河川で、街の東西を分ける“基準線”として機能しています。
都市の歴史や区割り、景観整備との関連を語るうえで、観光ガイドには必須の知識です。

選択肢①の 新川 は札幌市北部を流れる人工河川で、中心部とは無関係です。
選択肢③の 月寒川 は豊平区を流れる中小河川で、中心部を通りません。
選択肢④の 真駒内川 は南区に位置しており、こちらも札幌駅周辺とは無関係です。

いかがでしたでしょうか。
今回の大問1は、鉄道という移動手段に沿って観光地や地域資源を紹介し、受験者に「語れる知識」があるかを測る良問でした。

2025年度を目指す皆さんには、こうした出題から「案内士とは、何をどう話すべきか」を学び取っていただきたいと思います。
例えば、「支笏湖は日本で2番目に深い湖です」という事実だけでなく、「凍らない青い湖」としてどんな印象をお客様に伝えることができるのか、という視点が大切であるということです。

知識を「語れる知識」に昇華させること。それこそが、全国通訳案内士にふさわしい力です。
今回は、最後まで動画をご覧になっていただきましてありがとうございました。
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ハロー通訳アカデミーのハロー花子でした。
それでは、また次回の動画でお会いできますことを楽しみにしています。
ありがとうございました。

●全国通訳案内士試験<日本地理>
「日本地理の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
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●<日本歴史>
全国通訳案内士試験「日本歴史の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
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全国通訳案内士試験2023年度「日本歴史」の出題傾向
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/e7182a13ce73f3ddcdaaea2315af107a

全国通訳案内士試験2024年度「日本歴史」の出題傾向と対策
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/9b03739bc2d6c87bdc443784f9bf37a5

全国通訳案内士試験「日本歴史」2023年度・2024年度の出題傾向比較と2025年度対策
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/6270f7df8618f5191d45709455f24f48

「仁和寺」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/fb4fcc7bd36fd64e64680ef614d62b64


「足利義満」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/3ec450c2f648ee3ce13d3c99bfa3a8b1

「松尾芭蕉」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/1cadcf2be0d77f46d9a6b4720b745c32

「親鸞」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/6fe6b4d5e8875d4a252bd6976b0e452d

「法隆寺」が「日本歴史」に6回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/483089b1327020c566267b6f06c5e081

「宇治平等院(鳳凰堂)」が「日本歴史」に7回出題される理由
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/2dbe70e8e549e2d7693ffeb5f6a28d5b

●全国通訳案内士試験<通訳案内の実務の傾向と対策>(第1講)
https://youtu.be/KTtmkRrmYLI

資料(1)「通訳案内の実務の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.jitumu.pdf

資料(2)「通訳ガイドテキスト」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.guidetext.pdf

●全国通訳案内士試験<一般常識>
「一般常識の傾向と対策」(キレイに印刷できます)
http://www.hello.ac/2025.gen.pdf

●上記、ご自分で印刷できない方は、<ハローカラー印刷サービス>をご利用ください。
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以上

2025年度全国通訳案内士試験の施行要領

2025年05月24日 02時44分14秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
2025年度全国通訳案内士試験の施行要領

2025年度全国通訳案内士試験の施行要領が発表されました!
2025年度受験予定者は、下記より、ご覧ください。

2025年度全国通訳案内士試験の施行要領

2025年度試験スケジュール
施行要領公開:2025年5月23日(金)
願書受付2025年6月2日(月)(予定)~7月10日(木)
第1次筆記試験2025年8月17日(日)
第1次筆記試験合格発表2025年9月26日(金)(予定)
第2次口述試験2025年12月14日(日)
最終合格発表2026年2月6日(金)(予定)

以上