sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/8 林浩己原型 アトリエイット 青春少女 Extra edition 完成!

2020-02-24 09:55:10 | フィギュア

林さんの2020ワンフェス冬での新作、アトリエイット1/8青春少女 Extra edition が完成しました。
ワンフェスで林さんから購入、このキットは田川さんのアイデアで、田川さんの平面作品がそのまま立体になったような
凛とした雰囲気が魅力的、田川さんと林さんのコラボ作品と言えるでしょう。
田川さんの作品集、制作解説本がこのあと5月にアーマーモデリングより出版予定ですよ。


こちらがワンフェスで購入したレジンキット。林さんのキットは抜きも合いも素晴らしいので作りやすいです。
パーティングの段差などを消していきます。
手足に軸を打っていきます。

このようにしっかりと自立します。合いもぴったり。

塗装用の持ち手をつけていきました。


洗剤でよく洗ったあとミッチャクロンを吹いています。


タミヤのピンクサフをパラっと吹いて下地完了です。



アルキド樹脂絵の具のアキーラ、紫と黄緑を混ぜた色で皮膚の青っぽい部分を、オレンジで赤っぽくなる部分を
ラフに色を置いていき、その上から白とオレンジと黄土色と紫色を調色した肌色を硬めの毛のやや太い丸筆で
皮膚を一枚貼るようにコートしていきます。何度か撫でていると下に置いた色と混じってい色になったところで乾燥させます。



顔の部分もやや細めの筆で下地にオレンジ系と紫系の色を置いていき、自作の肌色でコートしていくと肌の色が出来上がります。
何度か撫でて、肌色もオレンジを強めにしたり紫を強めにしたりしながら部分で調整していきます。



ここでレオタードのパープルやレッグウォーマーの浅めのパープルの色を作り筆で塗装、全体をつや消しクリヤーでコートして乾燥させます。


瞬間接着剤で手足を合体


紫と茶色を混ぜた色で髪の毛を描き込んでいきます。毛の流れに沿って、穂先を使う要領で毛の先を描き込みました。





顔を細めの筆で描き込みます。ルーペの類は使っていないので、なんどもデジカメで撮影して拡大しながら確認しました。
眉毛は肌色に茶色系を混ぜた色で毛を描くようにつなげていき、目の部分はモールドにタミヤの墨入れ塗料のピンクブラウンや、アキーラのオレンジ系を流したあと、白目になる部分に肌色と白を混ぜた色を置き、黒目とアイラインを紫と茶色を混ぜた色で描き込んでいきます。なんどもデジカメで拡大しながら、目線を意識して描いていきました。








台に取り付けて完成です。




凛とした佇まいのフィギュア、魅力的ですね。






撮影ごとに違う表情を見せてくれます。



友人たちの作品とともに
3月発行を目指してフィギュアアンドドローイングズの新刊を編集しようと思います。
リアルフィギュアの本もどんどん増えてきて、人気が出てきましたね。
こちらの本も編集頑張りますので、よろしくお願いいたします。

既刊のフィギュアアンドドローイングズはこちらからどうぞ。





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パリの自動車画家、吉田秀樹氏のこと

2020-02-22 12:46:32 | 個展

本日、2/22より
名古屋のアウトガレリアルーチェにて、吉田秀樹氏の追悼展が始まります。
2020年2月22日(土)〜5月10日(日)

吉田さんと初めて会ったのは、1993年ごろのレトロモビルだったか。
その頃入会したクラブルノーキャトルジャポンで親しくお世話になった写真家のNさんから吉田さんのことを聞き
それまでスクランブルカーマガジンのスクランブルギャラリーで作品を拝見して
ミニカーショップコジマさんが開催した展示会で作品は見ていましたが
初めて行ったパリのレトロモビルでご挨拶し、荷物を置かせてもらって広い会場をただただ
宙に浮いたような足が地に着かない気分で見て回ったのを覚えています。そしてよく年のレトロモビルは
Nさんとともにパリを散歩して周り、吉田さんのルノー11で夜のパリを徘徊したり
アトリエにNさんとともにお邪魔しておもちゃコレクションや意外に小さい作業机で
描きかけの作品を見てお話を伺ったりしました。
黄色いエスを預けているガレージに行ったり、ランボルギーニエスパーダに乗るマダムの
ガラージュを訪ねたり。
レトロモビルでも車をスケッチして回って吉田さんに見ていただいたりしていました。




この写真は2001年にレトロを訪ねた際に吉田さんから聞いて
パリからモンレリーに走るラリーに出場する吉田さんを応援に行った時の写真です。
黄色いエスと吉田さん。まだ薄暗いエッフェル塔の下がスタートで、エンジン音と熱気で
寒いパリで熱くなっていました。


吉田さんのアトリエも訪ねて皆で奥様の絵本作家、アネットさんの手料理もいただきました。






その時のレトロでのスケッチ
マトラのブースでスケッチしていたら、ブースのお兄さんが「ベルトワーズが来ているよ」と声をかけてくれて
サインをもらいました。

魔法のようなことが起こるレトロモビル。

パリでお世話になった吉田さん、
吉田さんの絵にはどこか吸い込まれるような、どこかに連れていかれるような崇高さがあります。
それを見た時の感触を確かめに
期間中に名古屋へ向かおうと思います。


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FORD Mk-IV フォードマーク4 1967 水彩画

2020-02-19 19:19:28 | 模型

フォードVSフェラーリの映画の最後にちらっと触れられたフォードマーク4
GT40プロジェクトの完成形としてアメリカで非常に人気がある車です。
日本ではあまり知られていませんが、1966年のGT40の1-2-3フィニッシュの後
オールアメリカンの象徴としてシェルビーアメリカンとフォードで開発を進め
1967年ガーニーやマクラーレン、アンドレッティのドライブでセブリングやルマンで優勝を飾り
フォードの花道となりました。


31×41センチのアルシュ水彩紙に鉛筆でデッサンして形をとります。なかなかバランスを取るのが難しい車ですね。


まずは背景から色を置いていきます。


右下のルマンのマクラーレン/ドナヒュー車から


左上はルマンのガーニー/フォイトの優勝車ですね。


センターはアンドレッティ/マクラーレンの黄色いセブリング優勝車。


黄色を汚さないようにライトやウィンドウの色で締めて完成です。

マーク4、かっこいいですね。
売約済みとなりました。ありがとうございました。
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ジェームスとナマダのエキシビジョん 寺田克也氏ドローイング

2020-02-16 10:23:33 | 個展

昨日はジェームスとナマダちゃんのエキシビジョンへ行ってきました。
アメリカ在住のジェームスの作品はフィギュアのモデリングと素晴らしいドローイング。ナマダちゃんがモチーフになっていますよ。





ジェームスのデジタルモデリング。フィニッシュはすとりーむじろーさんやParkさん、たかちんさん。
どれも素晴らしい。ナマダちゃんにそっくり







ナマダコは本物の北海道産の大ダコだそうです。










ジェームスのドローイングも販売中
ラルフローレン奥のFor Your Pleasure Directed by INFAMOUS COLLECTIONSさんで本日までです。

干し芋も買ったよ。








新御徒町のmogragギャラリーへ向かったらもうギャラリーは人でいっぱいでした。
寺田克也さんのライブドローイング。ペンで一発書きです。すごい熱気でした。1時間ほど立って鑑賞。







その後四谷デッサン会へ移動して、久しぶりにコスチュームクロッキー
10分デッサンを楽しみました。水彩楽しい!

体に栄養をあげた1日でした。
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1/25amt シェルビーコブラ289 ケンマイルズ  フォードvsフェラーリ 完成!

2020-02-15 09:37:58 | 模型

映画「フォードVSフェラーリ」冒頭で出てきたケンマイルズ のコブラ289、かっこよかったですね。
リバーサイドの実際のレースの画像があったので、AMTの名作から作ってみました。
おとといボディが出来上がったので昨日はまずエンジンから



ここまで組んで全体にシルバーを吹きます。タペットカバーの彫刻はヤスリで削り取っています。


筆塗りで雰囲気をつけます。プラグコードは細い針金を貼り付けて黒で塗っています。

エアクリーナーは黒と水色で塗り分け。エンジン完成です。


シャーシもシルバーを前の方に吹いてマスキング。ある程度組まないと取り付け角度が出ないので、どんどん流し込みで組んじゃいます。軸も入れてアライメントを取るように。

シルバーと黒で塗り分けて、ディスクブレーキはシルバーのマーカーでタッチアップ。


インテリアは黒を吹いてマスキングします。



周りにシルバーを吹きました。




シャーシにエンジンを搭載して、ラジエターやホース類を接着。
タイヤとホイールはポルトガルのフェルナンドピントモデル、FPPモデル製のレジン製
ホイールのワイヤーは金属線の編み込みです。
たくさん輸入したのに最後の一つとなりました。
まだオールドキットガレージに残っているかな。





インテリアを作ってマイルズのフィギュアを作りました。これはIMCのレースカー(昔ユニオンから出ていたシャパラルやローラなど)についていたフィギュアを実家で発掘したものです。インパネはリキッドクロームマーカーでメーター全体をシルバーにして、つや消し黒を薄く流しています。




そして上下合体。これはかっこいい。




エキパイもキットのパーツ。出口に穴を開けています。




ライトリムとフィラーキャップは秘蔵のさかつう製。レンズもモデラーズのレンズセットから。
フロントジャッキフックなこちらの3Dパーツ。この辺りはまたプリントする時があればブレーキダクトなどもつけたいです。
リヤフードのノブはモデラーズの金属製。
デカールはこちらも使っています。








軽く汚しを入れて完成です。
リヤのジャッキフックはついてないようなので外しました。









リバーサイドでは映画のように窓を割ったことはなかったようです。
リヤフードもベコベコにはしませんでした。
リバーサイドでは赤いデイブマクドナルドのコブラが優勝したようです。

映画のあのH-A-P-P-Yの歌が聞こえるような素敵なレースカーが出来上がりました。











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