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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/25amt シェルビーコブラ289 ルマンクーペ 1963

2025-01-16 13:13:43 | 模型

1/25のamt、何度作ったことか。
これは昔のモデルカーズのコブラ特集で憧れて以来の組み合わせ

1963年のルマン、イギリスのACカーズのグリーンとアメリカチームの白の2台の組み合わせ

この2台、内藤雷太名義の作例を見て衝撃を受けました。

当時ホイールの自作やバキュームのルーフ作成、細かい考証など驚きの作例でした。
造られたHさんとも最近お話しできる方になりました。

こちらのルマンルーフは昔秋葉さんに作ってもらった3Dパーツ。

ホイールやサイドベント、ライトリムや細かなジャッキフック、ダンドラのキャブレターなどの3Dパーツは昔作ったものです。

グリーンのデカールは昔作ったコブラデカールより。今回作った白の方は自作デカールです。

緑は数年前に作りましたが、白の方はキットは揃えていたので、今回やっと形にできました。

ルマンチャレンジの2台、こうして揃えると嬉しいです。



こちらがamtのボディ。
289のキットでこの成形色が曲者でした。
穴を開けてサイドベントを入れます。

少しはみ出してつけて

削っていきます。

寄せ集めパーツなので、トランクはサニーのキットより。筋彫りを追加。

隙間ができるので、カーブを合わせます。

トップを合わせていきます。

グレーサフのループ

シルバーを吹きました。

グランプリホワイトをブラシで吹くと、やはり黄色く染み上がって来ます。

また白を重ねたり。


デカールを自作します。

このラインの幅や色味にもこだわりました。



シャーシにエンジンを取り付け
キャブレターは3dパーツ



インテリアを製作

補機類の取り付け

姿勢の確認
ダンロップホイールは昔作りました。



シャーシとインテリアをボディにがっちりと接着します。

ライトなどの取り付け
リムも3dパーツです。
レンズはバルケッタ製

後ろもパーツの取り付け

識別灯やウィンドウなど

エキパイなども取り付け

2台を揃えることが出来ました。

コブラルマンチームの完成です。


3月のオートモデラーの集いin横浜で展示できればと思います。


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1/24 クライマックス シェルビーコブラ427

2025-01-13 11:53:00 | 模型


前から作りたかったクライマックスの
シェルビーコブラ427
80年代の高品質レジンキットの星
クライマックスの第一作目です。

前から持ってましたが仕上がりイメージが湧かず

ある時このコンペティションイメージが降ってきました。

キットはS/Cのストリート仕様ですが、
モデラーズのパーツなどを使いコンペ仕様に

この伸びやかで張りのある面は
白山さんの造形の賜物

若き白山さんが川口さんに持ち込み
何度もダメ出しを受けながら鍛え上げられた造形です。

これらのことは川口さんからお聞きしましたが
コジマの親父さんの審美眼にかないクライマックスとして80年代にコジマからリリースされることになります。

この長めのお尻のプロポーションがたまりません。

このディテールも

ライトはフジミのミニのものに



タイヤはキットのもので、多分サニーのLMの後輪では。サニーのLMもコジマプロデュースの川口さん原型だったかと。
ホイールはホワイトメタルのものが付属していましたが、リムを友人にアルミで挽いてもらいました。



ライトはフジミのミニに合わせて穴を開けます。キットはメタルの平板にレンズでした。

タイヤは踏ん張った感じに



シャーシ塗り分けをし、タイヤを接着
ボディはサフまで


白サフを塗り、コンペサークルの位置と大きさを検討


クレオスの黒をショット

調色したガーズマンブルー風の青をブラシで


マスクを剥がすと良い感じ

このイメージ
デカールは多すぎず少なすぎず

サイドパイプを合わせてみる。
こちらはモデラーズ製

フジミのミニのライトは丸みがあり良いですね

シートベルトはモデラーズ
一手間加えてシンプソン風に



インパネはモデラーズのFIAのメタルパーツ。
ステアリングはキットのもの。

ペダルが素晴らしい

インテリア映えますね

消火器は3dプリント、ロールバーは前向きのコンペ用で、モデラーズののFIAのもの



こちらのモデラーズのジャッキフック
真鍮パイプとエッチングと六角ボルト!

良い感じ!



お尻もパーツをつけました。


ここまでやって塗装したモデラーズのサイドパイプが見つからず
長すぎて合わなかったクライマックス製のメタルパーツを曲げて合わせると、こちらの方が良さそうです。



ワイパーを組み立てして取り付けて完成

タイヤデカールは自分ではリリースしたコブラデカールより。
細かなスポンサーデカールは手持ちのもの。







思い描いた姿に完成
クライマックスさすが。


5月のGW、吉祥寺ZMC展示会でご覧ください。







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1/12 MFH Ferrari 250GTO 1962

2025-01-09 14:53:00 | 模型


クリスマス前から作っていたヒロの 1/12
大作のフェラーリ 250GTOが完成しました。

あまり見ないストラダーレ仕様にして
吉田秀樹画伯のあのイメージで製作

あらゆるところにGTOらしさがあります。

シャーシはフルディテールですが
ボディを被せると一部しか見えないと言う贅沢さ

プロポーションは完璧
白山さんと川口さんのクライマックス譲りですね

車高やタイヤ、ホイールの大きさのバランスが決まりました。

このヒューズボックスも好き

トランクにはスペアタイヤ

ボディカラーの赤にもこだわりました。
少し朱色が入った赤で少し濁っています。
サフの上からシャインレッドを吹き、タミヤのイタリアンレッドを吹き、その後またシャインレッドで調整しました。

 250GTOらしさが溢れています。



ホイールは一本一本スポークを組んでいきます。

何周かすると出来上がり。
ホイール1本あたり2-3時間はかかりますね。

これは修行でした。タイヤの形状が素晴らしい

ここにモールドの段差

それぞれの内側パーツを接着とネジ留め

ドアは寸足らずなのでプラ板で延長

ここのヒンジが脆くて、ハンダ付けしようとしたら熱でバラバラになり、重たいフードのヒンジは諦めました。

ピストンとコンロッド

リアル!

クランクに組み上げます


シリンダーブロックに組み上げます。

こんな感じにピストンが

カムはここに入ります。

ここにバルブスプリングとカムがあり、

カムカバーをこの後接着するので
中身は見えなくなります。

カムカバーを黒塗装。エンジンブロックはメタルを生かして塗装なしです。

とても重たいエンジンに配線します

エキマニの取り付け



ミッションが付きます。


シャーシに搭載

ブレーキディスクはワイヤーブラシを当てながら回転させて回転痕を付けています、

前輪はステアします。
付属のピンでは組みづらいので
手持ちの時計ネジが活躍。
Amazonでセットで買いました。

デフ周りも組み立て接着

リヤの足回りです。

車高の確認。


ドアヒンジの調整もしておきます。


エンジンの見え方はこんな感じに

このウマが結構脆い感じですね

燃料タンク周りの組み立て


ファイヤウォールの組み立て
裏側は室内色です。

室内色はタミヤのチタンシルバーで塗りました。

シャーシにネジ留め

ラジエター周りはこんな感じに

シャーシ出来上がってきました。

ステアリングはエッチングを半透明の樹脂でサンドイッチ。ファレフォ筆塗りです。
右下のヒューズボックスも配線しました。

シートはガンダムカラーの青の後、リキテックスの筆塗りです。

なんとかパイプフレームを組み上げました。


この状態が美しい


ヒューズボックスの眺め

ドア断面もボディ側も分厚いので、穴を開けてネオジム磁石を埋めました。

エンジンベイの完成

ここまで来て、片田で持ち上げながらのマフラーの取り付け
重たいので大変。細いパイプフレームも何度も外れました。

マフラーエンドは左右割なので苦手なハンダ付け

磨いて整えます。



スペアタイヤのホイールはスポークもホワイトメタル製。10分で組み上がり。良い感じですね。


ボディがやっとグレーサフの色に



ここの穴の中は別パーツなので段差消しを


シャイレッドをグレーサフの上にブラシで吹いてから、タミヤのイタリアンレッドをブラシで。
その後もう少しオレンジ色を足したくなり、シャインレッドも混ぜて軽くオーバーコートして、スーパークリヤー3をブラシで吹きました。



シャーシと

窓落ちの部分を黒くしてからバキュームを合わせ

角を丸く落としボディに合わせて曲げた窓フレームを、接着します。GPクリヤーボンドを使いました。

リヤも角断面なので
やすりで削り込み


ボディに合わせてから

前後の窓の完成です。


ここのファスナーもいい感じ



ここもバキュームを切り出して志賀虫ピンで固定しました。

付属の糊付き革シートは印刷済みを切り出して、表裏を貼り合わせてます。
エッチングと志賀虫ピンで取り付け

ここ、見せ場ですね

なんとベルトはこんな感じ!

なんとか出来ました。
志賀虫ピンの1号を使ってます。

グリル内の馬は無しに

ライトがリアル
レンズは透明レジンなので、裏からエナメルのクリヤーを塗ってます。

ライトフレームも角断面を削り込み


丸くしてボディに合わせます。裏側も球面になるように削ってます。

透明カバーとボディに合わせて曲げたフレームを貼り合わせてから、ボディに接着


なんとか山場を越しました。

リヤ周りも完成

ドアの組み立て

内側はチタンシルバー

感無量

ここまできました。

室内もこのアングルは見納めですね。


インテリア

足回り

フロント

V12コロンボ

ついにネジで上下合体
ボディが5ミリほど開いていて、
力技でネジで合わせてます。
タイヤはトレッドやホイールアーチとの隙間に気をつけてスタンスを作りました。
馬の高さは、足回りに負担がかからないように、タイヤがギリギリ設地するくらいに少し上げてます。



ワイパーの取り付け

タイヤには小さめのダンロップデカールを。
24用の自分でリリースしたGTOデカールのものです。
エアバルブやセンタースピナーの取り付け


エンブレムを付けて完成です!

アップロードの上限100枚の製作記をご覧いただき、お疲れ様でした。
こちらの作品は5月のGW吉祥寺永谷ギャラリー2のZMC展示会でも展示予定です。
お楽しみに!

今年もよろしくお願いします。




















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明けましておめでとうございます

2025-01-01 08:56:48 | 模型

みなさま明けましておめでとうございます。

今年もスポーツカーズモデリングともどもよろしくお願いいたします。

去年のクリスマス頃から、意を決して作り始めた1/12のモデルファクトリーヒロ
フェラーリ250GTOを進めています。
今年も絵や模型、雑誌作りに取り組みます。

本年もよろしくお願いいたします。

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1/24クライマックス フェラーリ250GTO

2024-12-26 13:49:00 | 模型


作りたかった秘蔵のクライマックス製
フェラーリ250GTOをやっと製作することができました。

初期モデルカーズで憧れた一台

ヒロをずいぶん昔に作ったので
オリジナルが作れて感無量です。

当時高価なキットで、そのクオリティは
最高のものです。

90年代初めのレジンメタルキットになります。

なんとか当時のデカールも使えました。






フードは大きめのものを削り込み

抜群の雰囲気

ここは裏から削っていき



エッチングの切れ端をセンターに
貼ってます。

このアウトレットも彫り込み

パーツクリーナー、
ミッチャクロンの後グレーサフ

グレーサフの後のシャインレッドを
グレーサフの上にブラシで吹きます。

何度かシャインレッドを吹いた後
タミヤのイタリアンレッドに少し他の色を混ぜてブラシで

この後は年代物デカールへ


シワになったり、ノリが効かなかったりしながら
なんとかデカール貼り

ブラシでスーパークリヤー3を軽く吹いたらシワになり押さえ込んだり





何度か吹いてペーパーを当てて
デカールを押さえ込みました。
窓枠を塗り、ウィンドウも貼り付け



クライマックスホイールとコジマダンロッブ
は素晴らしい
ヒロはホイールサイズを大きくしてしまいます。

ホイールには軽くマイカシルバーを吹いてます。

シャーシを組んで

ホイールベースは短くなるようにメタルの車軸を曲げて、車高も落としています。


車軸を曲げています。

リヤの足回りは見つからないので
フジミから

ここまで組んで黒を吹き

室内はチタンシルバーを吹いてます。

足回りもいい感じ

小物パーツを取り付け



車高もいい感じ

川口さん設計のコロンボV12エンジン

ブロックは無塗装、ヘッドは良い感じ




キット付属の銅線を配線





真っ直ぐ載るように調整

なんとか真っ直ぐに

インテリア穴あけ

インパネ製作

口のメタルパーツが入らずなんとか
周りを削り込み、口から飛び出した部分をやすりで削り込む
心臓に悪いですね

インテリアはこんな感じ
青いシートはガンダムカラースプレー


インパネも良い感じに

佇まいリアルですね









フード上の造作

ジャッキアップポイント



手前は大昔に作ったヒロ


マフラー装着

挽物ライトも入らず削り込み

バキュームライトカバーの
切り出しと貼り込み

ドアノブは
挽物とエッチングの組み合わせ

ここも、





ワイパーの組み立てと接着
最初逆向きにつけて
インストを見て直しました。


ベルト類もつけて
最後にエンブレム





やっと完成出来ました。



こちらに参加できたら持っていきますね。


河西さんが作っていた
NAVIを考える雑誌
クラクション
1ページ参加させていただきました。、

代官山蔦屋書店やルガラージュなどで
見られるそうです。
Fujisanのブック通販サービスなどで
購入できるそうですので
ぜひご覧になってください。
スズキさんの前口上がまた読めるなんて
ちょっと感動しますよ

皆様良いお年を









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